カーズ クロスロードのレビュー・感想・評価
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子供には難しいかな
見る人の立場・経験で変わる評価
単純に主人公がどん底から復活して、
負けた相手にスカッと勝つ。っというストーリーにしなかった。
そこで、子供向けのディズニーアニメとしては評価が変わってくるのだと思う。
これは大人にメッセージを向けてしまった作品。
制作陣も監督が新たに替わって引き継いで、
色々思う中で違うアプローチをチャレンジしようと物語を考えたんだろう。
そこのギャップで評価が変わる。
私もシリーズを見てきて、
気づけば自分も歳を取っていてもういいオジサン。
大好きな趣味のサッカーでも自分のイメージの動きに体が追いつかない。かつて出来た事が出来ない。
これはもろにマックィーンの心情に被る。
仕事もそう。
自分が教わった事、経験、ノウハウ、
やっぱり次に伝えていく事、
次の世代に経験させるチャンス作る事、
そういう事も考えていかなくちゃなぁと思った。
そんで涙ぐんだ。
いい映画だと思うよ。
まぁ子供は「?」かもしれないけど(笑
違った“カーズ”
マックイーンの「選択」に美学を感じた
カーズ歴の浅い私は
マックイーンの選択には肯定的だった。
「君にチャンスをあげられる
最後のチャンス」
単純にいい言葉だなぁと思ったし
どこか日本人的な美学すら感じた。
いろんなレビューをみてると
熱狂的なマックイーンのファンからすると
カーズの歴史に泥を塗る映画なのかもしれない。
製作陣も大博打を打ってきたのかな。
余談だが
やっぱりシリーズ物を見るには
予習は大事。
取り急ぎパートワンを見ていてよかった。
各キャラへの入れ込み方が違ってくる。
そのキャラも健在で良かった^_^
先日見た怪盗グルーもそうだったが
とにかく日本語吹替版しかやってない!
今回の声優陣も素晴らしかった。、
松岡茉優はなかなかよかったし
藤森さんもチャラさ全開でよかった。
ただやっぱり選択肢がないことは
映画ファンとしては寂しい限り。
感動をありがとー。子供連れはスシローも行くべし。
車好き、子供から大人の男性から親子まで幅広い年代でも楽しめる作品。
とくに1のときに子どもだった方は、一緒に成長できた感覚や懐かしさも味わえると思います。
ネタバレ
ベテランステッカーくんライバル達と優勝争いも新人ストームに負ける。
仲間達も世代交代の波に勝てず、ステッカーくんもクラッシュ!!
リハビリや新しいトレーニングで力をつけるために、ラミレスちゃんと特訓も焦りからかシミュレーションシステムに突撃。
新しいオーナーに愛想つかされ、負けたら引退との条件でレースに参加することを決意。
自己流トレーニングにラミレスちゃんも参加するも相変わらずのケンカ。
ラミレスちゃんがトレーナーではなくレーサーに志望と知り、かつての有名レーサーと共にトレーニングをすることになります。
トレーニング最終日に調子を上げ、ラミレスちゃんとのレースにも勝てそうになるも、空気を読まないラミレスちゃんに負けて本番に向かうことになります。
レース本番では調子良く走るステッカーくん。
しかし、オーナーがラミレスをレース会場からトレーニング場に戻るように指示を出す。
それを聴いたステッカーくんの行動は…
ピットに戻りタイヤ交換をラミレスに行い番号も付け、バトンタッチをするというもの。
最初は慣れないラミレスちゃんに最適な指示を出すステッカーくん。
そして、最後にストームを抜き優勝。
ストームは晴れて夢のレーシングカー。
ステッカーくんは新しい夢とともに走り続けます。
大人にこそ
カーズ1、2をリアルタイムで
わが子と映画館で観た世代です。
今回、高校生になった息子に、
観たいからとお願いして
一緒に観に行きました。
1の公開から10年以上経ち、
40代になった今の自分が、このクロスロードを
わが子とともに観れたことに
幸せというか、感慨を感じます。
私の印象は
1は大人も子どもも楽しめる映画、
2は子ども向け。
クロスロードは、1を観て育った子どもと、
その親ーーーつまり、大人のための映画。
悩みを持ったり衰えを感じたり、
挫折を知った人の映画。
小さな子ども向けではない。
映画館に小さな子どもを連れた家族が
いっぱいだったけど、
どうだったんだろう?
今回のクロスロード、
話の雰囲気は、1の続きって感じ。
こないだ地上波で2が放送されていたけれど、
1のがよかったんじゃないのかなと
思いました。
マックイーンの苦悩は胸が詰まる思いだし、
クルーズの告白、ドックの手紙のシーンは
涙涙でした。
また、メーターの存在に癒され、
チックヒックスには笑わせられ、
実況の2人が同じでなんか嬉しかったり、
お馴染みのシーンには笑わせられたり。
とてもよかった。
本当によかった。
ジョン・ラセターありがとう!
あ、今作は製作総指揮だけど(笑)
そうそう、ダイナコの社長には天晴╰(*´︶`*)╯
PS
高校生の息子も、とてもよかったそうです。
げっ!
前作が良かっただけに…
4DXで鑑賞しましたが、
いまいちでした。
もし2Dで見ていたら寝てたかも
しれませんw
カーズは1作目から
毎回映画館で見ています。
最初の作品、2番目の作品は
個人的にはとても好きです。
今回は、脚本がいまいちで
話として面白くありませんでした。
別にマックイーンが引退とか
後輩の登場とか
誰が求めていたんでしょう?
正直、まったく面白く無かったので
カーズは2作目で終わりにすれば
良かったのではないかと
感じました。
満足ともいかないが…
予告編でマックイーンが事故ってトップ候補から脱落しだすだろう事はほぼ予測できたので、あとはどうやって取り返すかorハッピーエンド的な展開にするか…と、あれこれ予測したんですが、ほぼ予想どおりの結果で若干の拍子抜けも感じられました。
しかし、フロリダのレース前にドックの師匠・スモーキーに勝ち方を教わりに行ったのは、少なからずダレてしまいます。これならドックがまだ生きていて、もう一度マックイーンが勝つために特訓を受けに行ったのとほとんど変わらない展開な訳ですよね。総括的に『もうちょっとで最高』という所でした。
キャラにもやもや
カーズ1が大好きだったので観ました。
映像は凄かったです。
マックイーンがドッグと同じ道を辿りたくないと考えていることからまず意外でした。
ドッグのことを尊敬していたなら新人指導の道を歩いていくことに対してもう少し前向きに考えていても良いのではと思って、周りからの働きかけがないと精神的に前進できないマックイーンにもやもやもやもや。
あとはラミレス。
マックイーンに八つ当たりされた後の彼女の過去話泣けました。マックイーンは初めてのレースで「できないとは思わなかった」と言い、それを聞いた彼女が、羨ましいわ、と返す場面。グッときます。だからこそ、最終的に彼女がレースで優勝を掻っ攫っていくことに納得できませんでした。
彼女は、老いや時代のせいではなく自ら夢をリタイアしてしまった存在であり、また別の角度から夢にアプローチする存在としてとても重要な位置にいたと思います。そのままの立場で才能あるマックイーンに影響を与えて欲しかった。
めちゃくちゃ解釈違い的な意見で自分でもアレなんですが、やはりどうにもモヤモヤです。
あとは単純にラジエータースプリングスのみんなの活躍をもっと見たかったな〜〜って思います。マックイーン、もっとサリーたちの中で悩めばいいのになって。
モヤモヤしすぎで逆に納得いくまで見たくなる作品でした。
いい作品だからこそのもやもや
なんだろう、このもやもやは。
いや、そのもやもやの正体はとても個人的なことで、多分わかっているのだけれど、ネタバレなしに書けない。
無意識をアメリカに占領されている自覚は常にある。
たぶんそれは、まだ幼稚園に通っていたころ、TBSの朝の番組でジョン・デンバーを聴かされていたころにさかのぼる。カントリーやグリーングラスを聴くことも多かったし、スプリングスティーンやジョン・メレンキャンプもよく聞いた。ロッキーも見た。大草原の小さな家も見た。奥田民生の「エンジン」のギターなんて、もう琴線が震え切れそうだし。
スポーツエンタテインメントビジネス、コマーシャリズム、マーケティング、セイバーメトリクス、最新のトレーニング理論に踊らされている自覚もある。さらに言えばMBA的メソッドとかグローバル人材とか意識高い系とか。
古いタイプの人間がボロボロになるまで続ける美学とか、世代交代に抗う難しさとか、先達への敬意とか、若者への壁になりながら成長を促すとか、変わっていく時代とどう折り合いをつけるかとか、アメリカンドリームとか。
でも、手放しでおもしろかったとは言いがたいもやもやが残る。それがこの作品を作った人々の意図したものだったとしたら、やっぱり僕は無意識をアメリカに占領されている証左なのかも。
トランプさんを大統領に選ぶ人々と、この作品に歓喜する人々が、かなり重なるだろう状況をも飲み込むのがアメリカなんだな。
えっこんな終わり方でいいの!?
個人的に1作目の話が王道でとても好きな自分。2作目は作風が大きく変わって微妙な感じ。今作は予告の段階から感情移入できそうな人生的なテーマで期待していたのだが、何とも微妙な最終作で拍子抜け。前半の栄光からの挫折、焦りを感じながらも再起を図ろうとするストーリーはクライマックスまでの準備としては上出来。ただこのままだと1作目と流れや結末が似そうなのでどう差別化して終わるのかと見ていたらまさかの主役交代という結末に開いた口が塞がらない状態。マックィーンの復活と活躍を見たかったのに今作から登場してバックストーリーも掘り下げ不足のラミレスに交代!?流れはドックの故郷巡りで走り続けるだけじゃなく新しい世代を見守ることもまた喜びということで理解していたがまさかの斜め下を行く展開。劇的な勝利ではあるものの何とも納得のいかないラスト、さらに綺麗すぎるまとまり方にモヤモヤ。期待してただけにちょっと残念だったなと。ただ映像は実写と見紛う素晴らしさでジャクソン・ストームの吹き替え、オリラジ藤森も前評判通りハマり役だったと思う。安易に持ちネタを言わなかったところも好印象。話が逸れてしまったがあまり期待して観ない方がいいかと。
成長の形に感動
マクイーンの輝かしい栄光の奇跡も年式がかさむに連れ、避けて通れない分岐点。
この作品はヒーローはいずれの形で受け入れつつ別の形で進めるかを分かりやすくも感動的にまとめた素晴らしい作品です。
今までのキャラは健在で、安心感も十分で最初から最後まで楽しめること間違いなし!
車に興味のない方も気にせずに疑似ヒューマンドラマを受け入れられます。
是非20代後半から30代の方に見てもらいたい、大人な作品です。
オススメです!
いい話でした
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