「取り戻す家族の絆。」サバイバルファミリー 林檎さんの映画レビュー(感想・評価)
取り戻す家族の絆。
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冷めた家族、いやそれが何年も一緒に過ごしてきた家族のひとつの姿ではあるのだが。
小日向さんの演じる頼りない、かつ話を聞かない父。子供に言いたいことを言えない、魚も捌けない母。学校の友達付き合いに辟易している娘。好きな娘の事が気になる息子。
ある日、電子機器が使えなくなることから、家族はサバイバルを強いられる。
冷めた夫婦関係がサバイバルを通して暖かみを取り戻す。ありきたりだがそれが良い。
ほっこりする。一応、世界的に停電になった原因も推測の域を出ない形で提示されるので、まぁ、そうか、くらいに納得出来てそれも良い。
ラスト電気が戻るシーンでは何か、安心感、安堵などの気持ちがないまぜになって湧いてきた。東京に戻ってからのワンシーンも家族の暖かさが伝わってきて良いシーンになっている。
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