ソムニア 悪夢の少年のレビュー・感想・評価
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【”母を亡くした少年が、必死の思いで眠らない理由。”ジェイコブ・トレンブレイの健気な姿が印象的なファンタジック・ホラー。】
■愛する息子を風呂場の事故で亡くしたジェシーとマークの夫婦は、悲しみを乗り越えようと8歳の少年・コーディ(ジェイコブ・トレンブレイ)を養子に迎える。
しかしコーディはなぜか眠りにつかず、蝶の図鑑を読んで夜を過ごすのだった。
ある晩、夫婦がリビングにいると美しい蝶の群れが出現する。
◆感想
・夢を現実化させる能力を持つ少年コーディが生み出す悪魔”キャンカーマン”の正体が分かる後半は、切ない。
・青く美しい蝶が舞う幻想的な世界観は恐ろしくもあるが、引き込まれるものがある。
<今作は、親と子の絆をホラーテイストを塗しつつ美しく描いたファンタジック・ホラーである。>
優しい気持ちになれるファンタジックホラー
息子を亡くしてからは夫婦揃ってセラピーに通うほど失意のどん底だったマークとジェシー。8歳の少年コーディの里親となり、新たな人生を歩もうとしていたが、死んだ息子ショーンの写真や映像を見せた晩には死んだはずのショーンが目の前に現れたのだ。やがて、カラフルな蝶たちとショーンの亡霊はコーディの見る夢が具現化したものだと気づく。
特にジェシーはもっともっとショーンに会いたいがためにコーディに夢を見させるよう努力するのだ。しかし、コーディには良い夢も見るけど、悪夢も見る。彼が名付けたキャンカーマンだ!彼の実母もキャンカーマンに連れ去られたと信じるコーディ少年。クラスのいじめっ子もキャンカーマンに襲わせ、行方不明となった・・・
夢をコントロールできるなら、これほど幸せなことはない。だが、悪意のキャンカーマンは突然襲ってくる。怖くなったコーディは不眠症に陥り、看護師ジェシーは子供用の睡眠薬を処方してもらうことに。だけど、彼が起きられなくなると、キャンカーマンも退治できない・・・と、ついに悪夢が現実となり、夫のマークがキャンカーマンに連れ去られてしまうのだった。
幻想的な蝶や会いたい人に会える幸せな夢、そしてキャンカーマンの悪夢が表裏一体となる。映写機代わりにしてしまってごめんね・・・などと、ジェシーも反省するのだが、時すでに遅し。都合のいい夢だけ見るなんて考えが甘かった。なんとか夫を取り戻そうと奔走するジェシーであった。終わり方もジェシーが再び心を入れ替え、ハッピーエンディングに向かわせようとするのがいい。
子供の記憶はあやふやであるというのがよくできた設定であり、新しいモンスターの登場にもわくわくさせられました。死因のトップを走り続ける病気なんてリアルすぎるから、今後はキャンカーマンを使おうかな。
「この度はご愁傷様。お若いのに、死因はなんですの?」「実はキャンカーマンに連れ去られまして・・・」
ファンタジー
ホラーだと思ったけどファンタジーでしたね。光っている蝶の映像がとても美しいです。寝たらキャンカーマンが来るので、コーディが眠らないようにカフェインを摂って努力しているのが泣けてくる。ジェイコブ君これからますます期待できそうな俳優さんですね。
最終的にハッピーエンドみたいに終わったけど全然。 この女はほんとク...
最終的にハッピーエンドみたいに終わったけど全然。
この女はほんとクソ女。
自分の願望の為に子供に薬を入れ無理矢理眠らせ利用した挙句、夫までこの世から消してしまうというクソ迷惑で自分勝手で自業自得な展開。
そこまでしといてその子への罪滅ぼしかのように色々調べ再び引き取り、丸くおさめたつもりになってる。
最初から夫のいうこと聞いてりゃいいのにクソ馬鹿女が。
内容としては思ったより怖かった。
キャンカーマンも怖かった。
ジェイコブくん、可愛すぎる(笑)
不思議な能力を持って生まれた コーディは、子供を事故でなくしたボブソン夫婦の元へ里子として引き取られることに。
しかし、今までも 自分の不思議な能力によって人を傷付けて来たので、そのことを恐れ、眠らない様にしていたが……。
幼い頃に、母親を亡くした時の トラウマからか、自分が眠ってしまうと キャンカーマンがやって来ては人を食べてしまう(連れ去ってしまう)という恐怖に襲われてしまうコーディ。
幼い頃の朧気な記憶が魔物を造りだし、いつしかそれに支配されてしまった。
子供の視点ならではの発想とモンスターの造形。
これはもう、ホラー映画と言うよりも ファンタジー作品ではないかなと思いますね。
ストーリーとしても良く練られていて、展開も解りやすく、後の謎解きまで冷めることなく観られた。
眠ると現れる現象…蝶が舞うシーンの演出は、幻想的で美しいと思う。
トーマス・ジェーンの台詞回しは、元々そんなに好きじゃなかったけど、良きパパ振りはイイカンジでしたね(笑)
良作です
日本で劇場未公開なんだろうか?
夢を現実に東映してしまう孤児と、彼につきまとうキャンカーマン。そして息子を失い彼を引き取った夫婦。よくできたお話だと思う。
アメリカのホラーにしてはとてもストーリーがしっかりしていて、観ているものを飽きさせませんでした。
ホラー映画としてはストーリーがとても面白かった! ストーリー性のあ...
ホラー映画としてはストーリーがとても面白かった!
ストーリー性のあるホラー映画っていいね!
怖さも楽しめて、ストーリーもあるってのは最高に楽しめる…!
ジェイコブくんが可愛い。
涙、涙…。
やっぱり、小さい子供の出てくる映画には泣かされます。
少年のつぶらな瞳が可愛い上に、とても素直なので、母性本能をくすぐられました。
でも、それがこの映画の狙いなのかもしれません。
綺麗なバラには棘があるように、
良い子ちゃんほど、問題児を抱えている少年。
彼が眠ると、白塗りの怪物に襲われてしまうのですから、気が気ではありません。
優しい少年は、自分が眠らないように頑張りますが、やっぱり子供の力では無理があるのが現実。
大人達が、彼の不安や悩みに耳を傾けて、心の中の悪魔を取り除かなくてはいけないのだと思いました。
居なくなってしまった、沢山の人達の存在が気になるところですが、彼の心の闇がなくなれば、いつかきっと帰ってこれる気がします。
ファンタジーとホラーを合わせた、「シックス・センス」のような、「パンズラビリンス」のような、世界観でした。
なんか胸にぎゅっとくる。
ジェイコブ君が凄い。
ぎゃっという怖さは少なかった。理由がわかれば悲しい。こどもの創造力はやっぱり素晴らしい。と思わされた。
好きな作品であるかも。みてよかった!
だけども
…最後どういうこと。となった、そこは残念。
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