本能寺ホテルのレビュー・感想・評価
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おもしろい
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綾瀬はるかが本能寺にあるホテルのエレベーターでタイムスリップ。
そこにいた信長に最初は無礼者として追われたがやがて心が通じる。
信長が厳し過ぎて部下たちは委縮して笑顔になることがなかった。
それを綾瀬に指摘され、気付かせてくれたことに信長は感謝していた。
そして綾瀬が未来から来たことに薄々感づいていた。
綾瀬は未来から来たこと、本能寺の変で信長が死ぬことを告げる。
だが信長は逃げたりせず、歴史通りにそこで自害した。
天下泰平が訪れるなら、天下人は誰でもいいとの考えだった。
早めに秀吉に連絡して自分の後を継いで天下を取るように指示。
それが信長死後の秀吉の行動が迅速だったことの理由である。
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綾瀬は性格の良さが伝わって来るし、安心して感情移入できる。
堤真一もいい感じで演じてて、いい映画だなと思ったわ。
ただおれが信長なら、確実に事前に本能寺を退去して待ち伏せする。
ってかそうせん奴なんてまずおらんだろう。
そこが微妙なとこかな、信長がそこまでいい人である必要はないと思う(場)
娯楽だよ娯楽
舞台ドタバタコメディでいいじゃない。
歴史なんて誰もわかりゃしない。
一時史料には一部の事実しか書いていない。間間に人間模様があったはず。
逃げない信長に感動したよ。
「いい写真」を見て、未来を信じ、信長は自らの運命を受け入れたに違いない。
「誰でも良いのだ。この国に天下泰平の世がやって来るのがわしの望みだ。」
私は涙したよ。
「信長さんのような大きな夢はありませんよ」
「大きいとか小さいとか関係あるのか?自分のやりたいことに大きいも小さいもない。やりたいかやりたくないか、やるかやらぬか、それだけではないのか?」
この映画、良いセリフが多かったと思います。
自分の好きな時代改変タイムスリップもののSFで楽しめた
昔のからくり時計と金平糖でタイムスリップしてしまうようになったお姉さん。
織田信長と仲良くなってしまう。
最後に向こうに行ったときはちょうど本能寺の変が勃発した夜。
死にそうになったときに支配人がベルを落としてまたタイムスリップして帰ってこれた。
エンディングはくどすぎ。
そして最後、支配人が最上階までエレベーターに乗って扉が開いたとき、ハッと口を広げて息を呑んだところで終わるのは何なのか。
この支配人の風間杜夫は良かった。
よくあるタイムスリップものだし荒唐無稽な話ではあるが、笑いあり、涙あり、感動ありの歴史エンタメとして良く出来ている。
①本能寺の変を事前に知った信長が逃げずに本能寺に留まることを選んだのは、未来の平和な日本の写真を見て、自分が本能寺で死ぬことで未来の日本が平和(太平)になると悟ったから、という解釈がフィクションながら新鮮。実際の現代の日本が信長の望んだ姿になっているかは別として。それは現代の日本に住む我々が自分で考えなければならないことだけど。②何故羽柴秀吉があんなに早く中国大返しが出来たか、という謎に新しい解釈を加えたのも歴史好きとしては面白かった。③綾瀬はるかは(今まで観た中では)『海街dairy』以外は感心したものはなかったが、本作ではなかなか宜しい(横顔美人ではないのも分かってしまったが)。織田信長に仄かな恋心を抱くようになるというのも丸々フィクションながら微笑ましくて宜しい。濱田岳扮する森欄丸を見て「イメージと違う」というのも映像で見せる映画ならではの歴史的楽屋落ちでクスッとさせる。④堤真一は適役好演。まあ、どんな役させても安心して見ていられるけど。⑤近藤正臣も京都人だから京都弁も安心して聞いていられる。年取って良い役者になりました。若い人は、昔『柔道一直線』で足でピアノを弾いてたなんて知らないでしょうね。⑥平山浩行も最後はふられる役だが感じの良い好演。京都の料亭の息子なのに京都弁を話さないというのは不自然と言えば不自然だが、ご贔屓の役者さんなので大目に見ましょう。関西人の私としては、逆に変な京都弁を使われた方が困るし。⑦大阪愛が無かったのが致命的だった『プリンセス・トヨトミ』(映画の方)と同じ監督作というのは後で知ったが、本作は京都愛は少々感じ取れた(個人的には奈良県人である私は京都は好きではないですが)。⑧脚本の相沢友子の他の脚本・脚色映画『重力ピエロ』『プリンセス・トヨトミ』『脳内ポイズンベリー』『三角窓の外は夜』(これはひどい)はどれも感心しなかったが、本作ではそこそこだったのは巷間言われるように万城目学の企画・原案があったからかもしれない(この映画を観るまではそんな話しも知りませんでしたが)。⑨ともかく、新解釈もなく通説の範囲を出なかった三谷幸喜の『清須会議』より面白かった。
綾瀬はるかの「おっぱい」だけが魅力
平和な世の中を信じて、敢えて自害する歴史通りの運命を選択した信長と、有名料亭を閉め、自分のやりたい大衆食堂を開こうとする婚約者の父親を通して、主人公の女性が成長する物語。…というストーリーは解るが、描き方が浅い、浅すぎる。
少しも感情移入出来なかった。(つまらなくて途中からスマホをいじりながらの鑑賞だったからかもしれないが…)
監督名を見て納得。
上っ面だけ整えて、感情表現が希薄なフジテレビのドラマのような映画だった。
綾瀬はるかさんも「ハッピーフライト」や「おっぱいバレー」と同じようなキャラクターで新鮮味なし。
風間杜夫さん演じるホテルの支配人が、タイムスリップするようなラストも、誰もが予想できるものでありきたり。(でも、いつの本能寺にタイムスリップしたのかなぁ?)
いっそ、奇想天外な映画なんだから、黒こげの信長が、現代にタイムスリップしてもらった方が爽やかな終わり方だったかも。
しかも、信長の死体が見つからなかった謎は、実は現代にタイムスリップしてたからというオチにもなるし…。
唯一、謎だった秀吉の「中国大返し」の秘密が、事前に信長から手紙が送られていたからという話は、フィクションだとわかっていても「なるほどね」と妙に納得してしまった。
タイムスリップを通じた自己成長物語
主人公の繭子(綾瀬)が、信長(堤)や出会いや婚約者の父の生き様を見て、自分のやりたいことを見つけていく物語。
信長の願いは日本の平和であり、自分が殺害されたとしても未来は平和になることを知り、謀反を受け入れた。
婚約者の父は、今の名店を捨ててでも、自分のやりたい大衆食堂を新しく開店。
そんな2人を見て自分の夢(社会の先生)を見つける。
作者は夢を持って生きることの大切さを、タイムスリップで面白さを出しつつ、伝えたかったのではないだろうか。
60点
映画評価:60点
レビューする前に一言
この作品は歴史素人が見ても
特に面白くない所がないです。
逆に自称歴史好きや、玄人が見ると
アニメ実写映画の様なアンチ紛いに文句言う人が
多くなる作風だと思います
それを踏まえて
私はとても気に入りました
面白かったという訳ではなく
作者の歴史愛が伝わってきたから
実はこの作品
最初の宣伝を見た時
コメディやコントの部類だと思った
信長が堤真一で、蘭丸が濱田岳
そして主人公が綾瀬はるかの時点で
どう考えても笑いを取りに来ていると思った
しかし見始めたら
案外真面目なストーリーに驚きました
概要は置いておきますが、
重要なのはクライマックス辺りからです
『織田信長は明智に攻められると知っていたが
逃げる事はせず、自分が討たれる前に秀吉へ早馬で手紙を送っていた、それが中国大返しの理由である』
中々面白い新解釈です
本能寺絡みの噂は、基本的に陰謀説が多く
黒幕は秀吉だったとか色々ありますが
こんな前向き(ポジティブ)な仮説は嬉しい気持ちになります。
では事前に知った信長が何故逃げなかったのかですが
今作だけの話しになりますがチラシに写った未来が信長の理想に近く、自分が死ぬ事で未来を変えたくなかったのでは?と解釈しました
作品の面白さではなく
作者が作品に込めた想いを感じられる
素晴らしい作品だと思いました。
ありがとうございます
どんな謎が解けたのか?
"土曜プレミアム" で2回目の鑑賞。
まずは、初鑑賞時に抱いた感想を。「万城目学的な世界観だなぁ…」と予告編を観た時に思いましたが、原作者や脚本家としてクレジットされておらず、首を傾げました(後にアイデアを盗用されたと当の本人が発言。真偽や如何に?)。
本能寺の変の真相に迫ると云う触れ込みに大きな期待を抱いたものの、忙しくて映画館に行けなかったのでDVDを発売した途端に購入して初鑑賞。いちばん気になっていた謎は織田信長の死体が見つからなかったのは何故か、と云うところ。
が、観てびっくり。恐るべき肩透かしでした。
どのような新解釈で独自の真相を導き出しているのかと思えば、特に何も無しと云う情けなさ。現代から本能寺の変の前日にタイムスリップした繭子から明智光秀が攻めて来ることを聞いた織田信長でしたが、何もしないで運命を受け入れ、逃げも隠れもしない道を選びました。って、これが真相?
予告編であれだけ大々的に謎が解けると言っていたのにも関わらず結局何も分かっていない。これって誇大広告じゃないのか。それでも、秀吉の中国大返しが可能となった理由づけは面白いと思いましたが、本当にそこだけ。なんたることか…
本能寺ホテルのエレベーターが何故本能寺の変の前日に繋がっているのかはファンタジック要素としてぼかされたまま。タイムスリップの条件を満たしたら誰でも本能寺の変の前日に行くことが出来るのだとしたら、誰かが本気で歴史を改変しようと画策してタイムスリップし、上手く信長たちの周りで立ち回れば、容易く改変出来るかもしれないじゃないか。
とにもかくにも、万城目学がそのまま脚本に参加してくれていたとしたら、奇想天外でアッと驚く謎解きをかましてくれたのではないかなぁ、と夢想する今日この頃です。
初鑑賞の感想を書き連ねましたが、今回の地上波初放送を機会に観直してみようと思い立ちました。もうちょっと冷静になって、先入観を捨て去って観ようと考えたからです。
で、2回目の鑑賞を終えて…
信長の死に関してもっと奇想な味つけが欲しかった。しかしながら、綾瀬はるかをはじめとしたキャスト陣が好演し、SF要素が絡み合ってまぁまぁ面白いと思いました。
[余談]
綾瀬はるかが劇中で着ていた衣装は全て、胸の大きさと揺れを強調することが考慮されていたのかもしれないなぁ…
※修正(2023/08/25)
社会科の教員免許
金平糖を食べ、ロビーにあるオルゴールを鳴らし、ベルを鳴らすとタイムスリップするようだ。以降何度も本能寺に向かうが、その度に靴を忘れてくるところは笑える。しかし、それ以外は全く笑えない、単調なタイムスリップ作品。
6月1日の茶会に参加することになってしまった繭子(綾瀬)が、客人の茶器が信長(堤)に脅され取られそうになるところを止めに入る。結婚式の希望とか、他人の言いなりになってしまう性格の繭子のこの行動は全く不釣り合い。これが面白くなくしている原因か。
また社会科の教員免許を持ってるにもかかわらず、飛び出す歴史上の人物が秀吉や家康とか有名人物のみというのもいただけない。婚約者の父親(近藤正臣)の質問に対しても「やりたいことがない」という性格なのに、歴史を変えなかったというだけで、教員になりたいというのもわけわかんない。
最後には婚約解消になるが、遠距離恋愛だったからしょうがないか・・・
安心して
観られる映画
展開に劇的なものはないし、盛り上げる場面があるわけでもないけど、登場人物たちが輝いているようでこちらも笑いながら観ることができた。展開としては予想を上回ることもなく、やりたいことが見つからなかった彼女が最終的に見つけた方向もまあそうなるよねな展開。
でも見終わったあと良い気分になれるような映画
父親のいくつになってもやりたいことをやる姿はとても良かったと思う
自分にもあんな劇的な出来事があればとかやりたいことが見つかるとか考えてしまうわけだが…(いや、あったのに逃げてしまったのかも…そしてまた迷走している…)
…話がそれたが、記録として残す。
安心して観ることのできる映画
そして、綾瀬はるかは最高(≧∇≦)b
ん?
ヒロインは結局、歴史を変えちゃった?のか?
そして最初だけちらと出てくる彼がかなり重要キャラでないか。
しかし…終わり方に「ん?」と思わずにはいられなかった。ヒロインは、要は好きでもないやつと付き合って結婚しようとしてたの?そこの心理描写があったら、もうちょっと納得して観終えることができた気がする。
でも、やっぱり日本人て、何だかんだ行って信長が好きなんだな、と思った。
普段邦画をあまり観ない私が観たように。
信長はもれずにかっこよかった。美化したくなるよね♪
個人的には昔のシーンで、散切り頭(笑)がちらほら歩いてたのが気になった。そこはちょんまげでいて欲しかった。
出来ないんじゃない、誰もしようとしなかっただけだ
映画「本能寺ホテル」(鈴木雅之監督)から。
冒頭のナレーション「本能寺の変は、多くの謎に包まれている」。
だからこそ、この「本能寺の変」を題材にした作品が生まれてくるし、
どれもオリジナルな解釈があり、楽しめる。
今回は、ヒロインの繭子役の綾瀬はるかさんと、信長役の堤真一さんが
石段に座って話すシーンが印象的だった。
「泰平の世がやって来る」「それが信長さんのやりたい事?」「そうだ」
・・・「できないと、絶対出来ないと誰が決めたんだ」
「だけど・・天下統一、誰でも出来る事じゃないでしょ」
「出来ないんじゃない、誰もしようとしなかっただけだ」
「しようとしないだけ?」「お前は何がしたい?」
「私は信長さんのような大きな夢はありませんよ」
「大きいとか小さいとか関係あんのか?、
自分のやりたいことに、大きいも小さいもない。
やりたいか、やりたくないか。やるか、やらぬか、それだけではないのか?」
この言い回し、言い古された表現かも知れないが、
天下の信長が口にすると妙に説得力がある。(笑)
以前、何かの本で見つけた
「人間は出来ないという事を証明出来ない」というフレーズが甦ってきた。
「愚者は経験から学ぶ、賢者は歴史から学ぶ」(オットー・フォン・ビスマルク)
今回は、織田信長から学んだことになるのかな?
期待以上に面白かった。
ツッコミどころがいくつかあったものの、人気俳優を使って良くありそうな恋愛ハッピーな終わり方の映画では無くて、信長の芯の通った性格に惚れる、感慨深い話でした。あんまり期待していなかっただけに、期待以上で楽しめました。
信長というと、「泣かぬなら、殺してしまえホトトギス」のセリフから気性が荒く短気というイメージになりがちだが、本当は優しい情に熱い性格だったのではないかという説があるようで、現代の日本に至る過去を担った信長の事を思いながら映画を楽しめました。
でも、ホテルマンの人は最後どうなったのかな??
全く期待していなかったが意外に面白かった、歴史が
邦画しかも綾瀬はるかっていうだけでがっかり…しかもフジテレビ作成。テレビ放映されてなければ絶対観てなかった。
主人公のキャラクターのブレや、脚本のぐだぐだ感はあるが
今のアイドル系邦画に期待してないのでそこはギリギリ及第点。
ネタバレになるが、一番よかったのは歴史。
光秀の謀反を告げても歴史を変えなかった、信長のキャラクター設定にある
歴史に少々明るい人であれば、私の言うことはわかってもらえると思う
もう一点は映画性があった事
未来から来た客人に(←信長にはわかっているが劇中説明されていない)当時の京を案内し、「ぶりぶりぎっちょう(振々吉兆)」という子供の遊びを紹介したこと
何もやりたい事のなかった主人公が、信長に恋をして信長の生き方に感銘をうけて彼が作りたかった未来を広めたい、
だから歴史の教師を選ぶラスト
最後の京都の観光名所を過去と現在をラップさせる手法は(やり尽くされているけれど)とてもよかった
私は少しだけ歴史が好きで旅行先で必ず、その当時はどうだったのかを想像するのが好きだから…ではあるが
史実にある程度即した方が映画は面白い
史実にそくしていても面白い映画は作れる
プリンセストヨトミと混同してたけどこちらの方が好きです。 パンフレ...
プリンセストヨトミと混同してたけどこちらの方が好きです。
パンフレットの写真を見て未来の平和のために自害する信長に感動。あと、婚約者父が素敵な人。
信長とまゆこが仲良くなるのが一瞬すぎてびっくりした。とか、色々思うとこあるけどとりあえずいい映画。京都行きたくなる~!
結末は気になるところ。。
プリンセストヨトミ感満載
すごーーーく見覚えのあるかんじ(笑)
プリンセストヨトミですね。
今回も面白かったです!この雰囲気すき。
綾瀬はるかが可愛い。
この作品観ると必ず織田信長好きになると思います。
かっこよすぎる織田信長役の堤真一。
そして京都に行きたくなる!夏の京都に。
織田信長が願った平和な世の中。
当たり前にあると思ってはいけないですね。
なんでもできる現代。
だからこそやりたい事が見つからない現代。
自分のやりたい事見つけたいなと思いました。
やりたいことは何か。私はやりたいことがないんです。みたいな話がどん...
やりたいことは何か。私はやりたいことがないんです。みたいな話がどんな風に織田信長とつながっていくのかと思って観ていたのだけれど、「社会科教員の登録なんでもいいから」→「歴史」になったというだけだった。そもそも先生にになりたがっていた訳でもなく、会社が倒産したので次の就職先として先生というのを選択している。
自分に出来ることじゃなくてやりたいこと。やりたいことはなんですか?みたいな話と結びついていない。
成長物語としても弱いし、信長協奏曲とかテルマエロマエとかそういう系の映画として観ても弱い。
ぶりぶりぎっちょうというワードだけが胸に残った。
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