「『オヤジにもぶたれたこと無いのに』・・・・っん?」機動戦士ガンダム THE ORIGIN 激突 ルウム会戦 いぱねまさんの映画レビュー(感想・評価)
『オヤジにもぶたれたこと無いのに』・・・・っん?
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ゲキオコプンプンマルでアムロがブライト艦長に言い返したあの台詞は、実はもう他人にぶたれていたことが判明w 人間、忘れる生き物だ。それともこれは今後、まことしやかに言われている機動戦士ガンダムリブートの長い長い伏線か?と勝手に考えてみたりして。
オリジン映画化が随分進んで、もう何年目だろう?息の長い公開である。今回は、もう戦闘シーンのてんこ盛りで、正直ドラマ部分はあまり描かれていない。シャアの話もあまりなし。但し、ラストシーンで『神をひれ伏す』だなんて非常に語気の荒い台詞を吐く辺り、この戦闘で人がすっかり変わってしまったというプロットを描きたいのだろう。
エデンクラブで、ハモンがピアノの弾き語りをするシーンは、正直冗長。しかも作画崩壊とまではいかないが、異様に首が長くえがかれていて、まるで亀か蛇女みたいな状態な動きになっているのは気色が悪く、素直に入り込めなかった。
総じて言える事は、今回のパートは、あくまでも『コロニー落とし』という史上最悪の悪行をあんなタンパクに、しれっと流してしまったことに怒りを覚えるほどだ。今現在の世界情勢などとこれ程リンクするパートなのに、『全体主義』という概念をきちんとテーマに盛り込めない、ストーリーの浅さに失望感を禁じ得ない。それを排しても、あんなモビルスーツの性能の紹介や、今まであまりクローズアップされなかった宇宙艦船を引っ張り出してくるのは、もしかしてこれわざと?
いずれにせよ、次回のパートも先が思いやられる一抹の不安である。
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