サスペクツ・ダイアリー すり替えられた記憶のレビュー・感想・評価
全6件を表示
すり替えたい記憶
まずそもそもスティーヴン・エリオットを知らない。
劇中通りの作家。
作品は彼の回顧録を映画化。
幼少時、父親から受けた虐待。
そのトラウマから、荒れた人生。
それを乗り越え、作家として成功。
次の本の題材は、世間注目の妻殺しの容疑を掛けられた実業家の事件。
傍聴席で出会った女性記者と恋に落ちる。
暗い過去から掴んだ今の順風満帆。が、ある日…
本の出版会で思いもよらない人物と再会する。本の中では死んだ事になっている父…。
再び狂い始めるスティーヴンの人生。
思い返される過去の記憶。それとも…。
中軸は父子の確執。
そこに主人公の過去の記憶、トラウマが交錯。
裁判も並行。
キャストもジェームズ・フランコ、エド・ハリス、アンバー・ハード、クリスチャン・スレイター、フランコの幼少時役にブレイク前のティモシー・シャラメ。
製作総指揮はロバート・レッドフォード、配給はA24。
これだけ豪華/強力な布陣が揃い、話も面白そう!
…と、思っていたら、
キャストの熱演は文句ナシ。
が、主人公の過去の記憶、父子のドラマ、いずれもパッとせず、呆気なく。
要は息子の記憶違いで、何か案外すぐ仲直りしたような…。
裁判も然り。絶対に絡める必要あったのかな…?
スゲー映画を見た記憶とすり替えたい。
事実と記憶は違う、、
記憶って、同じ状況を経験した人でも、それぞれ違うもんなぁー。と、しみじみ思います。
途中で主人公がその事に気づいて、そこからの流れがとても良かったです。
クスリ
観始めると重い映画と思いきや、段々ともやが晴れるような感じで、最後は清々しい気持ちで観終えた。
映画の原題にある「Adderall」って何だろうと思って調べたらクスリの名前なのね〜。
人の記憶は曖昧だし記憶のすり替えも無意識に自分の都合のいいように置き換えてしまうこともあるんだろうな。
全6件を表示