RWBY VOLUME 3のレビュー・感想・評価
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大切なものを失ってどうなるか
日本風アニメと西洋風ファンタジーとアメリカンスクールドラマ、それに少し香港風アクションも加わったキメラ3Dアニメもvol.3まで来たが、今作から制作陣の中心的人物だったモンティ・オウムが急逝により不在となったと聞き、少しの不安を抱えながら観た。結論から言うと、別物になってしまうのではという少しの不安は少しだけ当たった気もするが、まあ少しだけだと思う。何となく戦闘の演出や話の展開が大味になった気もするけど、ストーリーが破綻しているわけではないし、スタイリッシュな戦闘も可愛く造形されたキャラクターも健在なので、RWBYのRWBYたる部分は失われていないと思う。むしろ大切な人を失うという現実の出来事が、ストーリーにも影響を与えているのでは?という気もする。ピュラはまだしも、ヤンは本当にただただ酷い目に合っているだけな感じで観ていて辛かった。あとネオポリタンとトーチウィックの退場の仕方もあっさりしすぎな感じがしないでもなかった。
ダイナミックな演出は何も悪いことばかりじゃなくて、むしろこの映画の良い意味でのゲームっぽさは増した気もする。基本的にゲームは操作できる映画を目指しているのが昨今の動向な気がするが、この作品はその逆で、ゲームっぽい映像の仕上がりになっている。ルビー達を実際に操作して、戦闘できたらどんなに面白いだろうとよく考えていたが、今までにまして強く思ったりも。何にせよ、話が進むにつれ、戦闘はダイナミックになり、広げた風呂敷は畳めなくなるのが日本のアニメ・漫画の常だが、この作品がそうならないことを願うばかり。
前クールを遥かに上回る
1期2期から、アクションの量は3倍、クオリティも倍増という驚異の進化。
さらに、後半の絶望感とさらに予想を上回る衝撃的な内容。
ピュラが……、ヤンが……、ルビィが……、とここまで積み上げてきた魅力的なキャラが、敵のボス言うとおりに、ボロボロにされることのショックが凄い。
起承転結でいう、見事な転の作品。次が気になり過ぎる!!
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