劇場公開日 2017年2月4日

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「自由のために立ち上がった勇姿。淡々と語られる奴隷解放の現実。」ニュートン・ナイト 自由の旗をかかげた男 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

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3.0自由のために立ち上がった勇姿。淡々と語られる奴隷解放の現実。

2017年2月8日
PCから投稿

悲しい

難しい

寝られる

【賛否両論チェック】
賛:脱走兵となり、同じように迫害される者達のために立ち上がる主人公の姿が、雄々しくて圧倒される。解放宣言だけではなくならない、奴隷差別の実態も浮き彫りになる。
否:ストーリーそのものは、自伝のように淡々と進むので、興味がないと眠くなりそう。損壊した遺体のシーン等、グロいシーンが結構あるので、苦手な人には向かないかも。

 南北戦争最中の南軍から脱走し、追われる身となった主人公が、同じように虐げられていた黒人奴隷達や、搾取され続けていた農民達と力を合わせ、自らの自由のために反旗を翻す姿に、痛々しさ以上の雄々しさを感じさせてくれます。こんな人物が歴史の中に埋もれさせられていたことに、驚かされます。
 同時に、理不尽に人間の本質を奪うだけの戦争の虚しさや、解放宣言だけでは変わらなかった黒人差別の実態等も赤裸々に描かれ、世界が変わることの難しさを改めて痛感させられます。
「金持ちの戦争を、貧乏人が戦う。」
というニュートンの言葉や、彼の子孫の辿る運命の端々に、それが滲み出ているようです。
 展開そのものは、まるで自伝をなぞるようにかなり淡々と進むので、思わず眠くなってしまうかも知れませんが、忘れてはいけない人々の戦いの記憶を、是非ご覧になってみて下さい。

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映画コーディネーター・門倉カド
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