劇場公開日 2017年11月3日

「ひとりの料理人を騙すために日本と中国で壮大なお芝居が繰り広げられる。 映画のストーリーを見る限り、二宮和也が人間不信に陥ったのは自業自得にしか思えない。タイトルの「麒麟の舌の記憶」は解かりにくい。」ラストレシピ 麒麟の舌の記憶 ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ひとりの料理人を騙すために日本と中国で壮大なお芝居が繰り広げられる。 映画のストーリーを見る限り、二宮和也が人間不信に陥ったのは自業自得にしか思えない。タイトルの「麒麟の舌の記憶」は解かりにくい。

2017年11月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ひとりの料理人を騙すために日本と中国で壮大なお芝居が繰り広げられる。
映画のストーリーを見る限り、二宮和也が人間不信に陥ったのは自業自得にしか思えない。タイトルの「麒麟の舌の記憶」は解かりにくい。

Movix堺で映画「ラストレシピ 麒麟の舌の記憶」を見た。

今日もMovix堺に通じる道路では3時間以上も速度取締り(ネズミ捕り)をやっていた。往路でも復路でも見かけた。毎日毎日よくやるね。
取締りをしていることを知っているのでこの区間はスピードメーターを睨みながら慎重に走る。

朝一番の上映の回だが20人以上の観客がいたと思う。

二宮和也は自分のレストランを潰してしまい数千万円の負債を負っている。レストランが潰れた原因は映画を見る限り二宮和也の自業自得にしか見えない。

その二宮和也を騙すために日本と中国の登場人物多数が壮大なお芝居を打つ。

こんな回りくどいストーリーを強引に感動ストーリーに変身させてしまう脚本がすごいなと思った。
企画は秋元康らしい。

その点に目をつぶればまずまずのミステリー作品と言えるかもしれない。
自分は腑に落ちなかったが。。。
この映画で観客を感動させることに成功することもあるかもしれない。
実際にこの映画の映画評を見る限り、「感動した」由のカキコミをいくつも目にすることができる。

「麒麟の舌」の意味は「一度食べればどんな味でも再現できる絶対味覚」らしい。
タイトルの「麒麟の舌の記憶」は観客には解かりにくいし、集客に貢献しているとは思えない。
他にもっといいタイトルは浮かばなかったのかね?

西島秀俊、綾野剛、宮崎あおいの演技は上手いと思った。

上映時間は126分。
長さを感じる。
眠くなる時間帯があった。
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。

ドン・チャック