「すり替えたい記憶」サスペクツ・ダイアリー すり替えられた記憶 近大さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0すり替えたい記憶

2021年2月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

寝られる

まずそもそもスティーヴン・エリオットを知らない。
劇中通りの作家。
作品は彼の回顧録を映画化。

幼少時、父親から受けた虐待。
そのトラウマから、荒れた人生。
それを乗り越え、作家として成功。
次の本の題材は、世間注目の妻殺しの容疑を掛けられた実業家の事件。
傍聴席で出会った女性記者と恋に落ちる。
暗い過去から掴んだ今の順風満帆。が、ある日…
本の出版会で思いもよらない人物と再会する。本の中では死んだ事になっている父…。
再び狂い始めるスティーヴンの人生。
思い返される過去の記憶。それとも…。

中軸は父子の確執。
そこに主人公の過去の記憶、トラウマが交錯。
裁判も並行。
キャストもジェームズ・フランコ、エド・ハリス、アンバー・ハード、クリスチャン・スレイター、フランコの幼少時役にブレイク前のティモシー・シャラメ。
製作総指揮はロバート・レッドフォード、配給はA24。
これだけ豪華/強力な布陣が揃い、話も面白そう!
…と、思っていたら、

キャストの熱演は文句ナシ。
が、主人公の過去の記憶、父子のドラマ、いずれもパッとせず、呆気なく。
要は息子の記憶違いで、何か案外すぐ仲直りしたような…。
裁判も然り。絶対に絡める必要あったのかな…?

スゲー映画を見た記憶とすり替えたい。

近大