「前編のラスト最高だ。」あゝ、荒野 前篇 SUZUKI TOMONORIさんの映画レビュー(感想・評価)
前編のラスト最高だ。
一段落でありながら、最高に期待感が高まったところでのブッタ切り。
さて脚本も演出も言いたくなるところはあるのだが、それは後編を見てからということで、ここでは、菅田将暉が素晴らしいと言いたい。
彼は日本を代表する俳優になると私は思っているのだが、彼の今後50年は続くであろう俳優人生の中で、20代の代表作が本作になると思う。つまり、現時点での最高作だろう。
生命感に溢れ、
抑えきれない感情に翻弄されながら、
無茶苦茶で、
それでも憎めない、
心の奥にある素直さ、実直さ、
若者のひとつの形を完璧なくらい表現できている。
ハマリ役とも言えるかもしれないが、私は彼の演技力の凄さを感じた。
ところで、へそ毛とわき毛が良かった!本作での菅田将暉はミステリアスな美少年ではなく、ギラギラしたボクサーなのだから。
そして来月には火花も控えている。
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