カーズ クロスロードのレビュー・感想・評価
全57件中、21~40件目を表示
見る人の立場・経験で変わる評価
単純に主人公がどん底から復活して、
負けた相手にスカッと勝つ。っというストーリーにしなかった。
そこで、子供向けのディズニーアニメとしては評価が変わってくるのだと思う。
これは大人にメッセージを向けてしまった作品。
制作陣も監督が新たに替わって引き継いで、
色々思う中で違うアプローチをチャレンジしようと物語を考えたんだろう。
そこのギャップで評価が変わる。
私もシリーズを見てきて、
気づけば自分も歳を取っていてもういいオジサン。
大好きな趣味のサッカーでも自分のイメージの動きに体が追いつかない。かつて出来た事が出来ない。
これはもろにマックィーンの心情に被る。
仕事もそう。
自分が教わった事、経験、ノウハウ、
やっぱり次に伝えていく事、
次の世代に経験させるチャンス作る事、
そういう事も考えていかなくちゃなぁと思った。
そんで涙ぐんだ。
いい映画だと思うよ。
まぁ子供は「?」かもしれないけど(笑
マックイーンの「選択」に美学を感じた
カーズ歴の浅い私は
マックイーンの選択には肯定的だった。
「君にチャンスをあげられる
最後のチャンス」
単純にいい言葉だなぁと思ったし
どこか日本人的な美学すら感じた。
いろんなレビューをみてると
熱狂的なマックイーンのファンからすると
カーズの歴史に泥を塗る映画なのかもしれない。
製作陣も大博打を打ってきたのかな。
余談だが
やっぱりシリーズ物を見るには
予習は大事。
取り急ぎパートワンを見ていてよかった。
各キャラへの入れ込み方が違ってくる。
そのキャラも健在で良かった^_^
先日見た怪盗グルーもそうだったが
とにかく日本語吹替版しかやってない!
今回の声優陣も素晴らしかった。、
松岡茉優はなかなかよかったし
藤森さんもチャラさ全開でよかった。
ただやっぱり選択肢がないことは
映画ファンとしては寂しい限り。
感動をありがとー。子供連れはスシローも行くべし。
車好き、子供から大人の男性から親子まで幅広い年代でも楽しめる作品。
とくに1のときに子どもだった方は、一緒に成長できた感覚や懐かしさも味わえると思います。
ネタバレ
ベテランステッカーくんライバル達と優勝争いも新人ストームに負ける。
仲間達も世代交代の波に勝てず、ステッカーくんもクラッシュ!!
リハビリや新しいトレーニングで力をつけるために、ラミレスちゃんと特訓も焦りからかシミュレーションシステムに突撃。
新しいオーナーに愛想つかされ、負けたら引退との条件でレースに参加することを決意。
自己流トレーニングにラミレスちゃんも参加するも相変わらずのケンカ。
ラミレスちゃんがトレーナーではなくレーサーに志望と知り、かつての有名レーサーと共にトレーニングをすることになります。
トレーニング最終日に調子を上げ、ラミレスちゃんとのレースにも勝てそうになるも、空気を読まないラミレスちゃんに負けて本番に向かうことになります。
レース本番では調子良く走るステッカーくん。
しかし、オーナーがラミレスをレース会場からトレーニング場に戻るように指示を出す。
それを聴いたステッカーくんの行動は…
ピットに戻りタイヤ交換をラミレスに行い番号も付け、バトンタッチをするというもの。
最初は慣れないラミレスちゃんに最適な指示を出すステッカーくん。
そして、最後にストームを抜き優勝。
ストームは晴れて夢のレーシングカー。
ステッカーくんは新しい夢とともに走り続けます。
前作が良かっただけに…
4DXで鑑賞しましたが、
いまいちでした。
もし2Dで見ていたら寝てたかも
しれませんw
カーズは1作目から
毎回映画館で見ています。
最初の作品、2番目の作品は
個人的にはとても好きです。
今回は、脚本がいまいちで
話として面白くありませんでした。
別にマックイーンが引退とか
後輩の登場とか
誰が求めていたんでしょう?
正直、まったく面白く無かったので
カーズは2作目で終わりにすれば
良かったのではないかと
感じました。
満足ともいかないが…
予告編でマックイーンが事故ってトップ候補から脱落しだすだろう事はほぼ予測できたので、あとはどうやって取り返すかorハッピーエンド的な展開にするか…と、あれこれ予測したんですが、ほぼ予想どおりの結果で若干の拍子抜けも感じられました。
しかし、フロリダのレース前にドックの師匠・スモーキーに勝ち方を教わりに行ったのは、少なからずダレてしまいます。これならドックがまだ生きていて、もう一度マックイーンが勝つために特訓を受けに行ったのとほとんど変わらない展開な訳ですよね。総括的に『もうちょっとで最高』という所でした。
キャラにもやもや
カーズ1が大好きだったので観ました。
映像は凄かったです。
マックイーンがドッグと同じ道を辿りたくないと考えていることからまず意外でした。
ドッグのことを尊敬していたなら新人指導の道を歩いていくことに対してもう少し前向きに考えていても良いのではと思って、周りからの働きかけがないと精神的に前進できないマックイーンにもやもやもやもや。
あとはラミレス。
マックイーンに八つ当たりされた後の彼女の過去話泣けました。マックイーンは初めてのレースで「できないとは思わなかった」と言い、それを聞いた彼女が、羨ましいわ、と返す場面。グッときます。だからこそ、最終的に彼女がレースで優勝を掻っ攫っていくことに納得できませんでした。
彼女は、老いや時代のせいではなく自ら夢をリタイアしてしまった存在であり、また別の角度から夢にアプローチする存在としてとても重要な位置にいたと思います。そのままの立場で才能あるマックイーンに影響を与えて欲しかった。
めちゃくちゃ解釈違い的な意見で自分でもアレなんですが、やはりどうにもモヤモヤです。
あとは単純にラジエータースプリングスのみんなの活躍をもっと見たかったな〜〜って思います。マックイーン、もっとサリーたちの中で悩めばいいのになって。
モヤモヤしすぎで逆に納得いくまで見たくなる作品でした。
いい作品だからこそのもやもや
なんだろう、このもやもやは。
いや、そのもやもやの正体はとても個人的なことで、多分わかっているのだけれど、ネタバレなしに書けない。
無意識をアメリカに占領されている自覚は常にある。
たぶんそれは、まだ幼稚園に通っていたころ、TBSの朝の番組でジョン・デンバーを聴かされていたころにさかのぼる。カントリーやグリーングラスを聴くことも多かったし、スプリングスティーンやジョン・メレンキャンプもよく聞いた。ロッキーも見た。大草原の小さな家も見た。奥田民生の「エンジン」のギターなんて、もう琴線が震え切れそうだし。
スポーツエンタテインメントビジネス、コマーシャリズム、マーケティング、セイバーメトリクス、最新のトレーニング理論に踊らされている自覚もある。さらに言えばMBA的メソッドとかグローバル人材とか意識高い系とか。
古いタイプの人間がボロボロになるまで続ける美学とか、世代交代に抗う難しさとか、先達への敬意とか、若者への壁になりながら成長を促すとか、変わっていく時代とどう折り合いをつけるかとか、アメリカンドリームとか。
でも、手放しでおもしろかったとは言いがたいもやもやが残る。それがこの作品を作った人々の意図したものだったとしたら、やっぱり僕は無意識をアメリカに占領されている証左なのかも。
トランプさんを大統領に選ぶ人々と、この作品に歓喜する人々が、かなり重なるだろう状況をも飲み込むのがアメリカなんだな。
えっこんな終わり方でいいの!?
個人的に1作目の話が王道でとても好きな自分。2作目は作風が大きく変わって微妙な感じ。今作は予告の段階から感情移入できそうな人生的なテーマで期待していたのだが、何とも微妙な最終作で拍子抜け。前半の栄光からの挫折、焦りを感じながらも再起を図ろうとするストーリーはクライマックスまでの準備としては上出来。ただこのままだと1作目と流れや結末が似そうなのでどう差別化して終わるのかと見ていたらまさかの主役交代という結末に開いた口が塞がらない状態。マックィーンの復活と活躍を見たかったのに今作から登場してバックストーリーも掘り下げ不足のラミレスに交代!?流れはドックの故郷巡りで走り続けるだけじゃなく新しい世代を見守ることもまた喜びということで理解していたがまさかの斜め下を行く展開。劇的な勝利ではあるものの何とも納得のいかないラスト、さらに綺麗すぎるまとまり方にモヤモヤ。期待してただけにちょっと残念だったなと。ただ映像は実写と見紛う素晴らしさでジャクソン・ストームの吹き替え、オリラジ藤森も前評判通りハマり役だったと思う。安易に持ちネタを言わなかったところも好印象。話が逸れてしまったがあまり期待して観ない方がいいかと。
成長の形に感動
マクイーンの輝かしい栄光の奇跡も年式がかさむに連れ、避けて通れない分岐点。
この作品はヒーローはいずれの形で受け入れつつ別の形で進めるかを分かりやすくも感動的にまとめた素晴らしい作品です。
今までのキャラは健在で、安心感も十分で最初から最後まで楽しめること間違いなし!
車に興味のない方も気にせずに疑似ヒューマンドラマを受け入れられます。
是非20代後半から30代の方に見てもらいたい、大人な作品です。
オススメです!
ちゃぶ台返し
引退に向けての話。
そして、ちょっとあり得ない程の不正を正当化させたおぞましい作品。
話しの引っ張り方としては面白かった。
定番を採用しなかったとでも言おうか…ほぼ終盤まで「引退」を口にしない。
つまりはソコまで足掻くのだ。
物語の冒頭から引退臭しかせず…そうこうしてる内にレースが始まり「あれ?引退しないのかな?」と思った矢先の引退宣言。
なのだが…
腑に落ちない。
あんな価値観はありなのだろうか?
レースが始まり、何周かしてから後に選手が変わる。選手登録もしてない車が走り出す。
マックイーンの代わりに95番を貼り付けて、全く別の車が走り出す。
マックイーンの擬装をするでもなく、全くの別物として、だ。
そして、台詞でその行為を肯定するルールが発せられる。
で、その別物はレースの途中から参加し、失格になるでもなくトップでゴール。
拍手喝采…。
あまりに都合良すぎやしないかね?
身勝手すぎやしませんか?
それがアリなら、ピットインなんかしなくて良くないか?
ピット内で「早くしてくれ!」とか「先導車より前に出なきゃ!」とか言わなくて良くない?
ピットインしたら違う車が同じ番号背負って猛スピードでコースに戻ればいいんだから。
その間にゆっくりタイヤでも給油でも、エンジンの載せ替えでもなんでもすりゃいいじゃねえか。
番号さえ同じなら、何が走ってもいいルールって…どうなの、それ?
なんちゅうか、根底の世界観をちゃぶ台の如くひっくり返された感じしかしない。
で、まあ、まんまとピットにおさまり指示を出し始めるマックイーン。
…厚顔蕪村も甚だしい。
オマケに途中まで走ってたマックイーンにも優勝の権利はあるときたもんだ。
なんなの、それ?
なんで降って湧いたような耐久レースのルールが適用されんの?
ボクサーがラウンドの途中で引退宣言して、若いボクサーが代わりにリングに上がり、相手をボコボコに殴って、世界チャンピオンになりました。
で、そのボクサーはセコンドで檄を飛ばすわけだ…ああやれ、こうやれ、と。
この展開と何にも変わらん。
マラソンに置き換えてもいいよ。
どこがいい話しなんだ?
失格だったり、無効なら納得もするよ。
なんで絶賛しちゃうの?
なんで賞賛されちゃうの?
ルールだとするなら…今まで一台で走り抜いてきた誇りはどこいった?名誉よりも勝利が優先ですか?
誇りを捨てたヒーローには、なんの共感も持てません。
結局は冒頭から抱いてた「トレーナーになるんじゃないの?」って予感が当たるわけなのだが、その転機がどうにも気持ちが悪い。
途中参加で優勝かっさらわれて、周りは文句も言えずに退散とか…駄目だろ?
とまあ、そんな理不尽な脚本のおかげで、後半ゲンナリ…。
背景のCGはすこぶる綺麗。
レースのスピード感も抜群だった。
そして
松岡茉優さんが、ヒロインの声を当ててるとはエンドロールになるまで思いもしなかった。声優さんと肩を並べてなんの遜色もない!…素晴らしかった。
自分とかぶる
車好き同志で見に行ってきましたが、仕事終わってからなので近所に吹き替え版しか夜やってるとこがなく、その代わりカテゴリー上子ども向け映画のためかその時間は席ガラガラでした。
観ればこれは立派な大人向け映画。ビジネスの厳しさも描かれ、会社の売却や買収など経営者ならではの苦渋の決断(ダッジ兄弟、持ち前のポジティブさで余計泣かせてくれる!)もあり、子どもにはちょっと難しかったかも?
「絵が素晴らしい、キャラが魅力的、車好きにしか分からない細かい演出のクオリティに磨きがかかった、制作者の車への愛を感じる」という点では同意見。
でもやっぱり「マックイーンに復活して欲しかった」「いやいや引け際が立派」というところで意見が分かれました。
自分はマックイーンの選択肯定派です。
考えてみたら「あしたのジョー」も好きだけど最後はやっぱり負けてるし亡くなったか廃人になったのか未だに分からないにせよ最悪のラストとも言えるし・・・。確かに最後まで独りで闘ったが孤独とある意味自己満足をフィーチャーしたあしたのジョーのラストより、カーズの方がいろんな登場人物との絡みが暖かく見終わった後が気持ちがいい。
かと言って返り咲くのはそんなに簡単なことじゃない。
マックイーンは等身大の選択を示してくれたと言えましょう。
そう言えば段平のおっちゃんも怪我して現役を退いてジョーを育てる訳だし星飛雄馬のお父さんとかもそのパターンだよね?
カーズでも1作目では大昔に大クラッシュでレースに復活出来なかったドック・ハドソンがマックイーンにノウハウを教えるけど、教えを乞うた本人がめぐりめぐって自分も人を育てる立場になるところまで描いたのはスポ根モノでは初めてのパターンかも(私が知らないだけだったらすみません)?
いずれにしろ自分は現役で居られなくなっても、業界が大好きな人たちの選ぶ道でもあるんだよね。
頑張って頑張って頑張った上での選択。大人になったらそれを受け容れないと始まらないこともある。
声優さんも同じなのに1作目より大人の魅力を醸している場面があってマックイーンがセクシーです。
マックイーンのボディにハイテクの改造を施すことも現実では不可能な技術では無いが、それだと人間が観て親近感を感じ感動出来る映画にはならないと思います。
ラミレスのKYぶりが酷く、え、彼女に!?というのは思ったけど(プログラムのキャラ説に書いてある経歴から感じるイメージではなく、うるさくて生意気なバカ女っぽい。吹き替えのせいだとしてもこれはこれで熱演)、確かに彼女も頭でっかちで無礼者でキャーキャーゲラゲラ姦しいギャルっぷりでイマドキの精神構造の子なんですよね。そういう意味ではこれからの人(車か)。マックイーンのプライドにとどめを刺した感はあるものの、潔く受け容れたマックイーンの中には様々な葛藤があったことでしょう。
でも、何だか今回は「女性の強さ」も描かれてるように感じました。リジー、ルイーズ、ミス・フリッター。それぞれのキャラでラミレスを応援してもいます。
今回はルイジとグイドが大活躍、出番多し。BGMも1作目のカントリーやブルース、オールデイズから一転、イマドキの音楽でレースの緊張感を盛り上げていますね。
個人的には1作目同様何度もヘビロテして観たい映画。40代後半運転手の自分も最近そうした岐路を迎えたので。
ちなみに1〜2はDVDでしか観てないのですが、レースメインの絵面なのでやはり映画館ならではの迫力が良かったです。でも早くDVD出ないかな(笑)
何度も観ると、より一層深さが分かる名作だと思います。
広告動画とは別物!!
本作はマックイーンが大事故に遭い、時代が変わり続々と出てくる次世代レーサー達にどう向き合っていくのかを描かれたストーリーだ。
だが、事故に遭ってから自分の自信を取り戻すまでの時間が短すぎで、新しい相手ストームにどう対抗するのかと楽しみにしていたが、最後には新人育成場所でトレーナーとして働いていたクルーズが途中からレースに参戦し優勝してしまうというのだ。最後の展開が無理矢理すぎると思った。
たしかに、マックイーンが年による減衰化でレースで勝ち目がないことはわかるが、それでもイチローや三浦知良のようにマックイーンが頑張る姿を見たかったな〜〜
次のステージへ!の展開に期待するも…
レース中のアクシデントに見舞われたベテランマックイーン!辛い!というトレーラーから「持ち前の反骨精神でどんな成長、逆転劇を見せてくれるんだろう」という期待が高まり過ぎてたいた。
カーズ、プレーンズシリーズが本当に好きでそれはもう自宅の小さな画面で繰り返し観ては僕たちが失いかけた大切なもの、美しい風景なんかに想いを馳せて涙を流すわけだ。なぜ無機質な工業製品であるところの自動車がこれほどまで違和感なく感情を持てているのか。ひとりよがりのルーキー、消失寸前のスモールタウン、夢とロマンのルート66、僕にとっての戸田恵子は、2006年にアンパンマンからサリーに変更されましたのでよろしくおねがいします。
クロスロードの話に戻すと、まず2017年にもピクサーの技術は度肝を抜かせてくれた。車体にきらきらと反射する背景、衝突レースの躍動感、実在できそうでできなさそうなカメラワーク、映画館で観る価値を感じる迫力だった。
マックイーンは歳をとっていた。「アイアムスピード」と繰り返し自分に言い聞かせる、新進気鋭の若手ストームからは「チャンプ、チャンプ」と揶揄され、ずっと支えてくれたスポンサーは大企業に買収され、最新鋭の技術で作られたレーシングシミュレーターを使いこなすことはできずビーチで走りたいとごねる、30代を迎えたビジネスマンである自分にはほんとうに辛いシーンの連続だった。
最後は感動する、確かにそうだ。今は亡きハドソンホーネットへのリスペクトも含め高揚感を持って映画館を後にすることができた。でも最後だけだった。もっと早く、辛い空気から抜け出して、楽しい時間を過ごしたかった。
マックイーン格好いい
マックイーンがカッコいい大人に成長してる。
ラミレスが好感持ちにくいお子ちゃまなので、そのクソガキの為にマックイーンがキャリアを掛ける展開にはややが抵抗あるものの、ドックの背中を追わせる形で納得感を持たせてる。
ラミレスは、コーチとしてのスキルも(特に対マックイーンは)二流以下、コーチの癖に選手のマックイーンより自分が優先、レーサーとしても判断力や気概か未熟で、こんなガキ放っておけって感じなんだけど、ルーキー時代の唯我独尊なマックイーンを思うと、若さは愚かさとしばしば重なるんだろうなと思う。
対してマックイーンは、人を助けることを学び、ケンカ後の立ち回りがスマートになり、達観にはまだ程遠いものの過去作から比べると精神的な成熟を見せてる。フィジカルは衰え、レースで華々しい活躍はしないけど、勘の鋭さ、他選手との駆け引き、苦境においても何かアクションする行動力、ポジティブさ等、ベテランらしくなっている。
ラミレスのレースに対する夢や執着がマックイーンを惹き付けたのは勿論だけど、それ以上に、ドックがマックイーンを育て幸せだった事実が、代がわりを決定づけたのかなと思う。
ドックよりさらに前の世代から学び、ラミレスに教える、世代から世代に引き継がれる描写が良い。
ラミレスのレース中、マックイーンが絶えずアドバイスしてて二人で走ってる感が良かった。レーサーはラミレスだったけど、コーチとしてのマックイーンが
きちんとメインになってた。
当初期待してた展開は、ベテランのマックイーンが失った体力を経験値・知力で補い、トップに返り咲く事だったけど、自分の限界を見極め、有望な後続を見出だし、心身ともに育て、全て託し、賭けに勝つって、かなり高度なので、それを土壇場絶妙なタイミングでやり遂げたマックイーンはそれはそれで良い男だと思う。マックイーン自体も、周囲の支えなしには走り続けられなかった選手なので、一作目からのサポートメンバーが顔ぶれに残ってるのもジンとくる。
老いには知力や気力を尽くそうが勝てないっていうのは滅茶苦茶に辛いけど、その対価として後続に託すことの幸せが提示されてたので、うまいこと理想的なリアリティーがあり良かった。
一度きりのチャンスを何に賭けるか。選手としての再起か、後続に活躍の切欠を与え自分は指導者になるか、選択を迫られた時、マックイーンは後者を選んだ。一作目でも優勝をふいにしてキングをゴールさせることを選んだように、自分の勝利以外に優先させたいものがあれば、そちらをとる。
結果的にはそれがコーチとしての道を切り拓くことに繋がってる。(マックイーンがそこまでを意図してたわけではないので、善行が結果的に幸せを呼ぶ寓話的な展開なのが面白い。)あのままマックイーンが走ってたら、優勝できた可能性はやっぱり低いし、仮に優勝できたとしても結局いつかは引退し泥除けのアイコンになってたはずなので、「譲る」ことで得られる未来もあるんだと感じさせられた。
意外
どうせベタな展開なんだろうな、と軽い気持ちで観ていたら、思ってもいないどんでん返しの展開でびっくりしました。今までの話の流れはこのための壮大な伏線だったんだな、と観終ってから気づかされました。修行シーンなど鉄板のベタな展開で見事にミスリードされました!でも主人公マックイーンにバリバリ感情移入して観ていたので、え!そっちか!となったのは言うまでもない。
19:30なのに吹替しかないなんて
19:30なのに吹替でした。仕方なく見ました。
元々、カーズはその設定に無理があるので、好きになれずにいましたが、今回は引退とか年齢とかテーマが良さそうなので、見てみました。
結果、良かったです。
泣きそうになりましたし、最後のレースはワクワクしました。
他の人のレビューで新人誕生とか、ネタバレなコメント多いけど、そういう前知識無しで観て欲しいですね。
ルイジ&グイドいっぱい出てた💕
今回は自分の好きなグイドとルイジが結構出てて嬉しかったです(*´∀`*)
内容的にはいろいろ手に汗握る場面が多く、良かったです。でも、最後はちょっと期待してたのと半々な感じでしたね( ̄▽ ̄;)
マックイーンで普通にゴールしてほしかったです💧
これで終わらないでほしいです(>人<;)
4やってほしいです‼︎
(次は時間たった感出さないでほしいです)
育てる幸せ
カーズ大好きの2歳息子と観に行ったのですが、
大人が泣ける!
カーズ1のハートフルさをしっかり受け継いだクロスロードでした。
2の、エンターテイメント的なのとは、ちょっと毛色が違うかな。
マックイーンが選んだ、新たな道、「育てること」。自分の人生を謳歌して、そして、継ぐものに受け渡していく。
人間と同じだなーと思いました。
子育て中の今だからこそ沁みる沁みる。
ドックのマックイーンへの眼差しと、マックイーンのクルーズへの眼差しが、重なって、自分の「我が子の成長を見守り喜ぶ幸せ」と重なって、涙が。。
キャラクターもかわいいし、往年の(?)カーズファンはもちろん、今までカーズに触れたことない人にもめちゃくちゃオススメです!
特に、子育て中の親御さん必見。「日々大変だけど、私の人生これもいいなぁ」なんて、ちょっと自己承認できちゃいます。
意外な展開
車をチェンジしてもOKなんてルールがあるなんて分からなかったから、ストーリーが読めなかったが、結局のところ世代交代の話だった、ただしその交代相手が意外だったということだ。そのためか前半部分は退屈で眠気を誘い、ピクサーもディズニーに買収されてからダメになってしまったかと思われたが、最後まで見ればまあまあの出来というところかな。
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