劇場公開日 2016年9月17日

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みかんの丘のレビュー・感想・評価

全30件中、1~20件目を表示

4.5言葉で語らずにじみ出す感傷

2023年11月22日
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鑑賞方法:VOD
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つとみ

4.0『ラスト・オブ・アス』を彷彿

2023年5月6日
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鑑賞方法:VOD

美しい自然と厳しい現実、憎しみあう人間、魂に問う人間哲学…

ゾンビは出てこないし、内容も違うけど、哀愁ある音楽といい、

ゲーム『ラスト・オブ・アス』ぽかった。

ゲームの方が、この映画に影響を受けてるのでは?

エストニアとジョージアの合作で、そこも観ようと思ったポイントでした。

俳優さんの演技が素晴らしいです。

特に、主役の方。

もっと知られるべき、名作。

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RAIN DOG

4.0イヴォが全く動じなかった理由

2023年1月20日
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talkie

4.0【民族間の憎しみの連鎖を越えて・・。人間は何故、戦争をするのか・・。今作は、さまざまな文化や宗教の衝突により、世界が危機的な状況に置かれている中で人間らしさを保つことの大切さを描いた作品である。】

2022年10月30日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

難しい

幸せ

■アブハジア自治共和国でみかん栽培をするエストニア人の集落。
 ジョージアとアブハジア間に紛争が勃発し、多くの人は帰国するが、イヴォとマルゴスは残っていた。
 ある日、彼らは戦闘で傷ついた敵同士の二人の敵同士のチェチェン人の傭兵アハメドとジョージア人のニカを自宅で介抱することになる。

◆感想

・アハメドとニカを助けたイヴォの毅然とした態度が、印象的である。重傷を負ったニカを殺そうとするアハメドに対し、”私の家の中では殺すな”と言い、アハメドもそれに従う。

・ニカが回復してから、初めて4人で食卓を囲むシーン。ニカとアハメドは憎しみの態度を取るが、イヴォに一喝された後、夜に屋外で食事を摂る。
ー この頃から、ニカとアハメドの関係性が変わって来る。-

・ある日、アブハジア軍がやって来て、仲間であるはずのアハメドに、”チェチェン語で話せ”と絡む。
ー 人種として、混血しているため見た目では敵か味方か分からない。そしてアハメドに銃を向けたアブハジア軍に対し、屋内に居たニカが銃撃し、マルゴスと、ニカが犠牲になってしまう。-

<ラスト、生き残ったアハメドは、イヴォに礼を言い、ニカが修理していたカセットテープを車のデッキに入れ、走り去る。
 今作は、さまざまな文化や宗教の衝突、世界が危機的な状況の中で人間らしさを保つことの大切さを描いた作品である。>

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NOBU

3.588点

2022年2月1日
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悲しい

幸せ

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コウセイ

3.0ジョージアとアブハジアの争いを知らなかった

2022年1月17日
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とうもろこしの島と全く同じテーマだ。
こちらもあり得ないが、共感が持てる。
日本の様な島国の民では、こう言った戦争を理解している様で、全く分からない。どちらが、侵略者なのか?全く分からない。歴史を見れば、分かると言うが、その歴史も信用出来ない。
戦争は反対だが、銃を向けられれば、戦わなければ、生活を脅かされる。さぁ、どうしたものか?少なくとも、自分以外の他人の為に戦うべきでは無いと言う事だ。たとえ、その他人が家族であろうと。

しかし、人間は戦争を止める事が出来そうも無いようだ。人類が光速を超える技術は持てないと、ホーキング博士はおっしゃったと聞く。何故なら、その前に戦争で人類は滅亡すると言う。そんな!と僕はおどろかない。光速超えるよりも、みかんの丘の方が大事だものね。

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マサシ

4.0誰もが見るべき傑作(残酷なシーンはあるが)。

2021年12月4日
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葵須

4.0世界の片隅で起こってきたであろう事実

2021年10月24日
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悲しい

難しい

日本にいると民族対立とは縁遠くなり、あまり意識はしないがこのような入り乱れた正に紛争地帯と呼ぶような場所がまだまだ世界にはあるのだろう。
映画にして届けてくれたことに、監督に感謝したい。

それはそれとして、結末で出てきた兵士は何人でどの勢力なのだろう?
少しついていけなかった。

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tiso jack

3.5複雑な社会情勢と人間の普遍性

2021年9月29日
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アブハジア自治共和国と聞いてすぐに分かる人も少ないだろう。
おまけに、そこに住むエストニア人のイヴォが助けた2人の兵士の1人はジョージア人で、もう1人はアブハジアの同志を助けに傭兵として参加したチェチェン人ときている。
そんな複雑な情勢が一切わからなくても観ている側には内容が伝わる。
皆がイヴォのようであればと強く思った。

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カメレオン

3.0黄色いカセットテープ

2021年7月18日
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鑑賞方法:VOD

エンディングの歌がやけに沁みる
説明がないのにすごくわかる映画
本当にこの辺の国のこと何も知らない
難しすぎて聞いてもわかんない
チェチェン人とグルジア人を匿うエストニア人という構図
けどこの映画の内容はよくわかるから不思議
匿う老人イヴォはみかん箱を作る
そしてその材で棺桶を作る…弔う
複雑な民族紛争は地球からなくならない

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mamagamasako

4.03人の命を救ったイヴォ爺さんに乾杯

2021年5月23日
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泣ける

悲しい

幸せ

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唐揚げ

4.0映画人の良心

2021年4月14日
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鑑賞方法:DVD/BD
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odeonza

3.5静か

2021年3月18日
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toukyoutonbi

3.5莫大な制作費をかけなくても、優れたストーリーさえあれば、戦争の虚し...

2021年2月17日
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莫大な制作費をかけなくても、優れたストーリーさえあれば、戦争の虚しさ、無意味さ、を表現出来るのです。

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J417

5.0本物の秀作 監督を尊敬する

2020年10月25日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

アブハジア自治共和国のなかでチェチェン兵、ジョージア兵が心優しい老人の
家にかくまわれる。ストーブの前で暖をとり、お茶をのみ、朝のパンを出されて
束の間の人間らしいひと時。
この映画を見て、セルビア人、アルバニア人、マケドニア人が命がけで一緒に演奏活動をする
コソヴォ・フィルハーモニーを思い出した。
誰にも見て欲しいな、と、これほど強く思った映画は久し振りかも。
日本が、例えば近隣諸国との歴史も踏まえてこういう映画を作れるかな?
非を認めないものには作れない映画だろうな・・。

「何が違う?」 優しい彼のその言葉に深く考えさせられました。 そう、人種が違うだけ、同じ人間なんだよな・・。

こう、いつも思えたら・・。

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Ai

4.5地味で登場人物も少なく台詞の少ない作品であるから、こちらが察しなが...

2020年10月1日
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地味で登場人物も少なく台詞の少ない作品であるから、こちらが察しながら鑑賞する映画だった。表情や目の動きなどから、ひとりひとりの心情が伝わってくる。泣かせる場面があるわけでもないけれど温かさが伝わってくる。自分が温かさを欲しているのか涙が出た。

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ちも

3.0おじいさんを中心としたヒューマンドラマ

2020年9月24日
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鑑賞方法:VOD

みかんの丘そのままの舞台で個々にとって理不尽な戦争の縮図を描いたような作品。
敵同士を同居させることでテーマに沿った会話を成立させているわけだが、無理矢理ではあるし現実感はあまりない。しかしそこをずっと引っかかって見ているとダメな映画。設定として受け取る必要はある。

で、これ見て戦争を語れるかと言ったら背景が不足している感じもあるので、へんこつおじいさんを中心としたヒューマンドラマとして見るくらいの気楽さでよいのかも。もちろん作中の人道主義的な主張は理解するけど、それをことごとく粉砕してきた(いる)のが戦争の本質。。

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okaoka0820

3.5理不尽

2020年8月22日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

私たち、日本人には想像もできない世界。

希望。
結果は、とても理不尽で悲しいけれど。

希望。

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昔から映画好き

5.0地味だけど傑作、地味だから傑作!

2020年7月28日
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1990年頃のアブハジア紛争を背景にした映画。
アブハジア共和国は、ジョージアからの独立を求めてチェチェンなどから傭兵を集めて戦っていた。ロシアは、旧ソ連から脱退したジョージアとは敵対しており、アブハジアの独立に加担していた。

映画は終始、とつとつと同じテンポで進行していく。戦争を題材にした映画だが、派手なシーンや残虐なシーンは無く、視覚的なインパクトは無く、ポツリポツリと語られる言葉や登場人物の心の動きから反戦の訴えを静かに紡ぐ。それは、寂し気な音楽や、緑の深い曇りがちな風景とも相まって、深く心に染み入ってくる。

主要な登場人物は男4人だけ。空間的範囲はイヴォの家とマルゴスのミカン畑の、半径数百メートルの範囲のみ。それで、これだけ深い作品が描けのかと驚き関心した。

最後に、題名にも出てくる“みかん”について考えたい。
みかんはイヴォの友人のマルゴスが育てているもので、マルゴスは「売れば金になるが、金のためじゃない。放っておいてダメにしたくないんだ」と言い収穫を続け、紛争に巻き込まれそうなこの土地から離れられないでいる。イヴォも多くを語ろうとしないが、「この場所が大好きだし、大嫌いだ」と言い、“理由”を抱えこの土地から離れようとしない。
映画では「民族」「歴史」「領土」「戦友の死」「恨み」から解放される兵士の姿も描きつつ、同時に「何かに執着してしまう人間の性(サガ)」も複線的に描いているような気がする。しかも、概念に捕らわれていた者が開放され、開放を促していた者が捕らわれていた。民族紛争解決の難しさを考えさせられる。

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ドライトマト

4.0彼らに違いはない

2020年7月12日
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鑑賞方法:VOD

ジョージアとアブハジア間の紛争下、とどまった2人のエストニア人が敵同士の兵士を自宅で介抱する。

初めはお互い敵意を表すが、次第に打ち解けていく。ハッピーエンドとは言えないけど、どことなく希望のある終わり方だった。
戦争の不条理さ、戦っているのは同じ人間同士なにも違わないというメッセージがしっかりと伝わった。

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いたかわ