「拘るか合わせるか。」奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
拘るか合わせるか。
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ユニコーン時代からの民生ファンには彼の楽曲が流れるだけ
で楽しめる作品だったが力まないカッコいい大人の象徴が彼
というのはちょっと謎だ。そう見える憧れの対象というのは
分かるが、民生だって力んで曲作りするんじゃないかと思う。
イメージの先行がコーロキの女性選びにも反映しているのが
笑えた。その悪女の対象とされるあかりだが、こんな女なら
沢山いるんじゃないの?と思うくらい男にモテる理由が単純。
まずエロい。男心を擽り、コロコロと順応していく狡猾さに
駆け引きの巧さ。やっぱりこういう女が好きだよねー男って、
を絵に描いたような女性なので分かりやすい。しかし自分と
だけ付き合っていると思い込んでいる男達の後の暴走は痛い。
特に新味のない展開に存在感を持たせる安藤サクラの登場で
猫探しに付き合う編集者を神様のように見つめる姿は印象的。
個人的には男女の連絡相違が一番参考になった。待ち合わせ
に遅れるなど緊急を要する連絡に於いて男はあのタイミング
まで連絡しないのかと分かったことである。まさかの仕事に
忙殺されたコーロキは決して悪くない。だが連絡をもらえず
待たされる側の不安を考えれば見た時点で一度連絡を入れる
のが筋だと思う。晩飯要らないからと連絡しないお父さんが
帰ってから奥さんに「どうして連絡くれないのよ」と怒られる
のはそこなんだよと頷いてしまった。民生ならどうするかな。
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