俺たちポップスターのレビュー・感想・評価
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ウィル・フェレルの俺たちシリーズかと思ってました。
わるふざけ、やりすぎでまぶしていますが、
基本的に「成功して挫折して復活する」というシンプルなストーリーでした。
で。一番楽しむところは
アメリカショウビズ界の楽屋落ち的なところなのでしょうけど、
ただ、いかんせん日本人の私には
キャスト欄にhimself/herselfと書かれた方々を
すべて分かるわけではないのでね。
『ズーランダー』の音楽業界版、という感じなんでしょうけど、
おふざけ度はズーランダーの方が勝っていたかなと思いました。
テイラー・スウィフトが殺人事件のため・・・
これぞモキュメンタリー作品の快作!モキュメンタリーはかくあるべしという教科書のような仕上がりだった。インタビューパートではマライア・キャリーやらリンゴ・スターやら本人の登場にも驚きました。古い人間なので最近のミュージシャンは知りませんが、エンドクレジットをよーく見てみるとhimself やherselfのやたら多いことにもビックリです。
バンドが解散し、ソロ活動も徐々に低迷し、再起をかけるといった内容なのですが、音楽の完成度も高くて、これまた驚きです。昔と違い、ステージ上での生演奏はiPOD一つで足りてしまう音楽業界。マネージャーだけはしっかりいるようであり、これがまたミュージシャンの成功を左右するといったことはいつの世も同じだ。
ラストのステージではマイケル・ボルトンも熱唱(彼ならわかる)。金や名声のためだけに音楽やってるんじゃつまらない。本当に音楽を楽しむこととは何かを教えてくれる。
音楽はいい、心が洗われる
パロディ元のネタを知っていれば笑えるし、知らなくとも楽曲の良さ(しょーもなさ)で楽しめるし、
楽しめなくとも青春映画としての出来の良さで満足できる、よくばりセットな逸品。
サントラ買いました。音楽はいい、心が洗われる。
追記:
DVDも買いました。俺はゲイじゃない!
業界あるある古今東西
エンドクレジットに電通とフジテレビの名前が流れてきてビックリ。presented by ということはひょっとして持ち込み企画? ま、カメオ面白いしB級に下衆いしくっだらな過ぎて笑えるよ。どっかの解散したグループもこんな感じでやり直せたらいいのにね。
途中で見るのを止めようかと思った。
前半はワザとらしいアイドルっぽさとかをアホかとしか思えず退屈だった。でもdickless事件のあたりから面白くなってきて、最後はマイケル ボルトンとのコラボライブ!なんだかとんでも無く良い物を見た錯覚に陥った。
終わり良ければ全て良し。
ウータン
ビースティとビーバーを足したみたいな。すごくおもしろい。NAS、RZA、ファレル、エイサップロッキー、デンジャーマウス、USHER、マライヤ、マイケルボルトン、T.I.、スヌープ、そしてジャスティンティンバーレイク。トニ!トニ!トニー!トニ?
ポップミュージック版のスパイナルタップ
ジャド・アパトー製作ですが名前貸しただけで、完全に監督・脚本を手がけたザ・ロンリー・アイランドの作品ですね。
全編下ネタ満載の楽曲と音楽ネタの数々に大爆笑。とくに、ライブで早着替えを披露するも大失敗し真っ裸になってしまい、ディックレスという不名誉なあだ名と共にSNSに拡散されて、スター街道から転落していく件はあまりにもバカバカしすぎて腰砕け。
ザ!ロンリーアイランド!!!
ジャドアパトープロデュース、だけど、これ、まさに「ザ・ロンリーアイランド」です。もちろん、アパトーの手腕だなあと思うところもありますが、音楽界から愛されまくりのロンリーアイランドだからこそ、この映画、この豪華キャストが集結したは間違いありません。また、ロンリーアイランドの約20年にわたる活動の集大成かつ成長物語。ファンでもファンじゃなくても「うおおお!おまえら最高です!」となります。
ロンリーアイランドは音楽的に定評あるので、それを裏切らないサントラは必須アイテムw The Wack Album以来3年ぶりの新譜も嬉しい。
あ、私は大ファンだからウザコメントになってますが、知らなくても楽しめます!
これで気になった方はぜひ"SNL Digital Short"で検索してみてください!あと「マイケルボルトンのビッグでセクシーなバレンタイン」「ブルックリン ナイン-ナイン」、主演アンディの唯一真面目な演技が光る「セレステ∞ジェシー」も良いです。
今回はさすがジャドアパトーだけあり、ロンリーアイランドにしてはきちんと感動オチしてましたw
下ネタコメディだが、なかなかカッコいい音楽映画
本作はモキュメンタリー(mockumentary)映画の一種だろう。”モック+ドキュメンタリー”の造語で、架空の人物や出来事に基づいて作られるドキュメンタリー風表現手法(引用:Wikipedia)である。ホラー映画の「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」(1999)などがあるが、本作は音楽コメディである。
幼なじみ3人組の世界的なヒップホップバンド、"スタイル・ボーイズ"の話である。もちろんぜんぶウソ、でっち上げなのだが、"スタイル・ボーイズ"に関するライブ映像やテレビ出演映像、世界のニュースリアクションがもっともらしい。さらに挿入されるインタビューなどで、"スタイル・ボーイズ"に関して語るアーティストがズラリと本人役で出てくる!!
アッシャーやジャスティン・ティンバーレイク、マイケル・ボルトン、マライア・キャリー、ファレル・ウィリアムス、アダム・レヴィーン(マルーン5)などなど。みんなで"スタイル・ボーイズ"の凄さについて真剣に語る(笑)。そしてリンゴ・スターまでも登場する。ホントのドキュメントかと思いきや、ふざけている。
同じテイストのコメディに、架空のヘビーメタルバンドの全米ツアーの模様を、"ロックあるある"で笑わせる「スパイナル・タップ」(1984)という名作がある。それのヒップホップ版っぽい。とにかく、"あるあるネタ"、"パロディ"、"下ネタ"で笑わせる。
"スタイル・ボーイズ"を演じるのは、コメディアンの"ザ・ロンリー・アイランド"の3人。アンディ・サムバーグ、アキバ・シェイファー、ヨーマ・タコンが製作・監督・脚本・主演・音楽も担当する。実に多才である。
プロデューサーは、個人的に好きなジャド・アパトー(Judd Apatow)である。今年は「エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方」があったが、その弟子のセス・ローゲン(「ソーセージ・パーティ」など)を含む、"アパトーギャング"的な流れからすると、もちろん下品は下品なのだが、ちょっとカッコいい。アパトー自身にも音楽モキュメンタリー「ウォーク・ハード:ロックへの階段」(2007)があるが、"嘘から出たまこと"のごとく、なかなかのセンスの音楽映画に仕上がっている。
(2017/8/9/シネマカリテ/シネスコ/字幕:種市譲二)
アップデート
日本での劇場公開が格段に減っているアメリカンコメディー。「エイミーエイミーエイミー」を名画座で見て、その名が頭に刻み込まれたジャドアパトー制作なので観てみました。
本国では大人気らしいコメディートリオが自らの小ネタ大ネタをぶちかましたドタバタ喜劇、お約束の超下品なシモネタも炸裂。しかしドメスティックな芸能ネタや音楽界のビッグネームのカメオ出演など、余程詳しくないとピンと来ないかも。
次回作で普遍的なテーマで且つ爆笑できる一本を決めてくれたら3人組の名前も覚えられる事でしょう。
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