みかんの丘のレビュー・感想・評価
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重たいね…
正直なところエストニアって言われてもどこにあるか分からず。
不勉強な私をお許しください…。
ただこの作品を見ていれば民族紛争なんだな、とか
ロシアが関わってるみたいだぞ、とか
だいたいの状況は察しがついてくる構成。
説明的でなくこういう複雑な状況を表現するって難しいだろうに、
割とさらっとやってのけてるあたりが上手なんだろう。
でも内容としては戦争がどうのこうのというよりも、
一個人としての生き方をどうするかってメッセージが強かったように思う。
イヴォ爺さんしかり、マルゴスしかり、
別に「信念」ってほど明確ではないにしろ、ちゃんと自分の生き方を持ってるというか。
けっして幸せな物語ではないんだろうけど、
この作品で救われる人って多いんじゃないかなと思う。
みかんの丘 マンダリン
前売りを買っていましたが、やっと見に行けました。
派手ではないけれど心にきます。
日本人には馴染みがないですが、
あの日の声を探して 。など映画は何気に沢山見ていました。
わからない点は上映後質問コーナーで質問していた方がいて分かりやすかった。
こういう映画をもっと上映してほしいです。とうもろこしの島は夜の回がもうないから無理かなぁ。
風に吹かれてる場合じゃない?
一人一人は、いい人なのに、徒党を組んで大儀を持ち出すと、おかしなことに。人が、人をカテゴライズすると、ろくなことありませんね。民族、宗教、肌の色。分別するのは、資源ごみくらいにしたいものです。しかもそこに、鉄砲なんか持ち込んだ日には…。どれだけ砲弾飛び交えば、平和な日が来るの?。その答えは…ですね。ダイナマイト考案した方なら、解るのかしら?。
いがみ合いより、話し合いのほうがいいと思うんですけど。いつかそんな日を来る。それまで、みかんでも頂きながら、風に吹かれるとしましょう。
観て本当に良かった
一つの食卓で一つの約束で気づいた事は当たり前の事で、でもすごく本当の意味で理解する事が難しくなってしまっているんだと思った。それをまっすぐな瞳で語る主人公が忘れられない。静かな暖かさと、人の変化に心を動かされたけど、それでも戦争は悲しさと虚しさしか残らないことを改めて感じた。
誠実な人間ドラマ
絵づくりがしっかりとしていた印象。それ故に、美しくもあるが、退屈観を与えてしまう恐れがあるかも。
状況の複雑さに反して、心の絡み合いがやや弱いと感じてしまうが、状況と展開だけで、見ている者が思うところは大きいはず。
戦場の悲惨さとかリアルさというものはそれほど描かれていないにもかかわらず、戦争の無意味さは強く感じる。教養とか知識などあれば、より作品を楽しめるとは思うけれど、根本的な殺し合いの無意味さを垣間見た。
兵士が日常に・・
登場するシーンは全編を通して半径何百メートルなのでしょうか。
村人は主人公たち2人を残して逃げて行ってしまった。
そんな中に当たり前のように登場する兵士たち。
主人公の姿勢が一貫していて、優しくて、「優しさは伝わるものだな」って思いました。
一人一人の力では何も変わらない。でも諦めてしまっては何も変わらない・・と思いながら、映画館を後にしました。
違わないさ
ジョージア西部のアブハジアでみかん栽培をするエストニア人の爺さんが、戦いで死にかけたチェチェンの傭兵とジョージア兵を家で保護して療養させる話。
敵対する二人の兵士が爺さんへの恩義をきっかけに交流し、互いを敵視しなくなっていく。
国、人種、宗教の違いが何だというのか、何の為に戦い殺しあうのか、戦争の虚しさと人間らしさを感じた。
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