「認知症を発症した母との生活の不安を押し付けられることもなく、母娘の...」話す犬を、放す Hiroさんの映画レビュー(感想・評価)
認知症を発症した母との生活の不安を押し付けられることもなく、母娘の...
認知症を発症した母との生活の不安を押し付けられることもなく、母娘のやりとりを優しく見つめることができました。二人がそれぞれに受け入れていくのを丁寧に描いているからこそ、見ているこちらも自然とついて行け、監督のユーモアを感じられたのが良かったです。
反対に、娘レイコの女優としての場面では、周りと折り合いがつかなくなっていく痛々しさを見ることができ、グッと苦しさを覚えました。
ただ、そうやって生活の中で自分の立ち方を見つけ出していく過程は、不安を抱いて生活する僕たちの慰めなってくれた気がします。
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