たたら侍のレビュー・感想・評価
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タタリ侍
島根県出雲の国を舞台にした時代劇。たたらの村の鋼作りの青年が「侍になりたい」と国を出たのはいいんだが、、、。
と言う御話。
たたらの村の設定や大体の映画のやりたい事は分かるんだけど、いかんせん少子抜けの所が多い。
害悪なのは脚本。
主人公の伍介の行動がホント「村の疫病神」みたいな設定になっているのが???である。
村を捨てて2日〜3日掛けて移動して何処か分からない信長の配下武将の軍に仕官するものの、味方の軍はあっけなく敗退。
最初の侍になる意味込みはどこへやら、そそくさと村に帰って来てしまう。(帰りは電車で帰ったかの様に早い)
鋼作りを放ったらかし、一度捨てた村の住民に話した第一声が「村の役に立ちたい。」
?と言葉の意味も分からないし、侍修行すらなっていないお前がどの面さげてその言葉が言えるのか?状態。
更に村が戦に巻き込まれてしまう。侍になりたいと途中世話になった商人(近所の様に直ぐに来る)がまた災難を持ってくるw
村バトルだって何したいんだか。語りたいんだか。
最後の主人公の言葉は「おまえが言うな💢」である。
宮崎アニメにて例を言わせて頂ければ主人公は「もののけ姫に出てくるタタリ神」に近い。
時代劇映画が流行った1950〜60年代でもこの脚本はやらないだろうと思われる無茶振り。
1人の馬鹿な村人が村に不公を招いた映画とすれば少しは面白く感じるかも?
EXILE軍団は今後映画館に何をもたらしてくれるのだろうか?
今後も変な意味で期待はします。(金は映画業界に落として下さい。拾う事は難しいでしょう。)
酷評ではないけれど。。。
叩きまくるほどではない
大根で主役に魅力を感じず、ストーリーがもうひとつなのは仕方ない。
農民がサムライになりたいってスタートなのだから、パッとしない泥臭いストーリーなのは百も承知で観ないと行けない。
時代劇を作るとエンタメに寄るか?史実に寄るか?と選択を迫られると思うが、超大作ではないこの作品で、尚且つ主演は知ってる人しか知らない程度の認知度の青柳を使っているのに、どちらでもない立ち位置の作品になっている。
したがって盛り上がり所も地味になる。
映像はそんなに汚なくない。
小綺麗だ。
だからと言って目を見張るような演出がないため、抑揚がない。
もうひとつ…これがこの作品の評価と思う。
凡作、愚作、駄作
錦織監督は、島根県が舞台の作品を作り続けているが、
島根で描くことが目的になり説明不足になる悪い癖がある。
「なぜここなのか」「他との違い」「なぜこう行動するか」
が描かれないのだ。
大体、「たたら侍」とタイトルしているが、
主人公は村下であり侍になることを志しても村下に立ち返る話
ではないのか?
特定の時代、地域を舞台なのに考証がでたらめすぎる。
正体不明な敵、理解不能な商人、事態悪化に動かない年長者、
嘘くさい尼子残党・・・人物が意味不明な行動しかしていない。
たしかに、自然は美しいし、たたら・鍛冶の技術はすごいけど
それだけなら、こんな映画を作る必要はない。
こんな舐めた内容を作品にしてしまった制作陣は
打ち切りの件も含め、島根で協力した人たちに謝るべきだ。
ここEXILEアンチ場??
“映画”として
“映画”として、素晴らしい作品に出会えたというしみじみとした感動。
日本の伝統技術や美しい風景、また映画としても、本物にこだわり向き合って真摯に作られた映画作品だと感じた。
派手なヒーローものでもなく、その分展開は(エンタメ的には)地味だけれど、実際には人ってこういうものだろうと思う。
わかりやすい感動や、驚愕の展開、CGやアクションがスゴい等々の作品が多くヒットする中で、こういった静かに力強い作品がひっそりと上映されていることに、映画好きとしては感動している。
良くも悪くも先入観があるのはわかる(正直自分も含め)が、一つの映画作品として、柔軟な心を持つ多くの人に届く一本だと思いたい。
ベテラン俳優陣の佇まいが素晴らしく(対する若手の一生懸命さも良い)、昔からの映画好きであれば、いろいろとツボが多くある作品なのは間違いない。
映像だけはキレイだったけど・・・
いや打ち切り嬉しい!
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