奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガールのレビュー・感想・評価
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長い人生、そんな恋愛経験があってもいい。
リリー・フランキーと松尾スズキが区別つかなくてもだいじょうぶだぁー。似たような俳優といえば、安藤サクラと江口のりこも似てるので、間違いやすい。
「私の彼氏DVなの」と告白されたために、守ってあげると言って即付き合うことになったコーロキとあかり。しかしコーロキが職場で浮かれてると、先輩の吉住(新井)が元カレだとわかったのだ。しかし、そんな難局を乗り越えて、仕事にも恋にも打ち込む奥田民生になりたい男コーロキは人生を楽しむ。
猫の話を書いてもらうために美上(安藤サクラ)ともすれ違い。余裕を持っていたら、土日の京都でのデートに間に合わなくなりそうだった。猫を捕まえ、美上に面白い記事を書いてもらえたのに、あかりとは別れることになった。「来てくれてありがとう」といった京都の宿に男のバスローブ姿があった。
そして最後は修羅場。吉住だけじゃなく、編集長(松尾)までもが同時にあかりと付き合っていたことが判明し、キレた編集長が吉住の顔を切り刻んで逮捕。雑誌マレは廃刊に追い込まれた。単に何股もかけていた女や恋愛ものと考えていたら、とんでもない展開に驚いてしまったが、収拾がつかなくなっても綺麗にまとめてあるところはgood。奥田民生みたいに生きられないんだよね。それにしても、水原希子のエロいキスシーンにはドキドキしてしまう。
ヤリたいボーイと思わせガール
Amazonプライム・ビデオで鑑賞。
原作は未読です。
水原希子がハンパなくエロい!
…その一言で本作を説明出来るんじゃないか?(笑)
それはさておき、奥田民生のような生き方に憧れる青年と、彼を振り回す自由奔放なかわいい女の子の地獄のような関係性を描いた映画でした。あかりに振り回されて、コーロキは心身共にボロボロに。挙げ句の果てには、あかりは男に合わせて変幻自在に自分を装えるカメレオン女だったと云うえげつないオチ。クライマックスの修羅場は当然の帰結だったし、そこへ向かうテンションはかなり大根節が効いていて楽しめました。
もしもあかりみたいな女がいたら、絶対好きになってしまうだろうし、コーロキみたいに夢中になっちゃう自信がある。
でも気をつけなくちゃ。エラい目に合うのは確実なんだもんなぁ〜。自制しなければ(笑) …出来るかな?(笑)
――
立食い蕎麦屋でコーロキが号泣するラストシーンを観て、これは恋愛映画ではなく、ひとりの青年の変化と後悔を通して人の生き方について問い掛ける作品だったんだなと思いました。
濡れ場祭り、ありがとう。
・松尾スズキがいい人のまま終わるわけねえんだ
・自分の身を守るために、生きていくために相手に迎合して演じるという部分は、男女問わず誰しもあてはまるところがある
・得体の知れないサイコパスな輩に翻弄されるサスペンスだけど、このサイコパスには誰もが共感できるところがあるのが、おもしろい
・妻夫木くんがかつてのまっすぐな自分をみて泣いているのか、女を思い出しているのか、悲喜こもごもな泣き顔がよかった。しかも場所が吉そば。
・人は人を見たいようにしか見れない
・人を見たいように見ようとして、何が本当かわからなくて、得体の知れない奴に翻弄されまくるって、「三度目の殺人」と同じ構造じゃないか
・今の時代に、ピンク映画を作るとこうなりますという作品なんじゃないか
・エロまっしぐらだとイカ臭い作品になっちゃうけど、奥田民生という要素がそれをいい感じに脱臭してる
軽くて面白い映画
世代的に奥田民生に憧れる気持ちはすごくわかるので、主人公の感情にはすんなり入れた。
とりあえず水原希子が可愛い。スタイルもすごいし、キスシーンがうまくて体はって頑張ってるのが好印象でした。色気はもう少し欲しいかな。やっぱりモデル的な可愛さなので。
妻夫木聡も良かったし、最後に成長して彼なりの奥田民生になれたところがいい終わり方だなと感じた。
イケメンや美女に振り回される恋愛をした人って結構いるし、こういう感じなんだなーと参考になった。
内容すかすか
愛憎劇も、普通のエロシーンも、
奥田民生語るシーンも、
全体的にどれも痛々しい狂気に満ちてて
しんどくなった。
2倍速鑑賞。
ていうか、民生関係あった?
奥田民生に憧れる編集者が
ガジェット雑誌からライフスタイル雑誌に異動。
クライアントブランドのプレスと恋愛関係に。
その雑誌の先輩編集者、編集長も
そのプレスと恋愛関係を持っていた。
痴情のもつれで
編集長は先輩編集者をナイフで切りつけ逮捕、
先輩編集者は退職、
プレスは名前すら偽名で消息を絶った。
事件は表沙汰になり、雑誌は廃刊。
その後プレス同様、
相手の望む自分を演じて仕事をこなしていくことで
実力をつけた編集者は、
民生になりたいと思っていた頃の自分と
現在の自分を比べ…。
江口のりこと安藤サクラ、
安定安心の演技力。
妻夫木聡も、
気持ち悪い役を本当に気持ち悪く演じられるし
いいキャストだったんだと思う。
奥田民生に惚れ込んだエピソードが少なすぎて
民生の魅力全然伝わってこないし、
本当に上辺だけで民生っぽさで
主人公痛すぎた。
さすがに松尾スズキとのキスシーンはないんだ、、
っていう。
変なタイトルと思ったけど面白かった
期待しないで見たら、面白かった。
あかりみたいな適応能力高い子っているなあって思った!悪気は全然ないからモテるモテる。
奥田民生に憧れている設定がそもそも斬新だったかも(失礼だけど)
最後に編集長もバトルに加わった時、思わずお前もかー!っと思ってしまったw
民生ファンです
僕は小学生の頃からの民生ファンで現在31歳です。ちなみに大根さんはモテキを見てたのでわりと好きです。
主人公の設定と結構近いので、民生ファンを公言した時の周りのリアクションが「あるなぁ~」って感じです(笑)
674、ハネムーン、海へと、と選曲も民生ファン的にはニヤリです。というか民生ファン以外はこれをどう見てるのか!?(笑)
思った通りのサブカルデートムービーで展開も予想通り、大根さん的なキスシーンの嵐も良かった(笑)
ただ、顔切られるシーンはびっくりしました。こうゆうこともやるんですね。
そして、最後のまとめは思ったより突っ込んできたなと
曲は、どストレート素晴らしい日々でも良かったんじゃかな、ユニコーンだけどね
恋愛映画はほとんど見ないけど、僕も素敵な彼女が欲しいと思える映画でしたよ。
タイトルほど奥田民生は出てこなかったけど軽く見れて面白かった
男の人ってあかりみたいな女の子が好きなんだろうな、と女の私は思った。でも、この映画の水原希子はほんと可愛かった。女子会でみせるあかりと男の人の前でいるあかり。あかりは魔性の女なのかもしれないが、常に相手の求めていることを行なっているだけなのかもしれないな。主人公はあかりに振られたあと、相手の望むように人と付き合っていけば良いことを学ぶが、それ、辛いんだろうな。
魔性の女
その人の求める人を演じて一緒にいてあげるっていう魔性の女の映画でした。
だから全員が全員ひっかかってます。
その人の求める顔をすればいいっていう知恵を身につけて、昔のあのまっすぐだった頃の自分を思い返して泣いてるシーンでラストは終わりました。
予測してた映画とは少し違った雰囲気の映画でした。
水原希子さんや、妻夫木聡さんが好きな方が見たら大量のキスシーンがしつこいほどあるので、楽しいかもしれませんね。笑
奥田民生じゃないボーイは狂わせガール見てるだけでいいや
奥田民生にライフスタイル誌業界。
自分には全く無縁な二つ。
そもそもそういう系列の雑誌は読まないし、奥田民生の名や曲も聴けば知ってるけど…、まあそんなレベル。
だから本作を見て面白さが分かるのかなぁと思ったけど、それはそれ、これはこれ。
“奥田民生になりたいボーイ”は絶対必要不可欠な要素には思わなかったけど、“出会う男すべて狂わせるガール”にホント狂わせられっ放しのラブ・コメディ。
とにかく本作は、水原希子に尽きる。
世間じゃ尋常じゃない嫌われ&叩かれっぷり。
「ブス!」「性格悪そう」「大嫌いッ!」はもはや彼女のキャッチコピー。何をやってもアンチ派から“支持”。
映画がヒットしなかったのも水原希子が出てるからなんて言われる始末…。
果たしてそれはちゃんと作品を見た上で言ってるのか疑いたくなるが、本作に於ける水原希子の魅力&存在感は見事であった。
決してズバ抜けた才能を持つ女優ではないが、時々光る時がある。
デビュー作の『ノルウェイの森』、『ヘルタースケルター』は出番はそれほど多くなかったがあるシーンでは沢尻エリカを圧倒し、本作は間違いなく代表作になるだろう。
演じる美人ファッションプレス(って言うか、ファッションプレスって何だ??)のあかり。
この魔性の女っぷりは、計算か、天然か、地か。
小悪魔のようであり、強か。
ちょっとオツムが弱そうに見えて、デキる女。
ツンデレのようであり、かまってちゃんであり、実は世渡り上手で、それがまた男心をくすぐる。
モデルでもあるので、着こなすファッションはどれもこれも見事に合う。
あのピチピチジーンズのヒップは男なら誰でもクギ付け必至!
そんで、チュッチュッチュッチュッチュッチュッチュッチュッしまくり。
しかも一つ一つが結構激しいディープで、よくここまでエロく大胆にやったもんだ。
男ってやっぱこういう魅力やギャップに弱いんかね。
また、これまでクールなイメージだった水原希子の新たな一面も見れて、これもまたギャップであった。
実質主人公は妻夫木聡演じるコーロキ。
妻夫木のヘタレ男子っぷりがもう鉄板。見てて(褒め言葉で)情けないくらい。
にしても、一癖二癖三癖ある登場人物たち。
問題児ライターのリリー・フランキーはマジでイラつかせるし、頼りになる先輩・新井浩文&尊敬出来る上司・松尾スズキは実は…。
水原希子演じるあかりが“狂わせガール”なら、安藤サクラ演じるコラムニストもある意味そう。超奇人変人だが、このキャラ嫌いじゃない。
実名出しのサブカルが楽しい。
馴染み薄の奥田民生だが、コーロキの心情とリンクする曲の数々は魅力。
大根仁監督はこういうジャンルは十八番だね。
あかりの影に一人、二人、男の気配が。
コーロキの恋の行方は…?
この結末はまさかの展開。
魔性の女と翻弄された男たちって、怖っ…。
単なる快テンポのラブコメってだけじゃなく、しっかりコーロキの成長や仕事への取り組みも描かれていたのも良かった。
ある時コーロキは、あかりと京都旅行を計画。仕事も余裕で終われる筈だったが…、例のコラムニストの原稿が届かない。(〆切遅れ常習犯)
あかりとのイチャイチャか、仕事か。
コーロキが優先したのは…、これは間違っていない。
それが、大人だ。
相手の事も勿論大事だけど、それでワガママ言うんだったら、自己チューで理解が無いとしか思えない。
ラスト、まあ色々ひと騒動あって、コーロキはそれなりの“大人”に。
端から見れば、憧れていた奥田民生みたいな着飾らないカッコいい大人。
が、本人の胸中は…。
恋に狂い、仕事をし、憧れの奥田民生には程遠い。
でもそのがむしゃらが、憧れとはまるで違うけど、あれはあれで一生懸命頑張ってた。
あの頃、俺は、カッコ悪いけど、民生だったんだ…。
意外や余韻残る終わり方でもあった。
男を虜にする“狂わせガール”。
もし自分だったら、付き合うのは勘弁、見て目の保養にするだけでいいや。
身も心も持たなそう…。
TOHOシネマズ新宿にて観賞
妻夫木聡の主人公が女に振り回されながらも、かなりキッチリやるべき仕事を完遂させているところ、『モテキ』の反省があるのかなと。
大根監督もこなれたもので、盆百の恋愛(または艶笑)コメディとは一線を画す出来だ。
「出会う男すべてを狂わせるガール」の獲物が見た目からしてショボクレばかりで諱負けしてるのと、お約束の大情報オープニングが早くもダサくて気恥ずかしいのは残念。
やっぱり女優陣が良い
女性から見ても、水原希子が凄く可愛かったです。特にJBのマネするとこなんて、最高。可愛い女性って、女子会とかでは、可愛いままじゃダメなんですよね。可愛いくて、面白くなきゃダメ。そして、安藤さくらもやっぱり良いですね。本当、素晴らしい女優だと思います。
コーロキは、自分の気持ちが優先ですが、あかりは、男の妄想を優先して生きています。スネ夫が好きと言ってる通り、損得勘定だけなんですよね。だけど、コーロキも気がつくと周囲の評価を優先するようになってしまった。そんなコーロキが蕎麦屋で泣き出すシーンは、そうじゃなかった過去の自分を回想してしまったのではないでしょうか。
面白かったのですが、ラストの男達の対決が唐突すぎて残念でした。そこが何とかなれば、良かったのに。
拘るか合わせるか。
ユニコーン時代からの民生ファンには彼の楽曲が流れるだけ
で楽しめる作品だったが力まないカッコいい大人の象徴が彼
というのはちょっと謎だ。そう見える憧れの対象というのは
分かるが、民生だって力んで曲作りするんじゃないかと思う。
イメージの先行がコーロキの女性選びにも反映しているのが
笑えた。その悪女の対象とされるあかりだが、こんな女なら
沢山いるんじゃないの?と思うくらい男にモテる理由が単純。
まずエロい。男心を擽り、コロコロと順応していく狡猾さに
駆け引きの巧さ。やっぱりこういう女が好きだよねー男って、
を絵に描いたような女性なので分かりやすい。しかし自分と
だけ付き合っていると思い込んでいる男達の後の暴走は痛い。
特に新味のない展開に存在感を持たせる安藤サクラの登場で
猫探しに付き合う編集者を神様のように見つめる姿は印象的。
個人的には男女の連絡相違が一番参考になった。待ち合わせ
に遅れるなど緊急を要する連絡に於いて男はあのタイミング
まで連絡しないのかと分かったことである。まさかの仕事に
忙殺されたコーロキは決して悪くない。だが連絡をもらえず
待たされる側の不安を考えれば見た時点で一度連絡を入れる
のが筋だと思う。晩飯要らないからと連絡しないお父さんが
帰ってから奥さんに「どうして連絡くれないのよ」と怒られる
のはそこなんだよと頷いてしまった。民生ならどうするかな。
狂わせるガールに色気が絶無
大根仁監督作品を観るのは『バクマン。』『SCOOP!』に続いて本作が3作目になる。
映画として平均以上の作品に仕上げてくるのはさすがである。
ただ大事な「狂わせるガール」は水原希子で良かったのだろうか?
水原がきわどい下着姿になっても全く色気を感じなかった。
じゃあ、彼女の変わりに誰がいるのか?と言われると困ってしまう。
これは日本の芸能界全体に言えることなのかもしれないが、スタイルが良くて透明感のある女優は腐るほどいるのだが、正直色気のある人はあまりいないように思う。
特に若手にいない。
世間には別に美人でもない上にスタイルもそれ程良くないのに妙に色気のある女の子というのが確実に存在する。
天性なのか生きている間に身に付けたのかそこら辺は良くわからない。
たまにBS放送で『御家人斬九郎』を観たりすると、若い頃の若村麻由美に美しいだけでなく匂い立つような色気を感じる。
時代劇なので日本髪や着物を着ていることも加味されているのかもしれないのだが、1つ1つの挙措も美しくそこには色気だけではなく気品も感じる。
水原と同じく東アジア系と白人のハーフでも若い時のジャネット八田の方が色気があると思う。(比較対象が古くて申し訳ない)
彼女もBS放送の萬屋錦之介版『鬼平犯科帳』の1エピソードで見つけてこんな色っぽい人がいたのか?と驚いた。
さすがに現在はお年を召してしまっただろうが、元プロ野球選手の田淵幸一の奥さんであり、フジTVアナウンサーの田淵裕章の母親である。
実相寺昭雄監督作品の『あさき夢みし』でまさに艶技を見せているようなのでいずれは観てみたい。
また冗談抜きで色気だけなら、水原よりもお笑い芸人である相席スタートの山崎ケイの方があるように思う。
それに現実のもてない男たちは水原ではなく山崎のようなタイプの女の子に騙されるように思える。
巷の犯罪をよく思い出して欲しい。
誰もが木村佳苗の顔を見て、こんな女に6人の男が総額2億円も騙し取られた上に殺されたのか、とわが目を疑ったはずである。
彼女はあらゆる面で男を歓ばせるテクニックに優れていたという。
テレビや写真では全くピンと来ないが、もしかすると目の前に立つとそういう魔性のオーラみたいなものを感じさせる女性なのかもしれない。恐ろしい!
本作を観る限り、水原の演じた天海あかりに関しては、付き合うまでは彼女のわがままに我慢はするだろうが、いざ付き合ってしまえばその言動から確実に嫌気が差すタイプに思える。
それに意外にあっさり肉体関係に持ち込めてしまうのもなんとなく拍子抜けしてしまうだろう。
最後に3人で争うほど男をつなぎとめる色気のある女性には思えない。また振られてもお前が好きだ!という馬鹿な男が3人も集まること自体がまれである。
渋谷直角の原作はあかりの内面に踏み込んでいるらしいのでそこに納得のいく説明がされている可能性はある。
ただそれを説明するのは映画的でないとして描かなかった大根の判断は正しいと思う。
だからこそ水原のあの全く色気のないケツじゃ駄目なんだ!と思う。説得力がない!
本作には水原のわざとらしい演技が合っていたのは事実である。ただ残念ながら「狂わせないガール」だ!
妻夫木聡の演じた情けない男に異論はないが、奥田民生になりたいと思ったことも特別奥田に惹かれたこともないのでよくわからない。強いて挙げるなら本作の中で登場した『夢で逢えたら』とか良く観てたなぁぐらいである。
リリー・フランキー演じる話を聞かない自分勝手なフリーライターや気まぐれコラムニストの安藤サクラなど個性的な面々が登場して笑える箇所がいくつもある。
また最後で松尾スズキが新井浩文の顔を十文字に斬りつけてしまうシーンなど、間抜けな男たちの行動の数々にも笑ってしまう。
でもやっぱり水原がなぁ……もう言うまい…
大根は『バクマン。』でも、原作では添い遂げる設定の主人公と彼女を別れさせたり、本作のように女の手玉に取られる男たちを描いたり、『SCOOP!』も結局は福山が死んだことで男女は離ればなれになってしまう。
何か女性にトラウマでもあるのだろうか?
とはいえ、ある意味男の悲惨さを描いているのに暗くなり過ぎず、どこか明るい映画にし上げる手腕はさすが大根である。
色気のある若手の女優か〜、う〜ん、いるのかな?
前述した実相寺や鈴木清順など艶のある女を撮り続けた監督が今の日本の女優を使って同じように作品を創りたいと思うだろうか?
はなはだ疑問である。
美上さんとはなかよくしたい。
水原希子ちゃんはあかりを好きにはなれなかったのではなかろうかと思います。こんな女に共感できないよね。なのに頑張ったねえって思いました。
あかりは、コーロキに対して私の気持ちを全然考えてくれてないって言ってプリプリしてたけど、あかりも相手の気持ちを無視しているときがあるじゃん。
まあ、会ってる時は、相手が喜ぶように演じてあげてたっぽいけど。
コーロキは、どこから突っ込んで良いかわからんくらいに中身のない男に見えました。あかりの見かけに欲情しただけのくせに、その肉体への執着を恋とか愛とかキレイゴトにしやがって。地獄へ落ちろと思いました。
三年後に筆名を使ったかっこよさげな編集者になって、すれ違うあかりを見送る、ってねえ…
松尾スズキ編集長の昔の思い出リフレインですか。だっせーーーー、の一言ですよ。
コーロキも吉永も編集長も主要登場人物の男性はみんなクソだったし、あかりも好きになれない女性でしたが、安藤サクラ演じる美上先生が最高で、美上さんの魅力が鑑賞の喜びでした。
猫にサッカー選手の名前つけてる海外サッカーと猫が好きなくせのの強い作家w
最高です。
美上さんとだけは仲良くなりたいと思いました。
水原希子の演技が
観始めは水原希子さんの演技が気になってしまい、イマイチに感じたが
妻夫木さんや、他の出演者の方達が味を出してくれたので後半はわりと楽しめました!
やっぱり新井浩文さん良かったナー
大根監督の演出好きですー
深夜ドラマみたいに薄いストーリー
「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」見て参りました。
大根作品はつまらないとは思わないけど、ストーリーが少し雑だから嫌いです。雑なストーリーを、突飛なキャラクターや展開で誤魔化してる印象をいつも感じます。
今作も、薄い話を水原希子のエロさで強引に引っ張ってますよね。実は裏ではこうでしたってラストの対決も、深夜ドラマみたいに寒い展開。こんなん見せられるとかなり辛いです。
水原希子は頑張ってたけど、キャラクターに腹が立ちますよね。品川で新幹線乗れなかったのはしょうがないよ。すごくイライラして途中で帰りたくなりました。
総じて、かなりの駄作です。民夫の曲は最高、水原希子も頑張ってる、リリーフランキーもいい味出してる、妻夫木も安定してる。ピンポイントでは評価できるけど、1つの物語としてはガタガタです。安藤サクラのスピンオフが見たい。
娯楽映画としてはいい感じ
「家族はつらいよ」に並ぶこういう系列の作品の妻夫木くんは、安心できますね。
様々な役どころに挑戦し続ける彼ですが、「悪人」、「怒り」、「ミュージアム」、「愚行録」などの役どころは強烈過ぎて、まさに挑戦してる感満載。
それでも、やっぱり役作りは確かなんですよね。
どの作品を観ても、この人は上手いと感心させられるし、仕事に対する誠実さを感じます。
奥田民生のようにさらっとカッコ付けずに生きていきたいと憧れる割には、恋に狂ってしまった弱くてダサい青年を笑ってしまうような軽さで演じていますね。
「ノルウェイの森」で衝撃的だった水原希子ちゃん、あれから随分経って大人になりましたね。
この嫌ほど出てくるキスシーンは体当たり演技ですよね。
普段からもしかしてこんな風に生きてるんじゃなかろうか…
と思えるくらいピッタリはまった役どころでした。
相手の出方に合わせて、七変化しながら世の中を渡っていく逞しさ。
エ~ッと思ってしまいますが、そこには彼女なりの哲学があるようです。
これはこれでスッバラシイ~。
恋にボロボロになっても仕事だけはキチッとこなしていく編集者の妻夫木くん。
ここにリアリティがありました。そうそう社会で生きていくってそういうもんだよね。
傷ついた心を、仕事が助けてくれたりもする。
同僚の恋敵役の新井浩文さん、上司役の松尾スズキさん。
かなり素敵でした。
脇役のリリーフランキーのハッチャ気振りも面白すぎたし、天海祐希も面白かった。
そして、何より安藤サクラちゃん、最高!
この人は何を演じてもホ~ッと思わせてくれますね。
妻夫木くんと二人、夜の公園で猫を追い回すシーンはアッパレでした。
ラストの男三人の対決シーンにはちょっと引いてしまいました。
斬ったり刺したりは、ちょっとこの映画の展開にはふさわしくなかったような…
こんな風に恋に破れて、一生独身で過ごす…なんてことになれば、
恋なんてするもんじゃあないよ、というオチで終わってしまいますが、そうではなかったことに救われました。
酷評する人も多いようですが、私は2時間、結構楽しめました。
娯楽映画としてはいい線行ってると思います。
妻夫木くんの作品の中では好きな部類に入りそうです。
全33件中、1~20件目を表示