ブレア・ウィッチのレビュー・感想・評価
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快作の続編としては…
ブレア・ウィッチ・プロジェクトの正統続編作品。
ブレア・ウィッチ2なんて無かった!
ということで「2」よりも前作の要素を色濃く引き継いでいて、ドローンとウェアラブルカメラという現代のハイテクを駆使した映像になっている。
ただ、そうなるとずっと同じカメラで撮影していた前作と違って視点の切り替えが発生するため、ブレア・ウィッチの魔女が映像編集したってことになる。
魔女もハイテクの時代。
ジワジワと迫りくる脅威に不安を駆り立てられた前作に比べ、魔女がかなり積極的かつ攻撃的に行動しているためB級感も強くなってしまっている。
更に遂に森にいる怪異の正体がカメラに写ってしまう。
興醒めである。
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自宅にて鑑賞。SEやBGMの入ったPOVで、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト('99)』、『ブレアウィッチ2('00)』に次ぐ劇場版三作目。前二作と違い森が積極的に襲ってくるのに対し、登場人物達がアグレッシブなリアクションで応じるアトラクション的な作りで、これが愉しめないと最後迄辛い。手足の長いクリーチャーが(チラッとではあるが何度か)登場するのもシリーズ初。ラスト近くでは、POVとしてよく判らないアングルや撮り方になっているが何とか勢いで乗り切った印象。著名作を引き継ぐ続篇として合格点。65/100点。
・ドローンにGPS、ヘッドセットカメラ等、時代を感じさせるハイテク機器が登場し、それらがストーリーにも絡んでくる。意味ありげなオープニングがプロットに活かされており、次々に降り懸かる怪異でラスト迄、厭きさせない工夫が感じられる。不気味な雰囲気の儘、引っ張っていきつつサプライズシーンも盛り込まれている。ただゴア描写は至ってマイルド乍ら、閉所や暗所恐怖症の方には辛いシーンあり。尚、タイトルはラストにしか出ない。
・難を云うなら、在り来たりな展開やシーンが多く、物語や描写が月並みに映ってしまったのがマイナス点──これはシリーズものとしてのお約束でしがらみとも云えるが、少し欲張ってもう一工夫あれば、尚佳かった。監督はco-producerを兼ねている上に、単独で音楽も担当している。
・意外性を持たせる為、ロケ地を前作、前々作迄のパタプスコ バレー州立公園からバンクーバーに変更し、極秘裏に撮影が進められた。当初タイトルも"The Woods"とし、トレーラー等もリリースされていた。その約二箇月後のサンディエゴ・コミコンにて正式なタイトルと共にシリーズの続篇である事が発表され、初めて明かされた。
・鑑賞日:2017年2月3日(金)
エンドロールの音響が不快過ぎてわろたで賞
1作目『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』のちゃんとした続編というやつらしく。
1作目は1999年、当時小学生だったんですが友達と観に行きました。
はじめてPOVモキュメンタリ作品を劇場で観たんですが、まぁ酔ったわな。
で、今作も勿論POV。手ぶれの酷さや見づらさは言及しても映画本編とはさほど関係がなく、
POVという手法が自分にとってYESかNOかってところですよね。私にはNOだよ。
それにしたって酷い映画だなぁと。
まず、出てくるキャラクターが知性も精神力も愛嬌も欠けている。
情報持ってるよ!っていう体で出てきた2人組も結局ただの自己中な知ったかぶりの弱虫。
「よくわかんないけど頑張れ!」とは一切思えず、90分間が長く感じた。
ブレア・ウィッチの魅力である『結局よくわかんない、ブレアウィッチって何なの・・・』という謎感も安っぽいグールが姿を見せてしまった事で取りはらわれてしまった。
そこだけは見せちゃダメでそ。
続編という割には、全く同じ展開を違う人間を被害者としてもう一度撮りました というだけなので
観て何を得るわけでもなく、前作を超える何があるわけでもなく
ただただ、時間を無駄にしてしまったという焦燥感のみが残る映画となりました。
なんというか、2がラジー賞を受賞しているのでそっち観た方がまだ(別の意味で)面白いんじゃ…ないかな…。
手ブレがひどい。そこリアルじゃなくていい。それに…
手ブレに関してリアルにしすぎなので、ココ!というシーンでも何が起きてるか全くわからず…これはフラストレーションが溜まるという、汚点。
しかし最大の汚点は…本丸を見せちゃった所です。魔女の正体あんな感じか〜。うーん。正体が分からないから怖さも募る訳で。しかもこの魔女のも手ブレ酷すぎて殆ど見えずだし。うーん。
雰囲気はオリジナルの不気味な森と同じものを感じることができたので良かったです。
それはやっちゃアカンやつ。
良くも悪くも伝説のホラー映画「ブレアウィッチプロジェクト」の正統続編と謳われる本作。
結論から言えば、POVホラーとしては十分及第点だと思います。(粗製乱造な界隈ですから……)
「手ブレがヒドくて何が起きてるか分からない」「びっくり演出ばかり」という感想はおおよそのPOVホラーに当てはまってしまいますので、そのあたりは単にこのジャンルとの相性でしょう。
ですが、初代が好きな人ほど気に入らないであろう決定的なポイントがあると思います。
そもそも初代の大きな特徴は「結局何が何だか分からない」というところにありました。ここが評価を二分したポイントでもあるのですが、つまりは初代が好きな人はその「分からない不気味さ」こそがたまらないわけです。人知を超えた何かが、どこからか、どうやってかも分からず襲いかかってくる。そこが初代の最も恐ろしいポイントでした。
対して本作は、ついにその「人知を超えた何か」の姿を映し出してしまいます。それも同じPOVホラー「REC」のメディロスそっくりのクリーチャーとして。
これは「ブレアウィッチの続編」としてはやっちゃアカンやつでしたね。結局、あの森で起きた不気味な出来事は全てアイツが引き起こしていたことで、登場人物たちを物理的に襲っていたのもアイツだったと分かってしまうわけです。
ましてや「目を合わせなければ襲われない」という設定も加えてしまう始末。ブレアウィッチ伝説の一部として語られる「壁に向かって立つ犠牲者」に対する説明付けなのでしょうが、そんな後付け設定は必要ありません。
はじめに語ったように、初代の肝は「訳の分からなさ」でした。それをここまで丁寧に説明を加えられてしまったら興醒めです。
しかし唯一良かった追加設定としては、「夜が明けない」という点です。これにより初代では冗長だった昼のパートをカットすることになり全体のテンポが改善。
また、昼パートが無くなることにより、夜の森の圧迫感を否応にも常に味わうことになり緊張が和らぐスキがありません。
ただ、折角のドローンやGPSが全く活用されなかったり、設置したカメラも意味が無かったり、アシュリーの怪我も死因に関係が無かったりと、処理しきれていなかった点もかなりあります。
ジェットコースタームービーとしてはそれなりに良くできているので、ブレアウィッチシリーズを観てない人の方が素直に楽しめるのではないかと思いました。
前作ファンからすると…
ブレアウィッチプロジェクトのファンです
個人的に一番怖いホラー映画です
本作のアダム・ウィンガード監督、彼の作品(サプライズ、ザ・ゲスト)はとても楽しめました
なので期待してましたが…
正直、最近のPOVモノと大差なかったです
本作にはビックリ演出や不気味なモンスター(の様な者)が出てきます
前作にそういったものはありませんでしたが、リアルな恐怖が描かれてました
前作と比べず、いちPOVホラーとして見れば、悪くはないです(手振れがひどかったですが…)
せっかくのドローンも活用できてなかったと思いますし、足の傷の中のうごめきはなんだったのかとか…
不満が多々残りました
前作のファンなだけに、残念でした。
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