「とても爽やかで前向きなこと映画」ポエトリーエンジェル パセリさんの映画レビュー(感想・評価)
とても爽やかで前向きなこと映画
短い作品ですが、笑えて泣けました。
親の仕事を継ぐことに抵抗を感じ毎日をつまらなく過ごす主人公。ひょんなことから詩のボクシングを始め、そこに人生の夢を求めるようになり、、、その中である、悩みを抱える少女と出会い、、、
武田玲奈ちゃんの詩はストレート過ぎて泣けました。ラストも蛇足感がなく絶妙。からのMrs.greenappleの歌が最高に爽やかで、この流れが心地好すぎた。
吃音の方は友達にもいたのですが、自分はちゃんと理解しようとしていなかった気がします。我慢せざるを得ないタイミングや、苦しい時もたくさんあったんだろうなと思います。今回はそこに向き合うことからも避けていて、家族の前でしかしゃべられないようになっていて、、、そこから踏み出す勇気って、凄いなと。詩の場面はこちらも手に汗握りました。
最初の友人がナンパするくだりだけは演出が寒い気がしますが、後は程よく面白い。たまき連呼の際どさ、悪ふざけ最高。
武田玲奈ちゃん美しい。プリズン以降注目してます。睨む顔ばかりだったので、最後の笑顔が眩しすぎ。岡山天音くんは憑依したような演技と素に戻るあの感じがナチュラル。
後やっぱり山崎賢人の存在感。この人が出てくるだけで画面が華やかになる。チャラ男役でしたが、あんなにノースリーブパーカー似合う人初めて見ました笑。贔屓目ですが、こういう出演の仕方するあたり、彼は人がいいからあれだけの作品に呼ばれるんだと思ってしまいます笑。
山田真歩さんってホントに作品によって顔が違いすぎて凄い。年齢も分かりにくい。詩の読み方も最高でした。角田さん、芹澤さん含めた3人の掛け合いが見事でした。ラッパーも最高だし、角田さんはこういう空回りした熱い役がピッタリ過ぎだし。
最後に美保純さん色気ありすぎ。
全体的にポップですが、若者の言葉にできないもがきとそこから解放され走り出す疾走感が心地好く描かれていました。