劇場公開日 2017年7月1日

「エグゼクティブプロデューサー名は要らない」忍びの国 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0エグゼクティブプロデューサー名は要らない

2017年7月2日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

おちゃらけ感たっぷりの映画である。
忍びの映画でこれほどまでおちゃらけ感がある映画があったであろうか?
おちゃらけ感出しても構わないが、何事にも程度がある事を考えて貰いたかった作品である。
オラキオの芸人など出演させていたが、ネタをやらせるなよ!と寒気を感じさせるシーンもある。
ストーリー的には変わった忍らしさがある映画であったが、面白い訳ではなかった。

大野智演じる主人公「無門」の人物設定は正義感が強い忍では無く、最期ギリギリまで人間らしさが無い幼い頃伊賀に買われ忍として育てられた「無慈悲らしさ」がある。

また、身代わりの術を使うのだが、今まで観た映画の中で1番良く出来ていると思う。
全体的に皆が想像する忍の術は良く研究され演出されているなと思った。

善なのか、わがままなのか良くわからなく、無門を振り回す女性役に石原さとみ。
前半のカッコよさからもう少し強い所見せてくれよと思う敵武将役に伊勢谷友介。
無門ライバル的忍役にゴツイ鈴木亮平。
他は知念侑季や立川談春、國村隼や平祐奈など豪華な役者陣。

しかしである、、、、

エンドロールで流れるクレジットで、エグゼクティブプロデューサーのクレジット名が「藤島ジュリー景子」の名前でドン引き。
この映画の功績は全てジャニーズ事務所が掻っ攫っていくかの様な様相。
お前何様よ?と思えてしまう映画でした。

巫女雷男