幸せなひとりぼっちのレビュー・感想・評価
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わかってくれる人たち
号泣。
偏屈な主人公だと思ってたら、お隣一家が引越ししてきてから、いろいろな人との関わりができて、自殺を考えてたのにそのタイミングでお隣さんが訪ねてきたり、他の人が訪ねてきたりと少しずつ優しさが見られた。
猫に石を投げてた女性に怒って猫を助けたけど、ねこにもしかったり、ゲイの店長さんへの質問も単純にゲイかきいただけやし、とにかく真っ直ぐな人でした。
友だちが施設に入れられそうになったときや、奥さんがバスの事故で車椅子になったときとか、本当に真っ直ぐで泣けました。最後も幸せを感じる終わり方でした。
強固な心、ちょっとうらやましい
白黒はっきり、グレーを認めない、を貫くのは、しんどいし、なかなかできないものです。心が強くないとできないことなので、うらやましい部分があります。若造の襟首つかんですごむ度胸も。しかし、独りでできることは非常に限られていることも知って、助けを求め、助けてもらえるようにしておくことも大事と、主人公と一緒に学んだ気がしました。思えば、ご近所さんたちは、このうるさい主人公を全く無視しているわけではなかったので比較的優しい人たちでした。今の日本ではどうでしょうか?こういう老人を相手にするでしょうか?
人に歴史あり。心を開けない人には、心に深い傷や心に抱えていることがあるものだ、とあらためて気づかされました。
とはいえ、他人とのつきあいは難しくて、悩みが尽きません…。
孤独なおじいさん物には涙あり。
掘り出し物に出会いました!
奥さんに先立たれて、近所付き合いもせず早く奥さんの元へ旅立ちたいおじいさん。
しかし、隣人にいつも自殺をじゃまされて、気がつくと町内中がおじいさんと
仲良しになっていた。
いやこれ良かった良かったです~、邦題にも哀愁漂いまくりまくりです。
リメイク版はトム・ハンクス主演ですって!
不器用で頑固者の父
生きている感じがするだろう
彼はちょっと変わり者だけど信念があって本当はとってもいい人 面倒味のある人 素敵な人
妻が彼の一番の理解者だった。そんな大好きな妻を亡くして悲しくて寂しくて生きているのが辛かった。幾度となく自殺を図ろうとしたがその度に声かけられて周りの人たちに必要とされて生きることが出来た。人生を全うすることが出来てよかった。
環境次第
コメディを交えて描く配偶者亡き後の人生
最愛の妻に先立たれ、自宅で後追い自殺を図る男性。でも、向かいに無遠慮な若い家族が引越してきて、頑固だが善人の主人公は力を貸してやり、その結果自殺は何度も阻まれる。そうこうするうちに仲良くなった人懐っこいが移民系で苦労人の若い母親に自分語りをすることで、多分心の整理がついたのだろう、自殺企図はなくなり、隣人頼りにもされ、幸せな最期を迎えるお話。
役人への批判や友人との愛車(ボルボvsサーブ&ドイツ車)をめぐる競争など、ちょいちょい面白いブラックなエピソードが入りながらも、基本的には最愛の女性と巡り合ってその女性のために尽くした人生であり、それで幸せな最期が迎えられるよう神さまが配慮したのかな、なんて思ってしまい少し泣けた。いい映画だった。
幸せなひとりぼっち
人間は変わることができる
え、これコメディと最初に思った。花束をまけろや、犬や猫にまで暴言をはくし。。。憎まれっ子世に憚る。59歳ですでに前葉頭に問題があるのか?長年勤めていた会社を首になる。そして、首吊り自殺を試みるが、、、、窓から見える動きが気になる始末。こういうタイプの人は自殺なんてしないよ。だって、この世のことが気になりすぎるんだもの。。。なんて思いながらこの映画を観ていたが。
最愛の伴侶ソーニャを失ってしまったから、自分だけで生きていく気力をうしなってしまったんだなあと。でも、完璧主義かなんか知らないけど、持ち前の性格が曲がったことを許さないし、この地域の管理人(?)だったこともあるので、近所のことが一つ一つ気になったり、声をかけられたりして、最期のチャンスを失っている。彼は、必要とされている存在なんだよね。だから神に生かされているんだよね。
結婚する前からも、人とのコミュケーションが下手だったようにみえる。でも、一途で、人をどこかでいつも助けている。火事の時だって、線路に人が落ちた時だって、誰もが助けたくないときや、無視をしている時、スーパーマンのように彼が現れる。手先が器用でなので、口でああだこうだいうより、行動に移した方がはやいと思っているのか。
隣に引っ越して来たイランからの女性パルヴァネは、近所の人々とは違った目を持っていて、強引にオーヴェの心に入っていったり、頼んだりする。また、かれもパルヴァネに真実で強烈な言葉を浴びせかける。これによって、オーヴェの心は徐々に開いていった。
今まではオーヴェが独り言のように過去の話をしていたが、最後はパルヴァネに過去のことを話し出し、共有した。
オーヴェのソーニャ に対する愛について、たくさんの人がレビューを書いている。わたしも同意するので改めて書かない。
本当に嫌な奴なんていない
逐一いろんな人の行動に難癖をつける気難しい孤独な老人、オーヴェ。ルールを守らなければ怒鳴る、口も悪くていちいち人をイライラさせる。自暴自棄になり、何度も自殺に挑戦するが、毎回邪魔が入って失敗する。
でも、そんなオーヴェが半年前まで一緒にいた愛する妻、ソーニャとどんな人生を送ったのか。それを見ると彼がなぜこうなってしまったのかが見えて来る。
生真面目で頑固だったところは昔から変わらないが、愛する妻のために家や学校の家具類を作り直したり、一生懸命、素晴らしく生きていた過去があったのだ。
妻の死後は隣人に厳しかったオーヴェも、結局心を開いて、やっぱり良いおじいさんに戻っていく。なぜか子供達だけは、最初からオーヴェに懐いていたのを見ると、子供って純粋だから、悪い人じゃないことを直感的にわかっていたのかなー?
結局いろんな人のお世話をして、愛されて、最後はみんなに見送られて亡くなる、心温まるストーリー。
私たちは結局、お互いの一面しか知らない。でも、こうやって知っていくと、本当に嫌な人なんてなかなかいないだろうな、って思ってしまった。
孤独な老人の再生物語
頑固なジイさん、オーベ。
妻に先立たれ、悲しみに暮れる。仕事もクビになり、住民はルールを守らないし、気に食わないことだらけで不機嫌になり、自殺を試みる。そんなある日、隣に越してきたイラン人のパルバネを含む一家との交流を通し、次第に心を開いていく。
なんとなく、観てて設定がグラントリノを思い浮かべた。
今作のジジイはイーストウッドと比べるとカッコよくないけど、不機嫌な時と笑顔とのギャップがすごく印象的に感じた。
厄介ごとに巻き込まれ嫌々ながらも手助けする、なんだかんだでいい爺さん。観ていると分かるが、亡くなった奥さんの、誰かの為に行動し、今を必死に生きる姿に影響されていたのかな。奥さんの後を追うつもりが、奥さんのために今を生きようと変われることができて良かったなと思った。
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