「人情味という最高のスパイス」続・深夜食堂 つなやんさんの映画レビュー(感想・評価)
人情味という最高のスパイス
いい余韻が残る3本のオムニバス。1話目は、女性編集者の話。佐藤浩市の「苦しい時に生きる姿勢を変えてはいけない」という言葉が印象に残る。オチを見れば、その言葉も哀愁が漂うが。2話目は、蕎麦屋の息子と母親、そして息子の年上の恋人の話。親離れ、子離れ、家族や愛しい人を思う気持ちが伝わる。3話目は、来て来て詐欺にかかった老婆の話。多部未華子の「マスターに世話になった分、誰かにも優しさをおすそわけしたい」という人情味が心にしみる。どんな境遇にあっても卑屈にならず、善いことを貫ける人間でありたいなと思う。
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