「前作よりも原作っぽかった」ブレードランナー 2049 regencyさんの映画レビュー(感想・評価)
前作よりも原作っぽかった
『トータル・リコール』や『マイノリティ・リポート』など、過去に映画化されたフィリップ・K・ディック作品のエッセンスを全て詰め込んだような映像美にまず驚愕。
そして何より、前作自体ディック原作の設定を大幅に変えているのに、その続編である本作の方が『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』っぽかったという奇妙さ。
他のヴィルヌーヴ作品でもあった、無音状態を多用する演出は本作でも健在。それもあっての2時間43分という尺を良しとするかは、好みが分かれそう。
確実に言えるのは、この映画は曇りや雨といった天候が優れない日に観た方が絶対いいという事。
その方が帰路まで余韻に浸れるからだ。
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