鋼の錬金術師のレビュー・感想・評価
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普通に出来が良い
テラフォーマーズの二の舞になるのではないかと思い覚悟して観にいきましたが普通に良作でした。
酷評も多いようですがこの出来映えで酷評するようなら他の実写化作品なんか観るに耐えないのではないでしょうか(笑)
冗談抜きでそれぐらい良く出来ているし頑張ってました。
今作を酷評する気持ちも分かります。
ですがそんな人達には、実写版ドラゴンボール、ダレンシャン、テラフォーマーズ 、進撃の巨人後編あたりを見ることをお勧めします。
そうすれば今作がいかに良く出来ているか、またいかに製作陣が熱意と愛情を持って取り組んだかが分かると思います。
また逆に私が上記に挙げた作品たちが、いかにいい加減な姿勢で作られたかが分かると思います。
それでも嫌な人はアメコミの実写版でも見とけばいいです。
続くのにこの展開って
タイトルなし(ネタバレ)
映画一本観るだけでここまで疲れたのは初めてでした。
原作の内容をついばんで列挙しているだけ。
伏線の回収はろくに出来ず、少ない登場人物で矛盾を埋めるために、登場人物達の理解力がとてつもなく高くなっている。
原作好きはもちろん観るべきではないなと思ったし、
原作を知らない方は、ストーリーを理解できないのではないかと思うほど、無茶苦茶な内容なので観ない方がいいのではないかと思う。
誰も観ない方が良いと思う…。
二度と観ない。
クソみたいな映画。
キャストはいいのに…
ムビチケはあったものの、なかなか行けてなかったので、ようやく行けたハガレン。
アニメをちょっと見たことがあり、ディーン・フジオカさんや本田翼さんも出演されるということで期待して行ったけど…、
結論として言うと、「キャストはいいのに失敗した映画」
以下ネタバレ
☆良かった点
・エドやアル、マスタングとかホムンクルスとかメインキャラしか知らなかったけど、まあキャラがどんなやつか原作詳しくなくても分かった。
・山田涼介さんは、適役だったと思うし、演技力も申し分なし。
・ディーン・フジオカは、普通にカッコよかった。(まぁ、元々マスタングがそうか…)
・本田翼はただただ可愛かった笑
・ホムンクルス側のキャスティングも、結果論的には問題なかったとか思う。
★良くなかったと思った点
・ホムンクルスとの戦いになるまでが長い。作品的に人間の黒い部分を描きたかったのかな?その辺は理解できるとしても、そこら辺を詰め込みすぎてた。
・そして、ヒューズ死亡からのホムンクルスとの戦いはあっさり。ラストが倒され、エンヴィーもやられるし(エンドロール後、生きてたことが発覚して終わるけど)、量産型の雑魚ホムンクルスもあっという間にやられるし。
・つまり、見せ場となるような戦いのシーンがあっさり終わってしまう。全てを描くには尺が足りなく、描いている部分のチョイスが微妙。
・そのホムンクルスとの戦いでは、主役のエドがほぼ見せ場なし。たしかに、原作とかでもラストもエンヴィーもマスタングが倒してたと思うが、何かもう少し見せ場を作れなかったか…。
・どうしても、戦闘になるとマスタングが目立つ。そりゃ火の方が派手だけど…。
・CGは、正直毎朝土曜や日曜の日本のヒーロー番組の方が見応えあるなというのが印象。
主要な配役以外は見どころあり!
はじめて映画館で本作の予告を観た時はどんな酷い作品になるかと覚悟していたのだが、本作を観ると意外にもまともなことにびっくりした。
特にCGは本当に素晴らしいレベルになったと感心した。
弟のアルは全編に渡ってCGだというからその完成度の高さに驚く。
更にところどころでモーションキャプチャーを交えて実際の俳優との無理のない融合をはかったのだというから余計に唸る。
それもそのはずで本作の監督がCGの第一人者である曽利文彦だというので納得である。
筆者が曽利の実写作品を観るのは『ピンポン』『ICHI』『あしたのジョー』に続いて4作目である。
『ピンポン』における球の軌道や観客たちの動きなど細かいところへのCG合成は物語のテンポを加速させ作品の質を押し上げた。
その後も『ICHI』と『あしたのジョー』でも気付かないような細部でCGを使用するスタンスは変わらなかった。
日本を代表するトップクリエイターとして山崎貴や庵野秀明、樋口真嗣らとは違う方向性で日本のCGの発展を担ってきた1人だと思う。
ただ『ピンポン』の大成功でより大きな資金で作品を制作し易くなった反面で配役を縛られてしまったのか、以後の作品で特に主役選びで失敗している感がある。
筆者はラーメン屋で原作漫画の第1巻を読んだことがあるぐらいでアニメ版も全く観たことがないので、作品自体に全く想い入れがない。
本当に先ほど原作者の荒川弘が「ひろし」ではなく「ひろむ」という名前の3児を持つ女性であることを知ったぐらいである。
原作では全員日本人ではなく名前からしても西洋人になるだろうが、日本人が演じている違和感は観ていくうちに自然と気にならなくなる。
ブルーバックの演技以外は全編イタリアで撮影されたようだが、実写版『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』を観て案外海外を舞台に日本の俳優が演技するのも悪くないと思っていたので、原作の世界観自体が日本を舞台にはしていないこともあって全く問題がないように感じた。
これがエキストラに1人か2人でも白人や黒人、西アジア系が含まれていると変にひっかかってしまうと思うが、そこも全員東アジア系の顔をした人間を揃えていたので集中力が妨げられることはない。
はじめはハリウッドで白人を起用して映画化した方がいいのではないかなどと考え日本人の俳優起用に否定的だったが、本作を観ていて人間関係が純和風であるように感じたので、結局細部を含めると日本人にしか演じられないのかもしれないと思い直すようになった。
とはいえ、主演のエド役の山田涼介を観るのは『ナミヤ雑貨店の奇蹟』に続いて2作品目になるものの、彼の独りよがりでチグハグな演技は作品から浮いているように感じた。
グラトニー自体がキワモノっぽいので内山信二の配役は仕方ないと思うが、個人的に役柄に合っていないと感じたのは山田とウィンリィ役の本田翼である。
そして松雪泰子はやはりと言えばやはりだが、残酷でありながら妖艶なラストを見事に演じていたと思う。
また原作を知らないながらも小日向文世が黒幕なのは大体想像がついた。登場時からちょっと寛大すぎて怪しかった。
なお本作にはエンヴィー役で本郷奏多も出演しているが、最近放送されていたTVアニメの『いぬやしき』に小日向と本郷が主要なキャラクターの声優として参加していたために声をよく聞いていたのでタイムリーに感じた。
またどうしても馴染めない演技が1つある。
マスタング大佐役のディーン・フジオカと山田がやたらと熱血に叫ぶシーンが数回あるのだが、こそばゆく感じられるほど浮いている。
本田の「たった2人の兄弟じゃない!」の発言もそうだが、彼らに熱い演技は無理だと思う。
そもそも日本人は平均的に爆発するような感情表現は苦手だと思うが、彼ら3人からは余計に普段からあまり声を荒げたりしないんだろうな、と思わせる性格が垣間見えてしまった。
それに比べてこと熱血や切れた怒りの演技に関しては、日常生活からそういった場面が多いのか、お隣の韓国の俳優は総じてうまい。日本人にはかなわないと感じさせる。
余談だが、逆にそれが鼻についてうざくなってしまい筆者は韓国映画を一切観なくなってしまった。
日本人は怒る際も声を荒げない抑えたそれでいて毅然とした怒り方の方が得意だと思う。
先日宮島を訪れた際、奉納された大きな灯籠に漢族の親子が無遠慮にのぼって写真を撮る光景に出くわした。
あくまでもイメージになるが、やはり多情なアメリカ人なら中指を立てて「降りろ!このくそ馬鹿野郎!」ぐらい罵りそうだが、その場を目撃しても日本人は筆者を含めて誰もそんな態度は取らない。
引き潮のようにただ静かに怒り、ただ静かに軽蔑して冷めた視線を投げかけるだけである。
なお漢族以外であれば視線に気付いてやめる外国人もいるだろう。
筆者も日本人の中では空気の読めない方だと自覚しているが、そんな筆者でも「傍若無人」が良い意味になるくらいのスーパー空気の読めない漢族には敵わない。写真を撮り終わるまで親子が気付いて降りることはなかった。
なお、いっしょに写真を撮ろうと嫌がる鹿を押さえつけようとして逃げられる間抜けな親父がいるなど、他の外国人では見られない行動をして筆者を呆れさせたのは決まって漢族だった。
原作を読んでいないので何とも言えないが、どうしてもピーピー喚き立てる演技を日本人がすると不器用で滑稽になってしまうように感じる。
本作が原作への敬意がないのかよくわからない筆者の立場では意外に観られたというのが偽りない感想である。
続編も制作される可能性があるとのことなので、主要キャストが変わらないのは勘弁してほしいところもあるが、上映されるなら観に行くだろう。
それぐらいCGは必見であった。
山田君がなぁ。
確かに風景はきれいでイタリアの町並み、汽車からの景色、やっぱり映画だなと思ったのですが、
山田くんは山田くんでいいと思いますが、やっぱりジャニーズ。汚い言葉は使えないんですね。ちょっと荒々しさがあってもよかったな。と思いましたが、缶詰工場でのアルとの喧嘩はアッパレでした。あのメイルへの額コツンは涙ものでしたね。
あとはディーン・フジオカさん、松雪泰子さん、佐藤隆太さんははまり役ですね。
あとはウィンリィ役の本田翼さんもよかったらですが、あらゆる所に連れていすぎなんじゃないですか?
最後のシーンはロイ・マスタングとエルリックがラストを焼き殺す所はさすがに主要メンバーだけでよかったのではと、つくづく思いました。
切りすぎ、まとめすぎ、話がややこしすぎ。これがコミックを読んで映画を見た感想です。
もうつぎは提督戦だけで勘弁してください。回想も無しで。
あとはVFRの使い方、いいのはいいんですが、ちょっと無理がありましたね。アルは完璧なんですけど。
声優陣が出てきたのは嬉しかったですけどね。
原作もアニメも知らなければOK。
少年マンガの実写映画化が続いた2017年であったが、トリを飾るのが本作である。
原作を知る人からすれば、そもそもが無謀な試みだったようだが、原作をまったく知らない僕は、それなりに楽しんだ。
人体の錬金術をしてしまったエド(山田涼介)とアルの兄弟。その代償として、エドは右腕と左脚、アルは魂以外の肉体をすべて失う。
原作はおそらくそれらを取り戻す遠大な旅を描いているのだろう。
映画は3体のホムンクルス(松雪泰子、本郷奏多、内山信二)の企てを阻止する話になっている。その企てがよくわからないので、映画のなかではただただ戦っているだけになっている。
曽利文彦監督は相当頑張っているはずで、この映画化をどうこういうのは違う気がする。兄弟愛は十分に伝わったし、監督がやりたかったことはほぼ達成できていたように思う。
本田翼、蓮佛美沙子は個人的な理由で全面的に受け入れ、賞賛(本田翼の芝居はひどいけど)、他の役者たちも一定の水準には達していた。
「銀魂」(福田雄一監督)は続編の製作が決定したが、本作はどうなるか。
それなりの面白さ
漫画の実写化は、いつも酷評される事が多くて、本作品も原作ファンは、かなりガッカリした方も多いみたいですね。
でも、原作を全く知らないで観た自分にしたら、それなりに面白いと思いましたよ。
味方が敵で、敵が味方のストーリーはよくあるパターンで、先は読める展開でしたが、ちゃんと伏線を張って、やっぱりね、と納得させるストーリーに思わずニンマリしました。
CGもなかなか頑張っていたし、酷評されるほどではなかったと思いますし、山田君は、こうした2.5次元的な役にはハマリ感あります。
ただ一つだけ、残念なのは、「ジョジョ…」もそうでしたが、あの地中海のような街並みに日本人はやっぱり合わないなぁ…って(笑)
たぶん続きもあるのかな。
楽しかった!
鋼の錬金術師
酷評されてますが
面白かったです。
原作ファンでアニメ無印も好きです。
まずストーリーの再構成はお見事といいたくなる出来で感心しました。
アルフォンスは凄くリアルで動きも良かった。
兄弟喧嘩のシーンはウルッと来ましたね。
タッカーの例のシーンは原作同様えげつなく、
アニメでカットされたアルの「それ以上しゃべったら僕がぶちギレる」
があったのは良かった。
一本の映画としてまとめるのに改変や省略があるのは当たり前です。
その辺をアラと捉える方には向かない作品です。
よく見かける批判で大佐の火炎放射がありますが自分はむしろ感心しました。
ディーン大佐は相手との間合いや状況に応じて、火炎と爆発を使い分けているのです。
焔の錬金術は可燃性ガスの錬成と酸素濃度の調整なのは原作ファンなら知ってるはずで
火炎放射は可能なのです。アニメなら全部爆発でも気になりませんが、
実写の場合、至近距離だと爆風で自分もダメージ受けないと不自然になります。
またホムンクルスのような死なない相手には爆発で相手の姿が見えづらくなるより火炎放射が有効だと考えます。
自分はけっこう感心した点でした。
それなりに原作との相違点も考えられています。
ハクロ将軍の暴動発言→アメストリス地図と賢者の石の錬成陣を見比べるヒューズで
後々の国土錬成陣への伏線が張られていましたし
続編がみたい作品です。
実写化云々よりも普通に面白くない
満を持して公開された大人気漫画鋼の錬金術師の実写化。一体誰が待ってたのやら?
錬金術が科学として成り立っている、とある世界。錬金術の禁忌である人体錬成を行った天才錬金術師のエルリック兄弟の物語。禁忌を犯した代償として、兄のエドワードは右腕と左脚を失ってしまい、弟のアルフォンスは体全てを失って鎧に魂が宿るのみの存在となってしまった。二人は身体を元に戻すために伝説の物質、賢者の石を探す。
最初のアニメ化が10年前で、それは途中からストーリーを大きく変えながらも概ね好評であったと記憶している。なのに、なぜ今更批判の多い漫画の実写化という茨の道を選んだのか。もしかして、ジャニタレ主演数稼ぎのためのクソ映画なんじゃないのか?という期待を込めて、公開当日に映画館へ足を運んだ。
結論から言うと、映画としてはきちんと成り立っているし、好きな人が出るのもわかる。画や展開、最大風速を優先して、ツッコミどころが出るのを躊躇わずに進むのは、正直好感が持てる。具体的に言うと、地下でエンヴィーが正体を現すシーンとか中尉が人形兵に先回りして待ち構えられるところとか。「なんでホムンクルスは正体をばらしたの?」「どうやって中尉は先回りできたの?」こんな疑問を速攻で抱いてしまう人にはお勧めできない。好感が持てるとは言ったが、ツッコミどころが多すぎる。
もちろん原作ファンにもおすすめできない。スカーも大総統も中尉以外のマスタング組も、魅力的なキャラクターの欠席が多すぎるからだ。ウインリィはいないのに本多翼が本人役で出ていたのも謎である。だが、出ていたキャラクターに関してはあまり不満はない。特にエド、ヒューズ、ラスト、マルコーあたりは完璧だった。コスプレ感はぬぐえないが、きちんとキャラを反映していて、そこは褒めるべきだと思う。
では、ツッコミどころと、逆に良かったところを箇条書きにして終わります。
原作未読者にとってダメなところ
・グラトニーとはなんなのか?
・ヒューズはなぜ殺されたのか?
・ロス少尉はホムンクルスの仲間なのか?
・人柱って何?
・真理の扉の前になんでアルがいたの?
原作既読者にとってダメなところ
・火炎放射
・人体錬成のときに風に飛ばされるアル。失笑ものだった
・神の鉄槌なし
・軍は1から2,3を得ることに成功してんの!!!?????
・グラトニーが食べてた鶏の足っぽいのはなに?
・マスタングがホークアイを大切に思う描写なし
・グラトニーがやってるのは「飲む」じゃん…
・ホムンクルスがアホで、しょぼすぎる(エンヴィーは元々残念なやつだが)
・人形兵が弱すぎる
・あれはウインリィではなく、本田翼
原作既読者にとってよかったところ
・ロス少尉がマスタングに銃を向ける展開
・アルがエドを疑い、ケンカを経て絆を深めるところは、オリジナル展開にしてはよかった。原作の方がよかったけど
全体的にダメなところ
・ハクロが「リオールで暴動が!」って言ってたのはなんだったの?なんで暴動が?物語に関係あった?
・ハクロ将軍はなぜすぐにバレる嘘をついたのか?
・エンヴィーが正体を現し、ラストたちが表に出る必要はなかった
・第五研究所にて、ホムンクルスを追いかけたはずのエドがなぜ賢者の石の部屋に辿り着いたのか?
・なぜそこにホムンクルスたちも集まったのか?
・タッカーは観客に向けての説明、どうもお疲れ様
・ラストシーンのあれはなに?続編作りたいの?やめてくれ
原作の細かいシーンを再現しようとした努力は見えるが、そんなものよりも全体の粗を取り除いてほしかった。
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