ハートビートのレビュー・感想・評価
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日系人女優ソノヤ・ミズノの活躍が嬉しい
主演のキーナン・カンパは華があり、バレエは正に本格。なにしろ本業がバレリーナで、これが女優デビュー作なのだ。これからもぜひ映画に出てほしいが、IMDbには今後の出演予定がなくてさびしい。
ヒロインの友人役で、「エクス・マキナ」に出ていたソノヤ・ミズノが好演。彼女もしっかりバレエを学んできたダンサーで、「エクス・マキナ」は台詞のない役ながら、短いダンスシーンで只者ではない動きを見せていた。本作では快活なキャラで、台詞もたくさんあるのが嬉しいではないか。
作品としては、ダンスと音楽の融合、正統と傍流の融合、2つのミクスチャーが鮮やか。フラッシュモブ的な仕掛けも楽しい。
ただ、脚本の練り込みが足りず、キャラの描きこみは浅い。基本的な筋は、よくある若手アーティストの青春サクセスストーリーの枠を出ない。
だがまあ、ダンスと音楽でたっぷり魅せる作品だし、これはこれで好ましい一本だ。
【”バレエ&ヒップホップ&コンテンポラリー&クラシカルダンス&ロックなバイオリン!”今作は貧しくとも夢を持ち、諦めず、そして大切な友人を持つ大切さを描いた多幸感溢れる青春映画である。】
■プロのバレエダンサーになるためニューヨークに上京してきたルビー(キーナン・カンパ:ロシアの名門バレエ学校卒の凄い人。)は、ある日地下鉄でバイオリンを演奏して日銭を稼ぐイギリス人青年・ジョニー(ニコラス・ガリツィン)と出会う。ジョニーは大切な祖父のバイオリンを盗まれた事で、それを探すルビーに惹かれて行くが、ルビーが学校から借りてくれたバイオリンを素直に借りる事が出来ない。
又、その前にジョニーはグリーンカード斡旋の弁護士を名乗る男から騙されており、心が荒んでいたのだ。一方、ルビーも、バレエ及びコンテンポラリーダンスのスキルの伸びしろを厳しき女性校長マリコヴァに叱責され、男と夜遊びばかりして遅刻常習犯のルームメート、ジャスミン(ソノヤ・ミズノ)と共に奨学金資格剥奪のピンチに直面する。
そんな中、ルビーが参加したパーティで、偶々ウエイターのバイトをしていたジョニーと、ルビーに惹かれる同じ音楽院のカイルとが些細な事からバイオリンバトルを展開する。そして、ジョニーは以前からルビーに誘われていたダンサーと弦楽奏者と共演する、優勝者には賞金と、音楽院に通える権利が与えられるコンクールに、彼の階下に住むダンスユニット”スイッチ・ステップ”のメンバーと出演する事をルビーに約束するのであった。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・ストーリーは、王道の青春根性&恋愛映画であるが、その設定が、バレエ&ヒップホップ&コンテンポラリー&クラシカルダンス&ロックなバイオリンという、今まで観た事がないモノなのだが、それが実に良いのだな。
・ルビーは奨学金を貰いながら音楽院に通う身分で、ジョニーに至っては地下鉄でバイオリンを弾いて日銭を稼ぐというビンボーナな若者達が惹かれ合って行くという恋愛映画であり、彼らのライバルになるカイルとエイプリルはお金持ちという分かり易い設定の中、最後のステージが繰り広げられるのである。
・ギリギリでジョニーの盗まれたバイオリンが見つかったり、ジョニーが警察に連れていかれたりとハラハラするのだが、そこはお約束である。ダイジョーブ、マイ・フレンドなのである。
・カイルとエイプリルは、王道の演奏とダンスで審査員達を魅了するが、その後に出て来たルビーとジョニーと、ダンスユニット”スイッチ・ステップ”のステージが、マア格好良いのである。所謂、ボーダーレスなのだが、最初に太鼓を上半身裸体の男が叩き、その後ダンスユニット”スイッチ・ステップ”のコンテンポラリー&ヒップホップ&ブレイクダンスをミックスさせたダンスが披露される中、ルビーは華麗に踊り、高い飛翔のジャンプを見せ、ジョニーはロッカーの如くバイオリンをエレキギターの如く、激しく弾くのである。
・審査員の中には、それを見て眉を顰める人もいるのだが、静寂の後、若き観衆達が立ち上がりスタンディングオベーションを送るシーンは、ムネアツだったなあ。
<今作は、貧しくとも夢を持ち、諦めず、そして大切な友人を持つ大切さを描いた多幸感溢れる青春映画であり、バレエ&ヒップホップ&コンテンポラリー&クラシカルダンス&ロックなバイオリンのフュージョンシーンが、メッチャ格好良い作品なのである。>
音楽どダンスの融合
いまひとつ
親元を離れ奨学生として芸術学校?に入学したルビー。
不安でいっぱいの母娘。毎日電話するね!
ってお母さんに相談したり電話したりするシーンはない。(笑)
ま、そこはおいといて。
別の場所ではバイオリニストを目指す?イケメンニコラスが演じるジョニーが、階下のダンサー達と交流を深めていく。
ひょんなことから2人が出会う。
駅、パブ、そこかしこでダンスバトルシーン。
ミュージカル?ではないらしいが、ヒップホップ?とダンスとバイオリンとの融合?コラボ?は見応えはあった。
ジョニーが家賃を滞納してたり、追い出されかかっていたり。
騙されたというが、そこについては詳しいことがわからない。
ジョニーのバイオリン。→基礎がなっていないらしい
ルビーのダンス。→素質が飛び抜けているらしい
なんとかというグループのヒップホップダンス。→まだ世間で認められていないらしい?
盗難にあったバイオリン。
質屋で見つかったんだよね?
お金はどうしたんだろう…。
ソノヤさん。
知らなかったけど、なんか親しみを感じたのは日本人の血が流れているからだったか。
自由奔放な彼女が何を目指し悩んでいたのか、ただ朝起きたくないからなのか、恋愛に溺れていたからなのか、よくわかりませんね。
見せ場がありすぎて、どこを観ていいのか、何を見せられているのかわからず、忙しかった。
結果あまり入り込めず。
相変わらずニコラスはイケメンだな、と再確認しただけ。(笑)
音楽と踊り
新反則映画。 圧倒的な演奏、主演女優ほかのリアルガチのダンス、もう...
よかった
元々すごい才能に恵まれた若い、しかも美男美女が恋をして、ダンスとバイオリンのパフォーマンスのコンテストに出場するのだが、ご本人なりの悩ましさはあるものの、勝手にやってろと思わなくもない。演奏も踊りもすごくよかった。確かに見ているこっちがその才能を大いに認めざるを得ない素晴らしいパフォーマンスであった。ニューヨークには夢がたっぷり詰まっている感じもいい。
どこでも無理矢理芸術バトル
頑張る若者映画(しかもNYが舞台)、とても好き((。´ω`。))出...
今年の夏も見たい
初々しい青春。〜様々なジャンルの音楽とダンスを融合〜
これは王道ド真ん中
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