劇場公開日 2024年12月6日

五日物語 3つの王国と3人の女のレビュー・感想・評価

全30件中、1~20件目を表示

4.0このダークな世界観は癖になりそう

2016年11月30日
PCから投稿

強烈なるイマジネーションの連続。音楽の高鳴るような叙情的な演出は最小限にとどめ、むしろリアリスティックな筆致の中で幻想的な美しさが展開していく。衣装や美術、いや何よりもその世界観の醸成が研ぎ澄まされており、デル・トロやギリアムが描くダーク・ファンタジーともひと味違う。複数のおはなしが同時進行していく様はマッテオ・ガローネ監督の過去作『ゴモラ』を彷彿とさせる巧さ。そのボルテージが静かに、しかし確実に登場人物たちの運命を狂わせ、翻弄していく様に惹き込まれずにいられない。 各話ともに欲望や願望、それに対する大いなる代償を伴うエッセンスが核となるが、端から見ると狂気の沙汰であっても、各々の決断に至る人間たちの表情は真剣そのもの。それを成立させる演技と演出が観る者の同情や共感を導き出す。そして運命を決めるのは赤。誰もがこのカラーに身を浸し、胎内から生まれ出でくるかのよう。大いなる誕生、再生の物語。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
牛津厚信

4.0実写の映像美!!

2024年12月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

知的

5日物語の三つの話の実写。3人の女性の渇望が赤に現れていたのかな…と。勝手な解釈でしたが実写になるとこんな風になるのか〜と感心。帰宅して5日物語ポチりましたw

コメントする (0件)
共感した! 1件)
映画LOVE

5.0昔々あるところに美しいお妃様がいました。ところが

2024年12月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

萌える

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 4件)
talisman

2.5チルコ

2024年12月7日
Androidアプリから投稿

悲しい

怖い

3つの王国を舞台に願いを叶えた女性たちの奇異な運命を描いた話。 子供が欲しい王妃とその息子をみせる「母となること」、美しい声を持つ老女と彼女と共に暮らす妹を描いた「若さと美貌」、娘離れが出来ない王様と結婚したい王女を描いた「大人の世界への憧れ」という3つの話しを行ったり来たりしながらみせていく。 あらすじ紹介に1編の物語とは記されているけれど、ストーリーそのものには交わりがなくて、オムニバスを細切れにしただけの様な…。 いずれも願いは叶うけれど対価が必要な感じのストーリーで、勿論それだけでは終わらないという寓話的ファンタジーになっており、行く末は各話の主人公をみるだけでも三者三様でなかなか面白かった。 ただ、教訓めいたものは特になかったのでやっぱりただのダークファンタジーなのかな…。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
Bacchus

2.0五日間

2024年12月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

よくわからない作品でした。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
完

恐るべし民話のパワー全開。 幻想美の中、追い詰められる3人の王妃の...

2022年7月20日
PCから投稿

恐るべし民話のパワー全開。 幻想美の中、追い詰められる3人の王妃の物語。 来ます、じわじわと。 ラストまで体、硬直しっぱなし。 鑑賞日:2017.1.7

コメントする (0件)
共感した! 1件)
miharyi

4.0大変美しい

2020年5月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

幻想的で寓話的で大変美しい。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
三月☆うさぎ

3.5震えるほど美しい。

2018年7月2日
PCから投稿

びっくりするほど残酷で、震えるぐらい美しい。 女の人は怖いなぁ。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ハワイアン映画道の弟子

3.0民話

2018年5月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

子供が欲しい女、若さが欲しい女、大人になりたい女、この三人が別々の物語で悲劇を演じる。 映像は素晴らしく、皮肉っぽい物語をつないでいく。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
いやよセブン

3.0ダークファンタジー

2018年5月3日
iPhoneアプリから投稿

本当は怖いグリム童話。みたいなかんじ。 残酷でエロティックな感じなので大人が楽しめる映画ですね。 それぞれの欲望が3構成で交互に進んでいく。 母になりたい。 大人の世界への憧れ。 若返りたい。 これは現代の女性にも共通して言えることなのかも。 映像がとても綺麗でした。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
Riri

3.5正しくおとぎ話

2017年10月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ちょっと残酷なイタリアの民話! 美術とか撮り方が凄い…綺麗…!! 後味はなんていうか因果応報。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
れお

3.5嫌いじゃない(笑) なんか不思議な感じで魅入っちゃった‼︎ ジョン...

2017年1月10日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
snowball

4.5えろぐろ

2016年12月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

西洋の物語って徹頭徹尾男は権力、女性は容姿が全てなのが凄い。 なかなかのエログロダークファンタジーで世界観は楽しめた。 ストーリーは昔話にありがちな理不尽な胸糞だった。 デカいノミがキモすぎる。 100

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ヨッシー

4.0語られているメッセージと鮮烈な映像は、深く心に突き刺ささってくる大人向けの寓話

2016年12月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

怖い

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 3件)
流山の小地蔵

4.0とてもよかった

2016年12月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
吉泉知彦

2.0考えちゃダメだ!

2016年12月14日
Androidアプリから投稿

初めて『桃太郎』の昔話を聞いた外国人ってこんな気分かな? そもそもおとぎ話や神話と言うのは脈絡も突拍子もない。昔から読み聞かせられてるから「ああ、そうなんだな」と思うけど冷静に考えると「二人ともそれでいいの?」と疑問だらけ。 この物語も、たぶん昔から聞かせられて育った外国人の人なら「おー!」と思うだろうけど、チャキチャキの日本人の私は「え?なんでそうなる?ん?おいおい!」の連発。 A・B・Cの話が絡むこと無くオムニバスで進んでずっとAの話しだと思ったらBになって、なんとなく解りかけたとこでCの話し。 そして、またAに戻ると「……え?」な展開。全編通して『シュール』の一言。 おとぎ話を現代風に解りやすく整理したり繕う事無くまともにやったらこうなっちゃったみたいな感じ。 しかも、元になった『ペンタメローネ』とはなんぞや?と調べたら童話の原型。 そのせいなのか、童話には大人が子供を戒める為の教訓めいた物がオチになるけど、どの話しもオチがあるような無いような……。 EDが流れて「え?アレがオチ?ED終わったら何かやる?」と思ったけど会場内の電気がついただけだった。 映画の雰囲気とかは好みだけど内容は……。 ギリシャ神話のゼウスが頭痛くて斧で頭かち割ったらアテナが頭から産まれたとか、古事記の『海彦山彦』のトンデモ内容に突っ込まずにはいられない人にはオススメしません。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
オカマ声ちゃん

3.0もやもやする

2016年12月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

完全に理論的な作りを前提としてるわけではなく、原作から3つの話をチョイスして作られてるので、全体的な整合性とか気にしなくてよさそうです お伽話的な教訓とか啓蒙?を読み取って楽しむようなとこもあるので1人で観に行くともやもやする 観終わってから友達とお茶しながらああでもないこうでもないと語り合うとこまでがセットと思われます

コメントする (0件)
共感した! 1件)
にょむ

1.5期待を裏切る糞ファンタジー

2016年12月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ターセムっぽい雰囲気を予告編で期待してしまったのが間違い。 ダークなファンタジーなんだけど、頑張って世界観作ってる割に細部が雑だし そもそものストーリーも継ぎ接ぎで微妙過ぎ 架空のクリーチャーも作り物感半端なく安っぽい

コメントする (0件)
共感した! 0件)
Kotaro

3.0大人の童話。

2016年12月5日
iPhoneアプリから投稿

単純

全体的に美しい作品でしたが… あくまでも童話といった感じで登場人物の掘り下げが、あさい感じが残念でした。 クリーチャーがクローネンバーグっぽくて、いいアクセントになってましたが、全体を通して見るとイメージビジュアルの印象ほど、心に残る作品でもありませんでした。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
HIROKICHI

4.0物語自身が持っている物語性を愉しむ

2016年12月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

17世紀初頭、イタリア・ナポリで書かれた世界最初の民話集『五日物語(ペンタメローネ)』からの映画化。 3つの物語が、綾なすタペストリーのように語られていく。 デヴィッド・クローネンバーグ作品の常連ピーター・サシツキーによる、緑や赤が鮮やかな画面は、濃密。 アレクサンドル・デスプラの音楽も重厚。 そして、どの物語も、おとぎ話だからといって、めでたしめでたし、とは、なりそうもない。 なんらかの教訓を得ようとか、幸せになれてよかったとか、そんな着地点を求めず、どのような結末を迎えるのか、本来、物語自身が持っている物語性を愉しみながら観ていく。 そんな映画。 ただし、よくよく観れば、登場する女性たちは三世代。 若い王女は自由を願い、中年の王女は子どもを望み、老女は若さを求める。 そして、彼女たち皆が、その願いや望みを得るのと引き換えに、何らかの大きな代償が伴っている。 原本から、この3つの物語を掬い上げたのは、なんらかの意図があるようにも思えるが、そんなことは考えないほうがいい。 物語自身が持っている物語性を愉しむ。 それは「映像によって物語を語る」映画本来のの愉しみ方なのだから。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
りゃんひさ