「60点」本能寺ホテル まぁと@名作探検家さんの映画レビュー(感想・評価)
60点
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映画評価:60点
レビューする前に一言
この作品は歴史素人が見ても
特に面白くない所がないです。
逆に自称歴史好きや、玄人が見ると
アニメ実写映画の様なアンチ紛いに文句言う人が
多くなる作風だと思います
それを踏まえて
私はとても気に入りました
面白かったという訳ではなく
作者の歴史愛が伝わってきたから
実はこの作品
最初の宣伝を見た時
コメディやコントの部類だと思った
信長が堤真一で、蘭丸が濱田岳
そして主人公が綾瀬はるかの時点で
どう考えても笑いを取りに来ていると思った
しかし見始めたら
案外真面目なストーリーに驚きました
概要は置いておきますが、
重要なのはクライマックス辺りからです
『織田信長は明智に攻められると知っていたが
逃げる事はせず、自分が討たれる前に秀吉へ早馬で手紙を送っていた、それが中国大返しの理由である』
中々面白い新解釈です
本能寺絡みの噂は、基本的に陰謀説が多く
黒幕は秀吉だったとか色々ありますが
こんな前向き(ポジティブ)な仮説は嬉しい気持ちになります。
では事前に知った信長が何故逃げなかったのかですが
今作だけの話しになりますがチラシに写った未来が信長の理想に近く、自分が死ぬ事で未来を変えたくなかったのでは?と解釈しました
作品の面白さではなく
作者が作品に込めた想いを感じられる
素晴らしい作品だと思いました。
ありがとうございます
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