「やっと本当の自分に向き合える」名前 白波さんの映画レビュー(感想・評価)
やっと本当の自分に向き合える
名脇役の津田寛治が主役ということで興味があった作品。
なんとも素朴な田舎町を舞台に、冒頭から不思議な伏線の連続で興味が湧きます。すっとボケた音楽も、どこか舞台を思わせる空気も良い。
また、透明感のある駒井蓮との組み合わせも面白いんですよ。
それは何処か自分が無い二人の、少し奇妙な一夏の生活。
それぞれの物語を前後に散らせた構成も良かった。
辛いだけの自身を捨てて生きてきた二人が、やっと本当の自分に向き合える。
ゆっくりで地味だけど、すごい素敵な作品でした。
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