ラストレシピ 麒麟の舌の記憶のレビュー・感想・評価
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もっと壮大な話かと思ったら....
何のために料理を作るのか?
そこを見失ってしまった主人公が
幻のレシピをめぐる真実を追うことで、沢山の人々に触れて
「何のために」に気づかされて行く話。
料理の映画だけに美味しそうなシーンも多く、
役者陣もいつもの見慣れた思った通りの役と演技で
普段あまり映画を映画館で観ない人に向けては
観やすい映画だと思います。
西島秀俊はちょっとこだわりの強い役が相変わらず似合うし
安定の宮﨑あおいが涙を誘うね〜〜。
で、月に10本ほど映画を観る中途半端な映画好きとしては
主題は良いのだけど、戦争中の話が大きな謎として出てきているので
正直、もっと壮大な話かと思ったら
予想外に小さなところに帰結していて、あらら〜〜〜
この小さな話をここまで大仰に仕立てあげた
スタッフ方々の手腕に拍手!(笑)
二宮くんのラストの表情、表現、そこはとても良いのだけど
あの表現は料理人ではなく、
懐かしい味に出会った時の「人」としての素直な表現。
演技的には良いと思うんだけど、
その素直な表現を採用した編集が結果、
この映画は「小さな話」だった
と言うことを強調してた様に感じてしまう。
言ってみれば「この世界の片隅で」と正反対に思えた。
あちらは日常の本当に些細な出来事から、
戦争や原爆というものの恐ろしさや理不尽さへと
どんどん広がって行くのに
「ラスト・レシピ」は国家の陰謀や軍隊の暴走の恐ろしさから
どんどん小さくなって
結局、一個人の物語に終わってしまって、
大風呂敷を広げた分、なんとも尻すぼみで物足りない!!
にしても、宮﨑あおいは映画に出る時、
カメラを持つのがお約束になってるのかしら(笑)
★もう一度観るなら?「無料で」(地上波で充分)
あえておすすめはしない…かな
主演の彼のファンが必死の星5をつけているところ申し訳ないけれど、微妙…。
お話はよくできている…けれど、出来すぎ。
途中から話が読めてしまうので、すべてが明らかになったときの感動も少なめ。
過去と未来をいったりきたりしながら進むストーリーは、本来は現在に重きを置くべきところが、過去を丁寧に描くあまりに現在がおざなりになってしまって、過去に触れて変わっていく主人公の心情の変化がまったく伝わってこない。
過去を演じた俳優さんたちの演技が良かった分、結局主演はどっちだったんだ?ということになっている。
主演の彼の演技はかなり評価されているらしいけれど、この作品以外のいくつかの作品も観たが、そこまで評価される演技とは思えない。
今回も普段のバラエティ等で見かける彼と寸分変わらない彼がそこにいたので、そのままだな…と思った。
とりあえず眉間に皴寄せておけばいい…みたいな演技が、ここまで評価されるのは、アイドルのわりには上手いという評価が、いつのまにか俳優として上手い、にすり替わったせいか?
あと、これは余談だけれど、でてくる料理が個性的過ぎて、あまりおいしそうに見えなかった(笑)
ストーリーが途中で読めてしまう
予想以上に良かったけど…
ラストレシピ
大きなスケールで家族を描いたヒューマンドラマ
微妙
原作よりも人間関係が繋がっている
また観たい!
告知が下手。主題は人の繋がり。
これは制作スタッフ、役者さん方がかわいそう。"料理さがしの旅"みたいな告知されたらお金持ちか役者さんのファンの方々しか見にいきませんよね。
私的には「見たらわかるスゴイやつやん」でした。笑笑
朝の情報番組で企画の秋元康さん、滝田監督がラストシーンを絶賛していたので、それを目的に観にいきました。どの役者さんも素晴らしく、最近では珍しく、含みを持たせないスッキリとした終わり方で、エンドロールまで楽しめました。
評価の差が激しいですが、個人的にはなかなかの良作で、国内の監督賞か作品賞を取るだろうと予想しています。
また、ジャニーズの役者さんの出演を気にされる方もおられるようですが、そこは判断材料にすべきではないと思います。私が思うにみんながみんな下手という訳ではないようで、二宮さんももう一人の方もとてもお上手でした。音楽もジャニーズの曲は一切ありませんでした。
まぁこの作品では西島さんのシーンの方が多く、二宮さんの出番は少なかった気がするので、ジャニーズ事務所を嫌っている方も行かれてみては。
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