「オリジナルの韓国版を上回る出来栄え」22年目の告白 私が殺人犯です 大塚史貴さんの映画レビュー(感想・評価)
オリジナルの韓国版を上回る出来栄え
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2012年の韓国映画「殺人の告白」を原作に描くクライムサスペンス。
入江悠監督のもと、22年前の連続殺人事件の犯人を名乗る男の「告白」が新たな事件を引き起こす様子を描いたわけだが、韓国が舞台のオリジナルを、日本に置き換えるわけである。文化も土壌も異なるなかで、入江監督、プロデューサーの北島直明は徹底的に違和感を排除しながら脚本を構築していった。オリジナルにあった「刺客がプールに毒蛇を放つ」くだりなどは、容赦なくカット。そのため、個人的にはオリジナルを遥かに上回る出来栄えになったと感じている。
藤原竜也、伊藤英明は素晴らしかったが、石橋杏奈の演技にもっと注目が集まっても良いと感じたことも言及しておく。
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