「名曲に秘められた青春模様!」キセキ あの日のソビト しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
名曲に秘められた青春模様!
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GReeeeN楽曲映画化プロジェクト第1弾。
レンタルDVDで鑑賞。
「キセキ」は私が中学生の頃に大ヒット。当時観ていたドラマの主題歌だったこともあり、どストライクに直撃。今も大好きな曲で、GReeeeNのファンになったきっかけです。
本作ではグループ結成に始まり、地道なライブ活動を経てブレイクしていく過程を紐解きながら彼らの青春を活写し、「キセキ」の誕生に繋がっていく秘話が描かれていました。
悩み傷つきながら道を模索する姿は、青春そのもの。
抱えている想いや類稀な感性で捉えた物事をストレートに歌詞にぶつけ、やがて名曲を生み出すことになる彼らの群像が素敵でした。しかも全員ナイスなキャスティング。
厳格な父親の反対を押し切り、音楽の道に進んだが挫折してしまったJIN。弟の才能を発見し、自らの夢を託し、裏方に徹している姿がめちゃくちゃカッコ良かったです。
音楽には人を救う力がある。それを信じた若者たちの物語が心に響きました。その想いと願いが届いたことを象徴するような、小林薫演じる父親の最後の表情と言葉にグッと来ました。
[余談]
菅田将暉をはじめ、みんな歌が上手いなぁ、と…
羨ましい限りでした。「キセキ」や「道」などの楽曲をグリーンボーイズ名義でカバーしていましたが、本家を連想させるような伸びやかな歌声に痺れました。
※修正(2023/02/07)
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