機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦のレビュー・感想・評価
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息子がいたならば
中学生の時に夢中になって見た『機動戦士ガンダム』 意味も分からずに、ガルマの戦死や兄妹の再会、戦争に翻弄される少年の目を通して、ホワイトベースの中で繰り広げられる人間ドラマに惹きつけられ、やがてニュータイプの黎明と言う奇跡の瞬間に立ち会いました。 私も齢をとった。。。 見たかったORIGINはこれじゃなかった、たぶん。 コミックの映像化と言う難しいミッションにおける課題は、何と言っても「原作ファンを納得させられるか」に尽きるであろう。ところが、ORIGINが抱える課題はそれだけではなく、「アニメ原作ファンを魅了した安彦版コミックを、映像化する意義」にあり、究極の目的はアムロ少年がホワイトベースのクルーに帰結する映像を実現できるか、にあるだろう。 舞台挨拶でも安彦監督がとうとう口にした「次回作の成功は、その先も製作できる」というコメント。これに感じた何とも言えない感情。 それは感慨でもなく、不安でしかない。 ORIGINを初めて手に取った瞬間に味わった、何とも言えない興奮と、その後10年間にわたり続いた幸せな時間は何物にも代えがたい宝物であった。 その映像化が、いよいよ終決しようとしている。 観客席に座るは、いい年をしたオヤジ集団で、さながらヨン様ブームに集結したオバさん軍団や、乃木坂の握手会に並ぶ男の子さながら、価値観はヒトそれぞれなんだろう。 決定的に、決定的にダメなポイントがある。 攻防の、防があるから、攻が映えるのであって、ORIGINの演出に欠けているのは、その「防」の描写なのだ。 ユウキとファン・リーの悲劇だけでも、映画一本が出来たのに、ダイジェスト並みのおさらい映像に終わってしまった。ちゃんとした演出をするなら、ブリティッシュ作戦を遂行する部隊と、その動きを察知して阻止しようとする勢力、犠牲になった哀れな市民たち、『宇宙のイシュタム』が描いた世界を、ほんの少しでも取り入れて欲しかった。 この作品は、ジオンの強さを一方的に強調して描いてある。連邦にはほとんど触れられていない。逆説的に、ジオンがそれほど強そうに見えないし、つまらない軍事パレードを見させられている気分だ。 もっと言うなら、安彦演出の「古臭さ」も気になる。 絵の美しさ、キャラクターの瑞々しさにおいて、安彦良和は他の追随を許さない。それは今に至るまで変わっていない奇跡的なことで、たぶん世界的にも評価されておかしくない魅力だ。 でも、ドズルが作戦画面をたたき割って感電する描写や、アムロは顔に絆創膏一枚で、他のメンバーは包帯だらけ(なのに学校には来ているという…)、閉店して客がいなくなったバーで、突然熱唱するハモン(のシャンソン風のエレジー)。そしておそらく客席には、タチの姿をした我々(歳だけとってしまった少年たち)が座っているのだ。これらの演出は、もはや見ていられないほど痛々しい。 これでは先細りだ。 どれほど体裁を取り繕って、板野サーカス健在!永遠のアムロ!3倍速い赤い彗星の秘訣!動く安彦メカ!渡辺岳夫のオリジナルスコア!など叫んでみても、客席にはいい歳してガンプラ飾っているようなオヤジしか座っていない。息子がいれば、いっしょに映画館で見ることが出来ただろうか。 いや、たぶん息子は乃木坂の握手会に並んでいるだろう。
最終章が楽しみになりました
新たに始まった「ルウム編」、これはドズルの魅力に溢れた作品でした。 作戦会議に座る面々が見知った顔で、古くからのファンには嬉しい限りでしょう。 ただ全体的に明らかに次作への「ため」を感じてしまう面も。 しかしながら最終章が楽しみになりました。
クライマックスに向けて
急にテンポがのんびりした気がしましたが、 いよいよ始まった一年戦争。 オリジナルキャラが揃って来ていよいよ本編間近 と言うワクワク感はあるけど、 劇場で観た方は、ここで終わり? と言う感じではなかろうか? 見所があまりなかった気がするので、 5と6だけはまとめて2時間でも良かった気がします。 残すはガンダムとホワイトベースだと思うのだけど ワクワクします。
観る価値なし
ただただ退屈な作品。20分ぐらいの内容を、84分かけて描いているんだから、間延びしまくり、不要なシーン多数の最悪な内容になっている。 だらだらと見せられた後だから、ラストの盛り上がりに期待していたんだけど、「そんな所で切るの?」と最悪のラスト。無茶苦茶ガッカリした。 こんな内容なら、Ⅴは観なくてもⅥは楽しめると思います。
脚本がひどいなあ
なんだろ、 ドズルのキャラはどうしたかったんだろ。 ハモンの歌、いらん コロニー落としで、もっと物語描けるだろ。 コロニー落としで出てきたカップル、突然なに?キスシーンまで 暴れる暴徒、時間稼ぎかい(笑) アムロとカイ、隼人って、むりに繋げる必要案のかい 黒い三連星、こっちもお笑い路線にしたかったんかい。 内容が薄すぎる。 これが良かったっていう方は、どういう思考回路してんだろ あれから35年以上、もう立派な大人だよねえ
安彦さんを擁護したいけど…
リアルタイムでファーストを見ていたのは小5の時でした。ミハルの回はとにかく悲しくて泣きました(今でも泣いちゃいます)。 そのあと、TV シリーズを見直す度に新しい発見があって、のべで言えば、20回は見ていると思います。 私が1stに惹かれたのは、「大人の話だな~」って感じさせる、リアルな人間ドラマが描かれていたからです。 ソロモン戦で、ダミーの多さを理由にティアンム艦隊を発見できないとする部下に、ドズルは「それが戦争というものだろうが…」と返しています(苛立ちの感情からではないように感じます)。その一方で、グラナダ(キシリア)への援軍要請を下士官が進言した際はこれを明確に拒んでおり、状況とキャラクターを上手く描いているな…と思いました。 で、今回の作品ですが、今作品への強い違和感は、コロニー落としを巡るドズルらの言動にあります。 実行部隊の「悪く思うなよ…」(予告編にもあったのでネタバレご容赦ください)も軽いし、作戦を正当化する「ドズルの弁明」も軽いです。っていうか、喋りすぎなんです。 多分、作戦の「非人道性」を描こうとしているのだと思いますが、あんな三文芝居では、人間的呻吟は微塵も感じ取れません。 正直なところ、セリフが軽い、キャラクターが軽い、場面が軽い…という違和感は、映画オリジンの一作目から感じてはいましたが、今作品で決定的になりました。 ファースト大好きな私ですし、どちらかと言えば「安彦擁護派(=保守派?)」な私ですが、もし、「ファースト」全体が今後リメイクされるのであれば、ファーストが持っていたセリフ▪場面そしてキャラクターの「重さ」をしっかり再現して欲しい…って思います。
評価が高くて期待していたけど
前半の4作品までの方が面白かったわ(-_-)残念(T_T) モビルスーツ戦でないガンダムって、銀河英雄伝説やヤマトっぽい しかもCGのヌルヌル感強いのに人間ドラマ少なめの戦争重視 ホントにがっかりだった
物語はついにルウム戦役へ!
ガンダム・ジ・オリジン。 結論から言うとかなり良かったです。 ブリティッシュ作戦の悲劇とルウム戦役の発端までを、群像劇を織り交ぜつつ不可分なく描けていたなと。 惜しむらくは、ガンダムOPの落下するコロニーを見ているザクのビジュアルがなかった事くらいですかね。 ぜひスクリーンの大画面で見て欲しい。 艦隊戦も大迫力でした!
最後の1分間以外は、、、
前回までのあらすじ説明が長過ぎる、中盤のハモンの歌が長過ぎる、ドズルはうるさ過ぎる、、、そして、こんな中途半端なところで終わっちゃうの、、、? という感じでしたが、最後の1分間くらいの通常の3倍速のシャアはカッコイイです。ファースガンダム時代のアニメでは表現できない迫力でした。ここだけ見所です!なるほど、3倍速ってこういうことなのか。
宇宙世紀の歴史を描いたドキュメンタリードラマ
僕はこのジ・オリジンを見る時、ガンダムは期待していません。 どちらかと言うと大河ドラマや戦争映画を見る感覚。またはお茶の間ドラマを見るように楽しんでいます。 そういった意味では僕は今回かなり楽しんで見れました。 TV版が始まる以前、あそこで何が起こっていたかと脈々と知れて満足でした。 キャラクターが本編とは性格や設定が微妙にずれていますが、そこはドラマなんで脚色が違うんだと割り切っています。 CGで動く赤いザクが新鮮でちょっと見入ってしまいました。 が、そこでオアズケ食らって、ブルーにもなりましたが…… それに歌が長すぎてちょっとダレたりもしたけど…… それを差し引いてもストーリーで魅せるものがあったので星4つけます。 ただ、ガンダムファンとしては戦闘シーンがもっと見たいと言うのは正直無くはないですが、やはりこれはあのガンダムとは違う別物なんですよね? ドラマとして見るくらいがちょうどいい。
感想
前置きでしょうか。前回のおさらいでしょうか。ここの部分が長過ぎると感じました。本編は無難に纏めている感じがしますが、えっ?!もう終わりなの?!と思ってしまう物足りなさを感じました。因みに、私の認識違いかもしれませんが、ルウム会戦ではなく、ルウム戦役だった様な気がします。
前作観てなくてもまぁ分かるかな
21歳女子です。 新宿で劇場満席のおっさん達の中1人で見に行きました。笑 私的には観てよかった。 という感想です。 今回の主人公はドズルかな?と感じるくらいの出演で私はもう少しシャアの見たさがありましたが、 3倍のスピードへの成り立ちや直接ではないがセイラとの再開シーンもあって胸が打たれやっぱシャアかっこいいと感じさせられました。 映像がなにより綺麗なのでそこもみどころです。 必要なのかな?というシーンはありましたが、 映画館で観ると言うことが意識されている演出ではあったので見に行く価値はあると思います。 今までの作品を観たら尚更見に行くべきです! 次回作も期待してます!
ドンパチは少ないけど…。
ガンダムファンとしては、もっとモビルスーツ戦を見たかった。 コロニーが落ちる所は思ったよりリアルで、ちょっとドキドキしました。 漫画を一通り読んでましたんでアニメのファーストと多少話が異なる所はあるけれどoriginはoriginで面白い。然も今はファーストで描かれなかった世界だから楽しんで観れますが、タイトルが「ルウム会戦」になってるんでMS戦やドンパチが主体だと思って観に行くと多少期待値を下回るかもしれません。 来年の5作目も期待します。 今回と来年の状態によっては本編も作る様な事を安彦氏が言ってたんで、そちらも期待します。
面白い!けど、以前のガンダムとは違う。
ガンダム世代には文句なく面白いと思う。 でも、セイラの声は井上瑶さんではないんです。 あの凛とした声が良かった…(´;ω;`) 以前の「決戦前夜」から時間が経ち過ぎで、話がつながらないところが(;´・ω・) でも、いよいよ一年戦争がはじまりました。 最初のガンダムでみた内容と少し違うと思が、こっちはTHE ORIGINですかんらねぇ。 次は2018年だそうです。 今日の内容を忘れないようにしなければ。
たいして面白くない、だが
前評判が悪くとも映画館に足を運んでしまう それがガンダムファンというものだ その意味で放映する側はわかっちゃいない ファンならば前評判が悪くとも結局観に行くんだから公開劇場数をいたずらに削る必要はないのである ファーストガンダムから始まり、幾多の作品を観るも、結局ファーストは超えられずか、その確認の繰り返しである だがそれでも新しい作品が出れば観たくなる なぜなら、略 そしてまた来年、次回作を見に行ってしまうだろう
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