ちょっと今から仕事やめてくるのレビュー・感想・評価
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原作未読です。
いい作品でした
泣ける…の前に吉田鋼太郎の白熱の演技!怖すぎ…それに対比して阿須賀くんの生真面目な青年の演技がよかったです。華ちゃんもこういう人いる!と、俳優陣の演技に圧倒されました。
そして福士くんの関西にいちゃんのKYさに主人公が助けられるところなど、身につまされたけど救いがあってよかった、とホッともできました。
本当に自死してしまう人は治りたくて鬱の薬を飲んでしまいその薬の影響で主人公が救われたみたいに周りの人のことなんかも考えられなくなって突発的に亡くなってしまうのだと思うけど、自分を攻撃する人に注目するのではなく、自分を気にかけてくれる人に対して日頃から目を向けよう、と改めて思えた、いい作品でした。両親とのシーンも、純(優)とのシーンもずっと泣けるのではなく、何度も込み上げるシーンがありました。映画の見せどころとしてはとっても上手いかなぁと。
東京センチメンタル観てるから大丈夫でしたが、それ知らないと吉田鋼太郎キライになる、リアルな感じでした(笑)
自分の夢をみつけるべき
凄く良かった
生きることの大切さを教えてくれる
吉田鋼太郎さん演じる部長のクズっぷりがすごい。主人公のことをクズクズ言うてるけど部長が一番クズだった。
黒木華さんの演技、さすがですね。
なんとも魅力のある女優さんです。
ヤマモトの正体は途中からなんとなく分かってくる。幽霊でないということは?と考えたら誰でも分かりそうなことでした。
あんな会社が実際にもたくさんあるんだろうなぁと考えると、恐ろしくなりました。
辞めて正解。
お母さん役の森口瑶子さんに癒されました。
相変わらずお綺麗です。
すっきり!
エンディングに心地よい風を吹かせる、成島監督による心優しい映画
優しい映画である。
いわゆる、"ブラック企業"あるいは"組織的パワハラ”をテーマにヒネリを効かせた、心震わせるプロット。成島 出監督だからこそ集まった、役者の演技レベルの高さに支えられている。
新人会社員"青山隆"の自殺の瞬間を救ってくれた、"ヤマモト"と名乗る見覚えのない、幼なじみ。"ヤマモト"との交流から前向きになる青山だったが、実は"ヤマモト"は3年前に自殺していたことが明らかになる・・・。
おそらく観る人・世代によって感じ方は様々かもしれない。それは"他人事"だから。
営業職で身を粉にしてきた世代は、"甘い"とか"使えない"と言いそうだし、むしろ、徹夜や残業を"勲章"のように誇りとしている人も少なくない。似たような現象に、学校やスポーツ指導での"体罰・暴言"もある。"これくらいで弱音を吐くか…!"という筋違いのスポ根である。
イジメも、自殺に追い込まれる前に、"転校すればいい"とよく聞かれる。本作では、(そんな会社は)"退職すればいい"ということになるが、当事者は、それさえもできない苦境に追い込まれているのが現実だ。
成島監督は、前作「ソロモンの偽証」(2015)でも、"学校内のイジメ"・"自殺"を描いていた。今作品は、"企業内イジメ"である。しかし社会メッセージのために、リアルな描写や、ミステリーのオチを用意したところで、当事者は救われない。
本作の良さは、いま現実に苦しんでいる人に手を差し伸べる内容になっているところだ。エンディングに心地よい風を吹かせるというイメージも「ソロモンの偽証」と共通している。
主演は、"ヤマモト"役の福士蒼汰ということになっているが、どちらかというと工藤阿須加とW主演といってもいい。福士蒼汰の明るい役柄は本作のテーマに対する清涼剤になっていて、こういう役は「仮面ライダーフォーゼ」(2011)を思い出す。工藤阿須加は、元プロ野球投手の工藤公康の長男。これも、"あぁ、クドウの息子か!"と言う時点でジジィなんだろうね。
脇役で黒木華が、しっかりと存在感を出している。また、小池栄子も成島組のひとりとして出演。
(2017/5/27/TOHOシネマズ日本橋/ビスタ)
自分を見つめる機会をくれた作品。
「ちょっと今から仕事やめてくる」見て参りました。福士蒼汰さんを主役に据えていたので、若い子向けのアイドル映画だと思ってたけど、そうではなかった。自分の心にグサッと刺さる一本だった。「自分を見つめる」とか「自分探し」みたいな空想は信じない私ですが、この映画は違った。素晴らしい映画です。
僕はこの映画を鑑賞しながら、主人公と自分を重ねて重ねていたので、客観的な感想はほぼありません。
自分が大事だと思う人と、自分のことを大事に思ってそうな人。これについて考えることは誰にでもあると思う。それは、友達だったり家族だったりする。親は俺の事を大切に思ってるのか??あいつは俺を友達だと思ってるのか??この組織に俺は必要なのか??こんなの誰もが思う事。実は周りなんてどうでもよくて、大切なのは自分なんです。
そして何かに我慢しながら生きる。人間関係だったり、仕事だったり、もっと個人的なことだったり。これも誰もが持つモノだと思う。大切なのは、なぜ我慢するのか。我慢するべきなのか。その我慢の先にあるものは、自分にとって大切なのか?諦めるのは簡単すぎるけど、諦めることは全然悪いことではない。
文章下手ですけど、こんな感じで、自分と自分の置かれている環境を見直すいい機会になった。この映画の主人公ほど前向きになる事は難しいけど、それでもこの映画から受け取ったメッセージはとてつもなく大きかった。
映画の出来は考えてなかったから分からないけど、素晴らしいメッセージを持った作品になっております。
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