劇場公開日 2017年11月11日

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「何度でも観たい、大切な作品になりました」劇場版 はいからさんが通る 前編  紅緒、花の17歳 らてさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0何度でも観たい、大切な作品になりました

2017年11月15日
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お恥ずかしながら、タイトルを聞いたことがある程度で原作を読んだことがありませんでした。
足を運んだ理由も「大正ロマン」という単語に惹かれただけだったのですが、良い意味で期待を大きく裏切られました…!
名作ラブコメと名高いのも納得のストーリーで、終始笑ってドキッとしてニヤニヤして胸がつまってキュンときて涙を誘われるような素敵な時間をすごさせてもらえました。
個人的に強い魅力を感じたのが、悪役になるようなキャラクターがいなかったことです(もちろん後編は分からないのですが)。とにかくどのキャラも心から好きになれるような魅力というのか、愛嬌を持っていて、ハラハラドキドキすることはあってもイライラすることはなく物語に没頭できたのが嬉しかったです。
お目当てだった大正ロマン成分もたくさん吸収できました!街並みはもちろん、衣装が!とても可愛いくて!「大正ロマン」要素に関心がある方、是非観にいってください。可愛いです。
今、原作の前半を読み進めている所なのですが、確かにキャラクターデザインは現代風に幾らかアレンジされています。原作に大変な思い入れのある方にとっては気になってしまうかもしれません。
ですが、劇場版から「はいからさんが通る」に出会った人間としては、後から原作を読んでいて想像以上に世界観やキャラクターが劇場で見たものと「そのまま」であることに驚いてしまいました。作り手の方々が自分の持ちうるベストを尽くして「はいからさんが通る」をアニメ化されたのだと、原作への愛を感じられる作品だと思います。
そして主題歌がとっっっても素敵です!エンディングは、とっても素敵な物語の余韻に浸れました。

たくさん笑ってときめいてニヤニヤして、恋の行方にハラハラしたい方、是非劇場へ足をお運びください。
一緒に胸を高鳴らせながら後編を待ちましょう。

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らて