「ストーリーがイマイチ」ジャック・リーチャー NEVER GO BACK みーさんの映画レビュー(感想・評価)
ストーリーがイマイチ
初めのダイナーのシーンは、トムクルーズが渋くてカッコよくて、何がこれから起こるのかワクワクで、これは面白い映画かも!って思った。
スピード感のある展開で初めは良かったが、途中から失速。ストーリーの描き方が曖昧なところが多かった。
ターナー少佐に会いに行く意図が曖昧。電話だけでそんな会いに行くほど興味をそそられたのか?
暗殺者に追いかけられて逃げる際に呆気なくバスで逃げ去るのが何回かあったけど、そんな軍服着てて街で目立たない?何で見つからないの?普通捕まるで、と思った。
弁護士から見せてもらった写真で妻と子を否定してたのに途中から自分の子だと思うのは何で?しかも結局違うし。
なんで協力者の女性の携帯番号とか暗殺者の携帯電話知ってるの?
最後の格闘シーンも、想像がつく展開だった。女の子を銃で脅して、ああ、あの護衛術やるんだなぁと早めに気づいてしまった。
そういえばトムクルーズが4人の男に囲まれて銃で脅されるところも、全然敵撃ってこないし、トムクルーズが吊り下がってる金具をぶんなげてるときも、他の3人はぼーっとしてるし、銃持ってないのかなと思ったら持ってるし、いや、だったら初めから4人で銃構えるでしょって思った。なんかヒーローが有利なシーンが多くて、リアルじゃない所にどうしてもツッコミたくなる。映画なんだけど、やっぱそんなわけないじゃんって思ってしまう。
少女がスケッチブックに色んな絵を書いているシーンがあったけど、伏線回収もなくて肩すかし。何か途中で意味があるのだと思ってた。
少女から助けの電話があって駆けつけた際、すぐにホテルに着いて違和感。え、港におったと思ってたけど、5分くらいで着くじゃん。めちゃくちゃ近い距離におったんだ。
ラストも本当のお父さんじゃないのにあんなに抱きついたり、もう会いたくなった?とかメールするかなぁと不思議に思った。
銃撃のシーンは車のタイヤが抜けたり、車の下の隙間から弾が当たるのは良い演出だった。当たらない車最強な映画が多いから。でもやはりトムクルーズには当たらない。
ふとした疑問で、銃撃シーンでキッチンが多いのはなぜだろう。本屋とか洋服屋とかあんまり見ないよなあ。金物が多くて良い音が出るからかな。