お嬢さんのレビュー・感想・評価
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部ごとに変わるお嬢さんのイメージ
日本統治下の韓国を舞台に三部構成で描く官能サスペンス。
第一部はスッキ視点で物語が進み、第二部で種明かし、そして第三部では更にその先へ。
三部構成というのが上手く効いていて、第一部だけでも見応えがありますが、やはり第三部まで観て完成する映画でした。
パク・チャヌク監督作はオールド・ボーイに続き2作目でしたが、オールド・ボーイほど重たい話ではなく、日本と韓国の物語なので、韓国の俳優さん達が辿々しいながらもとても上手い日本語を頑張って話されていて、スッと話に入っていくことができました。
オールド・ボーイでもそうでしたが、少し普通(といったら失礼かもしれませんが)の形の愛ではないマイノリティ的な部分を描くのが上手いですね。
それにしても、キャスティングが素晴らしかったと思いました。
お嬢さん秀子のあのなんとも言えないエロティックな感じだったり、スッキの貧しくも純粋で普通の少女感、藤原伯爵の何を考えているかわからない詐欺師っぽさ、上月のエロオヤジといった風貌。
どの役者さんも体当たりで、役のイメージにぴったりで感心しました。
最後まで展開が読めず、二転三転するストーリーは流石韓国映画といった感じです。
桜や草原から日本風の建物まで映像も結構綺麗でした。
美人ではない・・・(-_-;)
「アガッシ」で良くない?
タイトルの話。「アジョシ」があるくらいだし、「アジョシ」とは全くジャン違うけど。
他はケチのつけようが無いと言うか、凄いもん観せられた。圧巻渾身のパクチャヌク作品。
先ずパクチャヌク作品には独特の雰囲気をいつも感じる。今回もその調度品とか屋敷から、「イノセントガーデン」を思い出させる。屋敷の佇まいも変な作りなんだが良い、とにかく良い。
次に演者。ハジョンウは飽きるくらい観てるが、今回はその役も相俟って大物感が漂う。
でキムミナですが、この方「泣く男」で初見でしたが、良いように言えば松嶋菜々子似、かな〜?くらいで、正直自分にはかわいく見えないんです。
そうそう、一生忘れられない映画「オアシス」で脳性麻痺の役だった天才ムンソリが出てたのは嬉しい。
でもやはり今回は、メイド役のキムテリに尽きるんじゃないですかね。
韓国の美女って大体鼻がとんがっていてキツイ感じが多い中、あんな素朴な美女をよくぞ見つけてその上であの役であんな事させるんかい!、とこの作品の主役である彼女はこれから多数出演していくであろう、というか彼女を使いたくなる製作者が増えるであろうと思われる。
ストーリーは「JSA」や「暗殺」の方が壮大だし面白いが、
この作品はネタバレもそうだが、他人に説明出来ないからこそ是非観て欲しいし、観て損しない一本である。
映像美は満点 ストーリーも秀逸 なのにイマイチ好きになれないのは ...
原作未読だったので……驚愕した! そして蛸!
「お嬢さん」は狙われる!
文盲多すぎ
自国批判できない韓国の限界
映像が美しかった
評判ほど楽しめなかった
画が美しい映画。
常に中心に据えられた女優さん2人も美しい。
未だ男女間格差が激しいと言われる韓国社会に対してのメッセージ性も垣間見え、社会的テーマと性をうまく結びつけた脚本は高評価。
エロ描写も本当に綺麗に撮られており芸術的で、海外の批評家筋から高評価されたのも頷ける。
欧米の映画でこの撮り方はなかなかできないだろう。
しかし、何故キャストに日本人を全く使わなかったのか疑問。
あのたどたどしい日本語の朗読はお世辞にも日本人が「素晴らしい」と言えるレベルではない。
あの日本語とそこまで捻りのないサスペンス要素が相まって、エロ劇画的な印象が強くなり過ぎた感あり。
話題性が評価に先行した感のある、お上手な映画です。
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