「左腕がウギャー!!」グリーンルーム 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
左腕がウギャー!!
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パンクバンド、80'sハードコア・パンク好きとしてのスタイルにBMXのケツにスケボーのデッキと"MINOR THREAT"に"Dead Kennedys"のTシャツ。
ネオナチ側のoiパンクのスタイルに乗っている車。
LOOK全てが間違いなく解っていて最高だしバンドの演奏シーンの曲と「ナチ・パンクス・ファック・オフ」とか抜かりない演出にまずヤラれる。
監督の前作「ブルー・リベンジ」同様に静けさがあり暴力描写のリアルな傷にゾッとするし映画全体で考えるとヴァイオレンスは少ないが印象に残るシーンが大。
A・イェルチンの左腕がドアに挟まりギャーギャー泣き喚いて大袈裟だなと思いきやアノ酷い状況にはビックリしまくりでドウされたらあんな腕の状態にと想像してしまう映像にしない恐怖を煽る演出は逸品。
「ブルー・リベンジ」で主役だった彼はネオナチ側の割に気が弱そうで前作同様に合っている。
特に80'sハードコア・パンクの知識に音楽好きだと映画好きで観てる人より何倍と楽しめる。
エンディングで"Creedence Clearwater Revival"が流れるのは意表を突き過ぎてパンクスがサザンロックってなセンス良過ぎで"BAD BRAINS"に繋がる最高な曲展開。
猛犬がテクテク歩いて辿り着いたラストが健気で。
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