忍びの国のレビュー・感想・評価
全477件中、181~200件目を表示
おもしろい!んだけど…人におすすめするほどでもないかなぁ…でした。...
おもしろい!んだけど…人におすすめするほどでもないかなぁ…でした。わかりやすくて敵と味方がはっきりしていて歴史が詳しくない人でも子供でも楽しめると思います!なにかに特化したポイントはなく、コメディーもアクションも人間ドラマも夫婦愛もそこそこ詰め込みましたという感じでした。俳優さんは良いだけにもったいない!ラストはスパっと終わればよかったのでは…気持ち良い展開だっただけに、だらだら続いてスカっと感が半減しました。
何度観ても...
TVでいーかな
原作読んでから観覧オススメです
忍者=正義、神秘的、滅私奉公のイメージならきついかも…戦国時代は下剋上。武将として信義を重んじた上杉謙信や秀吉との友義を死ぬまで守った前田利家もいたけれど家を守るため生き抜く為、時に利用し裏切りもした時代のお話。上忍に利用され生き抜く為に擦りきれた成れの果てから人間とは?を逆目線でみた作品かも。キャスティングもはまってます。1961年に公開された石川五右衛門を主人公にした「忍びの者」もありますが権力に利用され人間性を失った主人公が人間とはを問いかけていく大枠ではにているかも。いい加減な知識で引き合いに出してポンコツ映画と批評した人もいましたが…ポンコツ批評マニアはおいといて間違いなく面白いです。
川じゃー!!
「人間じゃない」の台詞が説得力に欠ける
石原さとみは「シンゴジラ」辺りから演技が一皮剥けた印象で、テレビドラマ「校閲ガール」では現代っ子の若い女性をコミカルに演じていた。
この映画でも石原さとみの演技に期待していたが、まあ出番の少ないこと。それでも気は強いが愛情豊かな奥方を美しく演じていた。住居と着物のギャップは触れぬが花だ。
ストーリーはなかなか練られていて全体として面白くは見れるのだが、鈴木亮平と大野くんが言う同じ台詞「人間じゃない」の、あまりのリアリティの欠如に、思わずずっこけそうになった。
下人たちの中での大野くんの立ち位置や下人たちの日常などをもっと整理しないと、取ってつけたような設定になる。下人たちが「人間じゃない」呼ばわりされるためには、情け知らずの極悪非道でなければならないが、この作品の下人たちは自分の欲望に正直なだけで、作品全般ではむしろ愛すべき人々である。
説得力に欠ける設定はシラけるだけだ。ディズニー映画じゃないんだから、もっと全体に悪党寄りにしてもよかったのではないか。その方が大野くんも新境地を開けただろう。残念だ。
いつまでも頭をよぎって離れないのは無門の静かな人としての変わり様だった
さらーっと観たら、この映画の深さは分からない。
なんかスッキリしない。見落としていた感がある。
そう、もう一回観てみよう。新たな発見がある。面白い。
又観てみようっと思わせる今までに味わったことのない映画だった。
今までにはない時代物。予告の軽いイメージとは違って良い意味で裏切られた。
この裏切られた感を監督は狙ったのか・・・。良い作品を多く観たい自分としてはこの夏この作品に出会えたことが大当たりだった。
見応えあるリアクションは勿論のこと、戦国の世、心揺さぶる人の心情も秀逸 。
正統派の圧倒的な格好良さ伊勢谷大膳はしっかりと魅了し、鈴木平兵衛は忍として生まれ、人として願う葛藤は哀しくもある。偉大な父を持った知念織田信雄のへたれぶりも良い意味好演。歴史上重要な存在感の北畠に國村隼、マキタスポーツ左京亮の中間管理職的な感じ、伊賀の上忍の現代にもつながる人の奥深い欲もあわせ、まっすぐに人を表現した映画だった。
その中でもなんと言っても、清涼感を与え場内を一変させたのは、石原お国との夫婦愛だった。劇場内が一体化してくすっと笑っているのだ。観覧者を脱力させたと思いきや、あの石原お国の背筋が冷たくなりそうな睨みともいうべき眼差しをご覧あれ〜〜こんな良いものが見られるとは・・・・とお得な気持ちになるに違いない。夫婦のシーンがそれほど多くはないが、見えない無門お国夫婦の結びつき、叱咤激励する石原お国とのやりとり、そしてこれから先のお互いを想う無門お国夫婦の深い愛が、より一層、待ち受けるラストに輝きを持たせ心にささる。
人は大切なものに出会い心が変わりゆく、大切なものを無くしてから、痛みが深いからこその心の揺れ、変化が見る者の心を惹き付ける。終盤はスクリーンから釘付けでこの作品の醍醐味である。また、ナレーションの山崎努さんにつながるメッセージ性も細かい。つながったその後に想像力を膨らまずににはいられない。
虎狼の輩である忍びの無門 人を難なく殺すダークヒーローであり観覧者として軽く共感して観ることは出来ない。正当派の大膳や、葛藤する平兵衛に心奪われがちだ。だが、時が経っても心に忍んできて、いつまでも頭をよぎって離れないのは無門の静かな人としての変わり様だった。主人公、大野無門の表情、裏に見え隠れする影、孤独、哀しみが、静かに心に浸みた。聞き所でのあの張った声、刃のような眼、・・・あの魂の叫びは、今振り返ってもぞくっと背筋を緊張させる。
主演の大野智氏、まだまだ色んな引き出しを持っているのではと想像する。歳を重ねられ、心情の変化の多い超難易度の高い作品等もお目にかかれたらと・・・今後の楽しみが増えた!・・(期待)
大野君大好きな人が作った映画??!
アクションor殺陣。
和田竜の原作、または脚本はやはり力がある。「村上海賊の娘」も読まなければ。
で、本作である。
中村義洋の演出は誰に肩入れしているわけでもなく、わりとフラットに各キャラクターを描いている。これが、映画を見やすくしている。
期待していたのは、劣勢だった伊賀勢が逆転を果たすのだが、そこをどういう忍びの技で返すのか、というところだったのだが、少し肩透かしであった。
信雄(知念侑李)がいつ死ぬのかも知らない観客も相手にするというのは、作り手の苦労がしのばれる。また、信雄という名になるのは本能寺の変のあとのようで、このあたりはどうなのだろうか。
信雄は秀吉ほどメジャーではないので、「花戦さ」ほど罪はないと思うが。
大野智と鈴木亮平の殺陣というかアクションを観ただけで元は取れた感じである。
息子たちもはまりました!
見れば見る度
演技が良いだけに惜しい…
ジャニーズの運動能力
何故ゆえの虎狼
人を人とも思わぬ虎狼と呼ばれる伊賀の々
普段は畑を耕し百姓として生きている普通の人が戦のために常日頃より命をかけた鍛錬をし忍者として戦に買われて行く
そこにあるのは殺し屋としての日常なのだ
赤子の頃に買われて伊賀にやって来た幼子達は殺し屋として育てられるのだ
人として名前すら与えられずに育つ人生とはどんな人生なのか
殺し屋には名前も心は必要ない
戦闘能力を育てるが心は育てることはない
心があれば人をあやめるときに迷いが生まれ、職業として殺し屋としての忍者の能力の妨げになる
遠いイスラムのテロリストの世界では戦士として子供を誘拐して育てると言う
子供を殺し屋としてそだてる悪行
現代ではテロリストしかやらぬ悪行でNHKでも番組にするほどのことである
殺し屋として育った人々がゆえの虎狼の群れである伊賀
けしてワガママな欲望から金の為だけに生きているわけではない
そういう生き方しか教えられずに生きて来たからしらぬのだ
そこで育てられた主人公無門が、お国と言う普通の社会で愛を持って親に育てられた人間の心を持つ女房と関わり、人としての心が芽生えて行く無門
伊賀に育つ人々の悲しい生い立ちを踏まえてみるこの映画のエンディングは涙無しには迎えられません
もちろん映画にはそんな重い気配は微塵も感じさせないポップなコメディタッチで笑いを交えストーリーは進んでいく
「赤子の頃に買われてきたので自分の名前をしらぬのだ」
このセリフに込められた意味をどれほど理解できるかで、この映画の価値が変わる
人を人とも思わぬ人でなしの虎狼の群れを現代社会に重ね合わせてみる
現代社会にも確実に存在する虎狼な人々
それは本人達の原因なのだろうか
などと深いテーマが隠れているこの映画はかなりの名作です
全477件中、181~200件目を表示