「【矢口史靖監督の新作フライヤーから、「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」の・・というフレーズはいつ消えるのか?】」サバイバルファミリー NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【矢口史靖監督の新作フライヤーから、「ウォーターボーイズ」「スウィングガールズ」の・・というフレーズはいつ消えるのか?】
矢口監督の作品構想の発想の秀逸さはこの作品でも健在。
ある日、忽然と電気がなくなり、生き残るために東京・練馬から鹿児島まで自転車で移動する家族の悲喜こもごもを描き出すロードムービー。
”通常時”にはウザくて、偉そうな父親(小日向文世)が、”非常時”に”対応出来ず、家族の信頼を失う中、父親として懸命に家族のために奮闘し、復権していく姿とそれとともに、家族が再生していくストーリーも、見応えがある。
只、途中父親が川に流された辺りから、やや強引な展開になってしまった部分が惜しい。
<頼りない父親に率いられた鈴木家の脇を、スポーツサイクルで”爽やかに追い抜き”余裕綽綽で”非常時に対応している”斉藤家(時任三郎、藤原紀香、大野拓朗、志尊淳)の姿の対比は可笑しかったなあ。>
<2017年2月11日 劇場にて鑑賞>
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