「最悪の寂しい映画」キセキ あの日のソビト uminさんの映画レビュー(感想・評価)
最悪の寂しい映画
予告から嫌な予感はしていたけれど、最悪の寂しい映画だ。
先ず、父親やプロデューサーがあんな描かれ方をされているのが悲しい。
大人はそこまで理不尽なのか。音楽をするのに果たして本当にあんな大人たちが障害として必要なのか。
見ていて悲しかった。とても怖かった。
もっと楽しいところをたくさん映してほしかった。
『いじわるな大人に負けず、がんばれ』
そんな洗脳をしてきているように感じて怖かった。
このような作品がまかり通るのは悲しい。
音楽はもっと楽しいもの。
サクセスストーリーとか、不幸を乗り越えるとか要らない。必須条件ではないから。
罪悪感まみれの、見ていて気持ち良くない映画だった。苦しかった。
音楽をやるのにあんな苦労も、あんないじめも、あんな理不尽さも要らないんだよ。
もう拗ねるのはやめて、素直になってほしい。心を開いてほしい。
わたしたちは、
やりたくないことをやめて
やりたいことをやっていいんだって。
そうして幸せになっていいんだって。
こういう描写も作品も、もうオワコンだよ?
しあわせになろうよ。
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