ちょっと今から仕事やめてくるのレビュー・感想・評価
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役者は良いが…
こういうテーマは日本ならではだろうか?ブラック企業に勤める主人公が追い詰められて死を考えていたときに現れる小学生時代の同級生。彼のおかげで主人公の生活は好転していくが。
仕事と人生を重ねあわせて考えがちな日本人を描くのは映画として正しいと思う。映画は国やその歴史を描くものだからね。この映画はファンタジーだからそこまで踏み込まない。このテーマは真面目にやる価値はある。真っ暗な映画になるだろうが。
福士蒼汰は「あまちゃん」の頃から注目していたが良い役者だ。あの爽やかさはなんだろう。今後10年の甘い二枚目は彼だね。工藤阿須加はドラマでも似た様な役をやっていた。人生に迷う若者を演じて良い。今後に期待。黒木華や吉田鋼太郎は映画から演技が浮いている。物語を読み違えたか。映画がリアルならこれで良かったかも知れないが、ファンタジーだからね。
福士蒼汰と工藤阿須加のファンならどうぞ。
枠を取り払って視野を広げよう
序盤から涙が溢れてきまして、あまり派手に泣いたら恥ずかしいのでずっと堪えて、鑑賞後トイレの個室で号泣してしまいました。軽い気持ちで観に行きましたが、映画でこんなに泣かされるとは。
とりあえず内定をもらえて青山が就職した会社はブラック企業。配属された営業部の部長はヒステリックに声を荒げ暴力を振るい、部下は日々震え上がっている。相対評価で誰か1人をターゲットに虐めるタイプの上司って感じで、周囲はさながら青山1人を生贄にしているかのようでした。エースの五十嵐先輩も、真っ赤な口紅がイヤに浮いていて、お色気作戦を取り入れた上での営業成績だということを暗に示しているようでした。部長を含めて、誰一人としてハッピーではない職場。誰も自分自身を大切にしていません。
ヤマモトは直接パワハラで苦しんだ訳ではないけれど、家族3人を失い天涯孤独となった人。ヤマモトの過去を紐解く後半は、飛躍しすぎで中途半端な現実味となり、少し間延びしてしまいました。しかしお陰で涙腺が休めました。
退職後青山は実家に帰るのかと思いきや…。言葉も通じない不慣れな土地での暮らしはヤマモトに頼りきりになると思いますが(^^;)、きっかけがないと海外ボランティアなんてなかなか足を踏み出せませんし、何より人生を救ってくれた恩人がいて、命の洗濯も兼ねるには絶好の環境なんじゃないでしょうか。
自分も過労と心労が重なりぶっ倒れたことがあります。後輩の尻拭いは教育のうちだし、上司からの丸投げも仕事のうちと心得て、理不尽なことも嫌というほど経験しましたが、あそこまで暴力を振るう上司って実際いるの?!って疑問に思えるだけまだマシなのかな…。
青山の両親の答えは取って付けたような台詞でしたが、心中を考えたくらいの経験をしたからあんなに優しいのでしょうねぇ。電話は三回思い立つうちの一回だけに抑えてる、会社は一つだけじゃないのよ、という子を想う親の気持ちには泣けました。自分の場合、家族からは健康よりもお金の心配ばかりされましたから…(´-`)。
共感するには、ある程度日本での社会人経験を要する内容だと思います。自分も倒れる前なら「もっと働いている人いますけど〜」なんて思ったかも知れません。一番の問題は、観るべき青山のような人達が忙し過ぎて本作を観る時間もないだろうし、もしかしたら作品の存在すら知る機会がないかも知れないことです。
生きるために働く。働くために生きているのではない。むしろ心底やりたいことならどんな環境でもやり抜けるでしょう。
ヤマモトの笑顔と青山の澄んだ瞳がとても良いコンビでした。コブクロの歌も沁みました。
ぜひ見て欲しい!こんな社会的メッセージが強いとは!
2児の母をしています。
福士蒼汰くんに会いに行く感じで見に行ったのですが、いろいろな場面で自分だったり、主人だったり子ども達だったりとリンクする事が多く、感情移入し続け、泣きっ放しでした。
かと思えば笑いあり、ホッとする場面もあり…
終わった後も、このままではダメだな。自分を変えていこうと思わせてくれる作品でした。
そして、命の尊さ…我が子が何年か後に社会で行き詰まった時が来たら絶対に見せようと思います。
音楽と映像のマッチも素晴らしく劇場に見に行ってよかったです。
ファンタジーではなく リアルでした!
観ている時は、けしてつまらなくないし、後味も悪くないです。
でも、予告CMを見て、ファンタジー寄りのストーリーを想像し、
レビューを読んで期待し過ぎたのかも知れません。
あの会社、営業の人がほとんどのはずなのに、ほぼ全員デスクにいるし、リアルなお話なら そういうとこをきちんと演出して欲しかったです。
主演の二人は、好きな役者ですし バランスも良くて、良いキャスティングだと思います。
面白いのですが、ちょっとだけ物足りなさを感じました。
現実に、職場のパワハラなどで、辛い思いをされている方には
ぜひ観て欲しいなと思います。
命より大事な仕事なんて無いのですから。
思いやり
明日に向かえそう。
ボロ泣き!
良かった
島はいらないな
辞める勇気があるか。
サラリーマンとして働く人は一見の価値あり。日本社会が抱える深刻な問題に真摯に向き合った作品で、出演者の演技も素晴らしかった。
涙が止まらぬシーンも何度もあった。新入社員としてグレーな会社で働く私にとって、共感できる場面もあり鑑賞後しばらく考えさせられた。同時に、両親が陰ながらそっとサポートしてくれる今、日頃から親孝行していかなければと強く思った。
この映画で上手く描けているのは、視野が無意識のうちに狭くなってしまう恐ろしさ。逃げるのは、休むのは、早く帰るのは悪だ、という考え方を変えていかなければならないと感じた。
オチとしては、他の方が仰るよう確かに飛躍していてこう来たか、、、と感じたが、映画制作側は選択肢の幅の広さを示したかったのかもしれない。ただ、もう少し現実的に仕事を辞めた後どんな道に進むのか?を描いて欲しかった。
「一握りのエリートの後ろには何千何万という俺達のような人間がいるんだ!そして社会の歯車、使い捨て、操り人形などと言われながらも、自分の夢だったり家族や恋人の幸せだったり、みんなぞれぞれの守るべき大切なモノのために毎日歯を食いしばって必死に頑張っているのさ!」これは野原ひろしの言葉だが、かなしいかな、その通りだと思う。しかし私は日本人として、生まれた事を誇りに思う、そしてどこまでも真面目で泥臭い、頑張り屋の日本が好きだ。
ただ、働くことは人生の全てではない。ヤマモトの「人生は自分のためと、自分を大切にしてくれる人のためにある」という言葉を胸に、仕事以外に人生の軸をもう1つ持って、精一杯働き存分に遊びたいと思う。もちろん、ヤマモトという心の美しい人間を目指しながら。
自分と重なり合う所があれば⁉︎
大きな人間を目指したい
「何者?」観ていてもなかなかわからないんですよ、ヤマモトの正体が。ヤマモトは辛い経験を多々乗り越えて来て、器の大きな人間になったんだなと思う。年下だけど、あんな風になりたい。
辛いひとを励ましてくれる作品
映画のタイトルからコメディかと思っていたが(笑)、とても素敵な作品でした。
生きる理由、それは君を想ってくれているひとのために生きているんだ。
というシーンに泣けました。
若いひとには特に観てもらいたい。
人生失敗しても大丈夫だよ、休むときがあってもいいんだよ、と励ましてくれる映画でした。
福士蒼汰の大阪弁のイントネーションには脱帽です!
電通の労災認定
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