俺たちポップスター : 特集
エマ・ストーンも、マライア・キャリーも! “オモシロすぎて”全米が便乗!!
未公開にするのはもったいない──“満を持して劇場公開”!
「40歳の童貞男」ジャド・アパトーの《壮大なおふざけ》に全・員・集・合

全米ヒットチャートをにぎわせ、オーディエンスはもとより多くのミュージシャンに愛される3人組ヒップホップ・バンド“スタイル・ボーイズ”を、キミは知っているか? その伝説のバンドからソロデビューした今最も旬なポップスター、“コナー4リアル”の軌跡を追った映画「俺たちポップスター」が、8月5日にいよいよ日本上陸だ。仕掛け人は「40歳の童貞男」の製作・監督・脚本を手掛けたジャド・アパトー。ヒット作を連発する“コメディ界の雄”が、コナーの世界ツアーに密着したら、一体どうなった?
ファレルが超絶賛、リンゴ・スターも超ぞっこん&アダム・レビーンは超崇拝!
今、全米で大人気のスタイル・ボーイズ&コナー4リアル! だが……一体どこで曲が聞けるんだ?

元ビートルズのリンゴ・スターから「怪盗グルー」シリーズの主題歌で日本でもブレイクしたファレル・ウィリアムス、「はじまりのうた」では俳優も務めた「マルーン5」のアダム・レビーンなど、大御所から今をときめくグラミー歌手までトリコにするのがスタイル・ボーイズの最大の魅力。耳が覚醒する中毒性たっぷりのサウンド、他の追随を許さない攻めたリリック、観客を飲み込む圧巻のパフォーマンス! ここでは、彼らのドープな武勇伝の数々をおさらいしよう(みんな知ってると思うけど)。…え? 曲はどこで聞けるかって? と、とにかくまずは読んでみてくれ(汗)!

音楽を愛し、音楽に愛されたミュージシャンを人はこう呼ぶ。“ミュージシャンズミュージシャン”と――。スタイル・ボーイズはその筆頭だ。マライア・キャリーが絶賛し、アッシャーが「本物のスター」とうらやむ才能。RZA、50セント、スヌープ・ドッグも歓迎するなど、同業者からの人気も高い!

本作には、「ラ・ラ・ランド」でオスカーを獲得したエマ・ストーン、「レゴバットマン ザ・ムービー」ではバットマンの声を務めるウィル・アーネット、「パワーレンジャー」のビル・ヘイダー、「地獄の黙示録」の大御所マーティン・シーンまでもがこぞって出演! セレブからも熱視線が注がれている。

コナーのソロ・アルバムが全米で初登場1位を記録したのも、スタイル・ボーイズの人気の証明といえるだろう。ジャスティン・ビーバーでもブルーノ・マーズでもなく、全米が選んだのはこの男。待望のセカンド・アルバム「コンクエスト」の発表も間近。誰もこの男の躍進を止めることはできない!

テイラー・スウィフト、レディー・ガガなどTwitterで人気を博すセレブは数多いが、コナーも負けてはいない。ソロデビューしたばかりにもかかわらず、彼のフォロワー数はなんと2000万人にも及ぶ。これはエミネムやアブリル・ラビーン、元ワン・ダイレクションのゼイン・マリクと肩を並べる数字だ!

有名人という立場にあぐらをかかず、攻撃的な歌詞で独自街道を突っ走るのもスタイル・ボーイズ&コナー4リアルならではの特性だ。特に、コナーが作詞・作曲を手がけた新曲の数々では「モナ・リザ 君は過大評価されたクズさ」と大衆に新たな価値観を提示し、「フ●●ク ビン・ラディン」と高らかに歌い上げる!

実はこれ、ハリウッドの代表的コメディ監督ジャド・アパトーの“壮大なおふざけ”!
“よくある”音楽ドキュメンタリーを──茶化せ!面白がれ!パロディしまくれ!

ここまで読んで「ウソ……こんなにスゴいのになんでスタイル・ボーイズ&コナー4リアルを知らないんだろう」と思った皆々様、申し訳ございません……すべてウソです。もう1度言います。すべてウソです、悪ふざけです。ジャド・アパトーの仕掛けたいたずらが壮大すぎて、つい映画.comも乗っかっちゃいました……。とはいえ、出演者の豪華すぎるラインナップを見てもらえればわかるとおり、これはハリウッドが“本気”で仕掛けた悪ふざけ映画。劇中の楽曲もアデルやテイラー・スウィフトの売れっ子プロデューサーが手掛けており、その“ガチ度”は一級品だ!

本作の製作・監督・脚本・出演をこなしたのは、人気コメディ番組「サタデー・ナイト・ライブ」でブレイクした元祖YouTuber的トリオ「ザ・ロンリー・アイランド」。音楽活動も行っており、全米ビルボードで初登場3位を記録するなど非常に評価の高いグループだ。本作では、盟友アパトーとのタッグでハジけまくる!

本作はジャスティン・ビーバーやケイティ・ペリーのドキュメンタリーをベースにしており、コナーが舞台上で早着替えを行うシーンはペリー、赤ん坊時代のコナーがドラムをたたくシーン、全身タトゥーでペットのカメをかわいがるシーンはビーバーのパロディ! 思わず吹きだす小ネタが詰まっている。

音楽ドキュメンタリーの“あるある”を大真面目に踏襲するのも、本作の面白さ。コナーの32人もの専属スタッフも登場するが、コナーを高身長に見せるためだけに雇われた“身長詐称役”などツッコみたくなる謎の役職だらけ! リアルと見せかけてボケを投入する、ギャップあるギャグがたまらない。
「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーン、「ミニオンズ」のファレルも!?
実名セレブ&アーティストのカメオ続々! あなたはどれだけ見つけられる?

映画ファンにはおなじみのスターが多数登場するのもうれしいところ。「ラ・ラ・ランド」でオスカー女優の仲間入りを果たしたストーンは、奇抜なファッションで“キャッチフレーズ・シンガー”クラウディア役として異彩を放つ。「はじまりのうた」の演技が好評を博した「マルーン5」のアダム・レビーンはコナーのライブに意外な形で現れ、衝撃のパフォーマンスを披露する。「ソーシャル・ネットワーク」のジャスティン・ティンバーレイクは、周囲にバカにされまくるコナーの残念なシェフでコミカルさをプラス!

ちなみに、劇中で描かれる「家電から新作アルバムの曲を流す」というプロモーションは、U2が「ソングス・オブ・イノセンス」発表時に、アルバムがiTunesユーザー全員に自動ダウンロードで配布され、大炎上した事件のパクリ。また、スタイル・ボーイズがステージ上のけんかが原因で解散するエピソードは、70年代ロックを代表するバンド、イーグルスの解散エピソードへのオマージュとなる。上記以外にも、音楽ネタが毎シーンごとに大量に盛り込まれている。キミは一体、いくつパロディを見つけられる?
