「右京さんの正義」相棒 劇場版IV 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断 rielさんの映画レビュー(感想・評価)
右京さんの正義
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全編通して杉下右京の正義がこちらに伝わってくる。
ラスト、真犯人と対話するシーンは流石右京さん...という感じ。その真摯で厳しい正義感に心打たれ、少々涙腺を刺激された。
戦争の哀しさ、二度と起こしてはいけない過ちであることを切々と説く作品に仕上がっている。この時勢だからこそ観られるべき作品だと思う。
戦時中、国に見捨てられたのに其の国を、国民を見捨てることが出来ない男のやるせなさ、葛藤が哀切を極める。
捜査に協力するのを拒みつつ、いつの間にやら右京さんペースに乗せられる?米沢さんや、相変わらず飄々と軽やかに立ち回る神戸くんを見られて嬉しかった。やはりかつての人気キャラクターが恋しくなってしまう。
イタミンの驚き顔は「ONE PIECE」のエネルやペローナ並みの目と口の開き様で噴飯もの(笑)
犯人グループと対峙した芹沢&イタミンの破れかぶれの奮闘ぶりもなかなか良かった。
これらのキャラクターに比べると、冠城亘はちょっとキャラが弱く感じる。「右京さんの相棒」という感じもまだまだ弱いし...
それはともかく、観てよかったと思える良作だった。
やはり相棒好きだなぁ。
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