マグニフィセント・セブンのレビュー・感想・評価
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7人の侍・魂
「7人の侍」「荒野の7人」「マグニフィセント・セブン」…、三船敏郎、ユルブリンナー、デンゼルワシントンと題名や役者は変われど、黒澤明の魂は脈々と受け継がれ、悪をやっつける復讐劇と男臭さは、いつの時代も楽しめるテーマです。
デンゼルワシントンはもう還暦を過ぎているのに、いつまでも若々しく、どんな役柄も観るものを引きつける演技で、さすがにオスカー俳優ですね。
しかし、この映画を観るとアメリカの銃社会は建国以来、受け継がれたものがあり変える事はできないのかな…。
それから、今のアメリカのトップに立つ金に物言わせた赤鬼のようなあの男を、映画のように倒してくれる7人が現れないかと思います(笑)
男たち。
男とは。
それぞれの戦う理由の掘り下げがもっと不十分に感じたが、おもしろかった。
仲間がだんだん集まって行く感じっていいよね。無駄に言葉を交わさない感じ。それを撮らない感じ。かっこいい男っていのは、お互いに認め合うと、いちいち語らない。最低限の言葉で世界と、人と、関係を構築できる。
かっこいい死に様、そうではない死に方。たくさんある。男なら一度は誰かを救って死にたいと、ヒーローになって死にたいと憧れる時がある。
銃で撃たれて終わり。銃で撃たれると、人生が終わる。当たり前のことだが、その人が何十年、何千人の人と関わってきた人生が終わる。
銃で撃たれるって、本当にそれだけのことで人生が終わるってことがこわい。何人もの人が死ぬが、当たり前のように死んでいく。
男なら誇り高く、気高く生きていたいものだ。人に敬意を払い、敬い、尊びながら、生きていたいものだ。そう感じたのは、あの7人が自分のために戦っていたからだろう。
7人個々の設定は良かったが
ストーリーはスカッとして、キャラ設定も個性あって良い!悪役もいい感じで悪!ただキャラ立ちさせるには時間が足りなさすぎる印象。どんな経緯があって銃が打てないの?なんか仲間になるのが早すぎないか?そこまで貸し借りないのに3日くらい共に過ごしただけで命懸けになれるのか?色々雑かな。むしろストーリー、キャラは良かったから2、3部とあってじっくり仲間になる段階付けや経緯を見たかった 。
割と良かったですよ。
始め、そっくりさんかと思っていたら本物だった。やはり存在感が違う。
全体にフィルム撮影の美しさが満ちていて、やっぱりフィルムで映画を撮り続けて欲しいなぁと思った。フィルムで撮ったところもそうだが全体にジャンゴにちょっと似てるね。
ストーリーは細かい人間ドラマなどは端折っちゃってるが、原作が二つもあるので全く気にならずに楽しめる。まぁ一杯やりながら見るのにちょうどいいですね。
さらっと見れる点も良い
楽しんで見れる内容。コンパクトにまとめているので、さらっと見れる点も良い。
評価については「七人の侍」を☆5とするので、☆3あれば良作と考えて良いのでは。もともと、超えようという意識で作っていないはずですし、妥当かなと。オリジナリティの評価ができない映画ではあるので。
ただこの長さだと7人それぞれのキャラを見ている側にすり込むのは難しいのかも。
雰囲気は楽しいけれども、作りが雑過ぎるような気がしました。
超傑作『七人の侍』をリメイクしようなどと考える人はたぶん日本人にはいないと思うから、ハリウッドで『荒野の七人』をリメイクしてくれるのは嬉しい。
荒野の七人は単なる銃の撃ちあいみたいな感じだったけど、この映画は多少『七人の侍』に近づけて戦争というか市街戦に近いような感じになってました。
いろいろ作戦を立てたり、罠を仕掛けたりしていた。
でもどういう作戦なのか、どういう罠なのか、説明がないのでわからなかった。
当たり前だけれど、『七人の侍』の重厚で精密な作りには遠く及ばないし、『荒野の七人』のキャラクター設定の素晴らしさにも及んでいない。
雰囲気だけ似せているような映画でした。
なんとなく雰囲気は元の2作品に近いけれど、内容はよく考えるとおかしいことだらけ。
まず大前提として、何でボーグがこの町の人を追い出そうとしているのかよくわらない。
金鉱は手に入れていたみたいなので、別に追い出す必要ないのでは?
逆にいてくれた方がいろいろ都合がいいような気がする。
反対する人を殺しているくせに、立ち退き料を払うと言ったり、準備に3週間待つと言ったりするのは辻褄が合わない。
それに短時間でキャラクター設定して説明するのは難しいから、とりあえず見た目重視、属性重視で、人種で分けているのも変。
メキシコ人はいいとしても、黒人のガンマンで賞金稼ぎというのも変だし、インディアンが参加してくるのも変、一番変なのはイ・ビョンホンの韓国人ガンマン。
いたかもしれないけどかなりおかしな感じがした。
これだったら日本人の侍の方がまだまし。
戦法や作戦や戦い方もよくわからない。
『荒野の七人』よりも『七人の侍』に近づけたという感じで、いろいろ『七人の侍』を意識したようなシーンが入っているのだけれども、なんでそういうことやっているのか説明がないのでよくわからない。
そんなことやっても意味ないだろう、というものばかりで理由が不明。
ボーグ一味の方もただ単に突っ込んでくるばかりでやられっぱなしというのもおかしい。
最後に秘密兵器が出てくるけれども、使い方も変だし、防ぎ方も変。
全体的に作りが雑すぎるような気がした。
リメイクする元の映画が名作過ぎるので、作り込んでも意味がないから雰囲気だけ楽しんでくださいということかもしれない。
スタイリッシュ爽快ガンアクション。仲間を集めて悪と闘う。彼が闘う理...
スタイリッシュ爽快ガンアクション。仲間を集めて悪と闘う。彼が闘う理由とは…!?
最後の墓場が最初と繋がる所はオシャレ。神聖な場所を焼いたのは貴方なのだから…。2回鑑賞。
痛快時代劇!
大分前に、VODにて鑑賞。
結構〜人も死んじゃうんだけど、それぞれキャラが立ってて 観てて気持ちよかった。
相変わらず、ピーター・サースガードは嫌な奴だったなーw
ヘイリー・ベネット演じるエマの復讐に手を貸す、チザム(デンゼル・ワシントン)が ならず者達を集め、ボーグ(ピーター・サースガード)への復讐を果たす。
日本の「七人の侍」が元の様ですが、私は観たことがないので比べられないですが、誰が観ても解りやすい展開だと思います。
最初から最後まで駆け抜ける感じで、一気に観られますね。
男が惚れる男七人!
七人のスカウトパートが駆け足すぎて盛り下がったし、伝説の名作二本を観ていなくても分かっちゃう「差」。どうせだったら凌駕してやる!ぐらいの野心は欲しかった。
だけどそういう「世評」とかを切り離したら悪くない。アツいパートはたっぷりあるし、マヌエル・ガルシア=ルルフォとクリス・プラットのブロマンスぶりwファラデーが最期に噛ます痛快なワイズクラック。自責の念を乗り越えてカムバックのグッドナイト、戦闘前日に野郎共が交わしてくれる宴など、男がとにかくグッとくること請け合いの場面豊富で、ここはさすがフークア監督、分かっているって思いました。
まあ不満を言い出したら、ポロポロ出てくる映画ですが、憂さ晴らしが欲しい人にはうってつけの映画ですよ。また観たくなりますし。
休日午後のまったりした時間に心地よい映画
クリス・プラットの魅力全開‼️
ジェニファー・ローレンス似のヘイリー・ベネットも何とも言えない良い雰囲気で、全体のバランス、猛々しさの中の可憐、という絶妙な存在感でした。
これはアガる。
初めに断っておくと、「七人の侍」も「荒野の7人」も観てません。
だからオマージュ的な要素を完全に理解できない私ですが、
まぁアガる映画でした。戦闘シーンなんかまさに「手に汗にぎる」状態。
きっと往年のファンには物足りないところもあるでしょう。
初見の私だって「?」になるところは多々あったし。
でも黒澤監督から始まる一連の作品群として捉えた場合、
ちょっと足りないとこがあっても良いんじゃないかと。
そんな風に思わせるくらいには面白い映画でした。
私はこの作品を観てオリジナル「七人の侍」も興味が出てきたし、
黒澤作品を色あせさせないためにも、現代的に翻案したオマージュ作品が出てくるのは良いことだと思います。
ダラダラと過去の栄光を引きずり、ぱっとしない続編ばかりの某作よりずっと意義深い1本だと思います。
マグニフィセント・セブン
監督
アントワーン・フークア
『七人の侍』リメイク
出演者
デンゼル・ワシントン
クリス・プラット
イーサン・ホーク
ヴィンセント・ドノフリオ
イ・ビョンホン
マヌエル・ガルシア=ルルフォ(英語版)
マーティン・センズメアー(英語版)
ヘイリー・ベネット
ピーター・サースガード
彼は、映画を作るために出演したのか?それとも、何かをコントロールす...
彼は、映画を作るために出演したのか?それとも、何かをコントロールするつもりだったのか?
残念ながら映画は、冗長でつまらない。脚本が悪いのか、監督が悪いのか、ぼくには分からない。映画を作ったことがないから。
だから、観客としてはっきり言う。
彼の映画じゃない。
おなじみ「七人の侍」「荒野の七人」のリメイク版。今回最後に残るのは??
ネットで視聴(英語字幕)
デンゼル・ワシントンの登場シーンが非常にカッコイイ!
最後の決戦の場面は、ちょっと大味。
その結果、尻すぼみとなった印象はあるが、それでも、まずまずの映画ということができる。
「荒野の7人」、「七人の侍」を知るこちらとしては、どうやって7名を集めるのか、それぞれのキャラが立っているのか、最後に生き残る3名は誰かというところに関心がいってしまうのだが、7名を集める場面は、チザム(デンゼル・ワシントン)がファラデー(クリス・プラット)を最初の仲間にするところは丁寧に描いてあるが、そのほかが比較にならないぐらいあっさりで、物足りない。
今回のキャラは、黒人、白人、インディアン、東洋人と多人種なのが特徴。なかでも、イーサン・ホークとイ・ビョンホンのコンビは存在感を放つ。
生き残るのは、まったく予想に反した3人なのだが、後々考えてみると、いろいろ配慮した結果なのだろうと思った。
ガンマンたちを雇いに出かける村人の中心は、夫を殺されたエマ(ヘイリー・ベネット)だが、胸元を露わにドレスが気になってしょうがない。冒頭のシーンは、村人が着飾って教会に集まる日だからわかるにしても、旅先でも同じような格好。最初は、食い詰めて娼婦になったのかと思ってしまった。あんなセクシーな恰好で旅行したら危ないんじゃないでしょうか。そもそも開拓農家の主婦があんなに色っぽいのがおかしい。観てる分は楽しいけど。
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