「サシなら負けないシスコン」KARATE KILL カラテ・キル くまさんの映画レビュー(感想・評価)
サシなら負けないシスコン
頭のおかしい集団から妹を助ける為にお兄ちゃんが空手でバンバン敵を倒していく映画
最初は痛め付ける程度の攻撃しかしないけど中盤からはもう容赦なく敵を殺す。
一般人にはあまり関わり無い非日常のものである人殺しという行為を躊躇なくするが、吹っ切れてる方が観ていて清々しい。
大技で倒すようなパフォーマンスは無しに的確に最速に急所をついて敵を倒していくのがとても実践的で感心します。
敵もわかりやすい完全悪なのに、後半はどちらが悪かわからないぐらい主人公は敵に容赦しない。強い。
最初から非常に緊張感があり、中盤のラブシーン以外は良い緊張感が最後まで続く。
休憩?そんなの…この映画には無いよ……あってもバーコードくらいかな…
剣豪と戦うシーンは音楽とも相まってとてもハラハラします。
ボスとの戦いで主人公は感情を爆発させるのですが、一騎討ちの体勢になった時の主人公は完全に獲物をロックオンした野生の獣で、ボスは蛇に睨まれた蛙状態なのが面白い。
緊張感ではなく高揚感に包まれる爽快なシーン。その時の主人公は一番輝いて見えます。
救出対象の妹は囚われた相手が悪かったので清純性は皆無。
というより、妹役の人がAV女優なので「とりあえず脱がせるとこで脱がしておく」感じがする。
最初は隠しておいて、徐々に露出していった方が注目しちゃうんですけどねぇ
モロよりチラリズムのが個人的に興奮しますし
あまりにも堂々と乳房を出され続けるので随分と女優さんの扱いが雑だなぁと感じました。
他の普通の女優さんはわざわざ乳首にテープを貼ってまでガードしてるのに、この差は何?
脱げる女優なんだからもっと価値ある使い方をしてほしかった。
可愛かったので好きですけどね。
主人公と共闘する女性もぽっと出てぽっと消えるので「あぁ、ラブシーンを入れたいが為にこの女性を起用したんだなぁ」と感じられました。
AV女優経験のある方だからといってわざわざ脱がさなくてもいいのにね。
彼女は主人公の怒りを増幅させる役目もありましたが、そもそも主人公は彼女を意識してるような素振りは一度も見せなかったので、彼女が殺された時に怒りを露にした彼には正直こちらの感情が付いていけません。
もっと彼女を気に掛けたり愛してるようなシーンを入れたらわかるんですけどねぇ…非情に残念
敵の狂った集団は残虐な行為をしてる側なのに自分達がヤられると途端に脆くて、そこが無性に可愛くて面白かった。
脚本がいまいちで評価しようがなかったのですが戦闘シーンは観ていてとても楽しかったので★4つで
脚本と監督を同じ人がやると浅い物しかできないし、俳優さんが台詞をちゃんと言えてないシーンをOKで通しちゃうような人はやめた方がいいと思います。
観ていて何回かそういうシーンがあったので
俳優陣の足を監督が引っ張ってる気がしました。