エル・クランのレビュー・感想・評価
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実話ベース
随分昔に、観たいなーと思いながら放置してた作品。
基本的に、予備知識無しで観ることが多いので、エンディングで初めて 実話を元にしていたのを知って 驚き。
全く共感出来ないし、このオヤジ…頭がオカシイとしか思えない(笑)
でも、これが我が家のビジネスなんだと言われれば「あぁ、そうなんですか」って感じだけど、アメフトで活躍している息子までも巻き込むとか、可哀想過ぎた。
奥さんや娘達は、父親や その息子達が 誘拐(殺人)を繰り返していたとは、全く知らなかったとか…
一緒に暮らしていて、人質も2階に居るのに 本当に全く気付かないものなのか疑問だし。
しかも このオヤジ、最後までクソ過ぎた!
息子のせいにして自分を正当化して、最後まで罪を認めない辺り、相当アタマが沸いてるなと。
'83年アルゼンチン実話ネタ、誘拐ビジネス
コロニアと違い自国の恥部を自国映画で描く事が評価されたってこと?
ギョロ目のお父さんのインパクトだけ。
pg12なのはカーセックスがあるから?あの高さから飛び降りて死なないのも驚くがお父さんが生きて刑務所出て弁護士ってのは更に驚く。憎まれっ子世にはばかるってやつか。
誘拐ビジネスいう割にやればやるほど雑になるのは国民性?
陽気な音楽をミスマッチなシーンに当ててくるのは狙いか
わかりました?
アルゼンチン映画って見たことないなあと、一抹の不安を抱きながら見始めましたが。
ここまで理解不能な映画、久々ですね。
まあ、実際に起こった誘拐事件の話という事で致し方ないのでしょうが。冒頭のシーンが終盤につながったときは、なるほどと。それ以外はなぜラクビーの名選手である長男に、誘拐の片棒を担がせるのか。などなど「なぜ?」の嵐。
実録物と思えばまだいいかな。見ていた2時間を返して~。
1980年代のアルゼンチン。独裁政治から民主政治へ。 実際にアルゼ...
1980年代のアルゼンチン。独裁政治から民主政治へ。
実際にアルゼンチンで起こった誘拐殺人事件に基づく作品。
奥さんの肩を揉んであげたり、娘の勉強をみてあげる一家の中心的存在の父(ギレルモ・フランチェラ)の裏の顔は誘拐殺人犯でした。
家族の為なのか、何かの復讐なのか、時代背景がそうさせたのか全く分からないけど、長男も次男をも巻き込んで何も感じない父が恐ろしいわ。
見事な演技のギレルモ・フランチェラは大好きな映画「瞳の奥の秘密」でアルゼンチン・アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞した実力派俳優。
場面を盛り上げる音楽が効果的で良かった。
混沌
顔に冷たい水をかけられたような衝撃(大袈裟です)
1983年のアルゼンチンで実際おこった誘拐事件を映画化したもの。
この頃のアルゼンチンは民主化や革命や軍事クーデターがあったりと、きな臭い時代。
ある一家が中心なんですが、お父さんが怖い。絶対君主的な存在。それに、このお父さん無表情なんです。ギョロとした目で…それはもう、うすら寒くなるほど。
作品全体が終始、汚いマーブル模様のようにドロドロと漂ってる感じで混沌としてます。
(なんだかよく分からない説明でスミマセンw)
映像も内容も狂ってる。これも全てお父さんのせい!息子が追い詰められるのもわかる。弟が逃げ出す時の空港の別れのシーンが忘れられない。お兄ちゃんの孤独感が伝わってくる。
正直ちょっぴり眠くなったりしたんですけど終盤になるにつれ、これは眠ってる場合じゃない!になりました。
これが家族か…
金
125本目。
1本観て10時台の映画観ようと思ったら完売だったり、いい席なかったりで、しゃーないから11時台の映画観ようと池袋へ。
こちらにも振られ戻って新宿。
無理かと思ったらラッキー。
ある意味、運が良かった。
この作品、何かね他人事に思えない。
自分が同じ立場なら、そうなると思えて。
金はね、人を動かすには手っ取り早いから。
狂ってないと思うのが、本当に狂ってる証拠だと思う。
恐ろしい
ホラーとかサスペンスといった映画は、半ば虚構だという思いで見ているわけで、恐さを楽しんでいるようなもの。
現実世界にあった出来事を、脚色が加えられているとはいえ、ここまで生々しい映像美で見せられると、戦慄を覚える。
映像と似つかないロックと共に見事な空間表現が成され要所要所で恐怖の戦慄を用いて、魔の映像にはまりこんでいく。
日々流れるニュースを楽しむのに似ている感覚、その感覚をただ高尚に仕立て上げられたといったところか─。劇映画であるから尚更、衝撃な事実に衝撃を受けてしまった。
面白くないです。
実話を元にしているとはいえ、映画の中でのリアリティがないのだ。
犯行によりリアリティーを持たせる必要がある。
緻密な犯行計画、大胆で繊細な犯行実施、想定外案件への対応。そして悪運。これらを映画の中のリアリティーをより持たせれば面白くできたのになあ。
退屈だった。
混乱の時代の狂気の家族。
普通の家族のふりして父親の狂気が恐ろしい。
連続誘拐、殺人を自宅で実行、なのに家族は無関係って。
混乱の政権明けの時代だからなせた技か。どこまで忠実な描き方か分からないけれど犯罪方法も雑。家族に嫌気がさすのが弟1人というのもびっくり。
笑っていいのか引きつるべきか、実話と思うと恐ろしや。
子供は親を選べない。
楽しく拝見しました。
子供は、親を選べません。
農業家の子供に生まれたら、
野菜や果物のお世話をお手伝い。
畜産家の子供に生まれたら、
牛や鶏のお世話をお手伝い。
じゃあ、犯罪家の子供に生まれたら??
この映画で描かれる、一家の子供は、
所謂「ワル」ではありません。
むしろいい子なのです。
そのキャラクター設定は、
ハッとさせられました。
どちらかといえば、喜劇ですが、
ピリリとスパイス効いていて、
とても良い映画でした。
ブラックとユーモアのバランスが絶妙。
恐ろしい事件に落とし込まず、音楽が明るく(シュールに)仕上げている。「Sunny Afternoon」なんて、もうマッチしすぎ。
これが実話がベースというのだからすごいなあ、、アルゼンチンって。
「この国だからこそ作れる」ような作品は大好き。
ただ家族が多すぎて、一人ひとりのキャラクターが把握できなかったです(笑)。
雑な犯行。それが故に余計に怖い。
アルゼンチンで、1980年代に実際に起きた誘拐事件え描く。家族で誘拐ビジネス・・・。怖いです。
数年間に渡りビジネスとして誘拐を行っていたにしては、結構その手口は雑です。恐ろしいほどに雑です。最初の内、「なんでこんなに雑なのに捕まらないんだ?」と思っていたんですが、父親の経歴がモノを言っていたようですね。時の捜査機関とそれなりのいい関係であったようです。まぁ、南米にはありそうな話ですね。
他にも怖いと思ったのが、長男。基本的には善良な人間なんでしょうけど、誘拐ビジネスを手伝っている上に、何食わぬ顔でラグビーチームに参加しているってねぇ。なんか精神構造が・・・。それが故に、彼の人生の結末は悲しい結末になるんですけどね。
次男は・・・。まぁ、あんなもんなんでしょうね。むしろ喜々として誘拐ビジネスに参加していたような気が・・・。
母親を始めとした女性陣はと言うと、母親は、夫のしていることを知っていたんじゃないですかねぇ。どうも・・・。でも、長女、次女、長男の妻は知らなかったのかな。
いやぁ、怖い話です。
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