「食われる為に創られた命に愛情は無用?」オクジャ okja blackdogcatさんの映画レビュー(感想・評価)
食われる為に創られた命に愛情は無用?
人間ってのは実に醜く勝手な生き物です。「安くて美味いものをよこせ!」「もっと食わせろ!」
そういった大衆の欲望の為に、世界中で毎日大量の動物が殺され、加工されます。
ブタ、牛、鳥、犬も殺され人間に食べられます。
ほとんどの一般大衆は食べる事がメインでその裏の真実は見ようとはしません。
オクジャでの食肉加工工場の姿は真実です。
動物の殺され方を見たい方は映画「いのちの食べかた」を観るといいでしょう。
「美味いから殺して食っていいんだ」となれば、別に人間が美味けりゃ人間も食っていいでしょう。
いや、食べるものがなければ人間は共食いをします。
ポン・ジュノは映画「スノーピアサー」でもそれを表現してました。
人間は偉い存在でも、尊い存在でもないのです。動物の一種です。
神のような存在から見れば、人間なんて意味のないゴミ以下のような存在かもしれません。
「人間は大切、人間は尊い」とか言ってるのは人間が自分達で勝手に言ってるだけです。
ですが私も美味しいものが好きです。
できれば食べたいです。
しかし動物は大好きですし、感謝しています。本当に感謝しています。
今現代社会に無いのは、食べられる為だけに生まれた動物達への感謝の気持ちだと思います。
命をいただくにしても、恐怖させず、痛みを与えないようにして欲しい。
そういう思いはまず、ブタや牛が「毎日どうやって殺されてるんだろう?」と興味を持ち、
実際に見る事からだと改めて感じました。
私は、食べられる為だけに生まれてくるものは居ないと思ってます。それは、人間に都合の良い思考ですよ。
卵も牛乳も、酷い状況で毎日毎日搾取されてます。
私は「人間は尊い」存在だと思います。その尊さ故に出来ることが沢山あると思うので、これからも人間にしか出来ないことをしたいと思いました。
優しい方なのだろうと思い、コメントさせて貰いました。