「MCUとアベンジャーズへ3000回の愛をこめて、アッセンブル!」アベンジャーズ エンドゲーム 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
MCUとアベンジャーズへ3000回の愛をこめて、アッセンブル!
今年の超待望作の一本だが、心の何処かでは本作をまだ見たくなかったという本音もあった。
何故なら、本作を見たら何人かのヒーローと別れを告げなければならないからだ。すでに何人かのヒーローが本作を以てシリーズから卒業する事を公表している。
もう彼らの活躍が見られない…。
しかし、ヒーローは必ず、最後の闘いを迎える。ウルトラマンだって、仮面ライダーだって。
遂にアベンジャーズにもその時が来たのだ。最後の闘いの時が。
ネタバレは絶対厳禁。詳しい内容や核心に触れず、果たしてレビューになるのか不安だが、
『~インフィニティ・ウォー』の衝撃のラストから待ちに待った一年。(苦行ですらあった)
11年22作の集大成。一つの区切り。
その感想は…
感無量…。
この壮大な興奮と見応えと感動とフィナーレを詳しく言えないのがもどかしい!
それでも、言葉を慎重に選び、頭を悩ましながら、感想を。
まず、MCU最長の3時間。
堂々たる3時間。開幕から最後まで全く飽きず、話や展開に釘付け。
見せ場的には3つに分けられていたと思う。
前半はサノスの野望が果たされ、全宇宙の人口が半分となり、仲間や愛する者たちを失ったヒーローたちの喪失、悲しみ、そして再起。ヒーローたちが置かれた状況、心情がじっくり描かれ、このドラマ部分も見応えあった。
中盤は遂に世界と仲間たちを元に戻す一か八かの方法を見付け出し、全てに代えても挑む。この方法、あるあると言えばあるあるの掟破りで、少なからず辻褄合わず無茶苦茶でもあるが、これまでシリーズを見てきた人にとっては最大のお楽しみ。繋がりや伏線も総回収。前半でえっ?と思うくらい呆然と呆気ない退場したあの最凶キャラも再び脅威として立ち塞がる。
そして後半は言うまでもなく、ラストバトル。
確かにアクションの見せ場は『~インフィニティ・ウォー』の方がボリュームたっぷりだった。それは仕方ない。『~インフィニティ・ウォー』は最凶の敵サノスと他のヒーローとの合流で必要だったからだ。『~インフィニティ・ウォー』と比べアクションの見せ場が少ないのは想定の範囲内だった。
しかし!クライマックスのそうきたか!これでもか!の大バトル。もう、入り乱れて誰が誰だか分からなくなるくらい。
そう、やはり最後は『~インフィニティ・ウォー』を上回るアベンジャーズvsサノス軍団のこの壮大な闘いが見たかったのだ!
こういうのはいつの時代も万国共通♪
『~インフィニティ・ウォー』では不参加だったヒーローたち。
初登場?…いや、再登場の“ローニン”。(出来れば真田サンをあんな使い方して欲しくなかった…)
一体どうやって量子世界から脱出出来たのかのアントマン。本当に彼の存在が一つのキーだった。
思ってたより出番は少なかったが、ひと度出れば圧倒的な心強さと頼りがいのキャプテン・マーベル。
その他、これまでMCUを彩ったゲストキャラが思わぬ所で形で再登場し、ニヤリとさせる。ある方法を用い、各々の再会(特にあるヒーローと母親)は感動的でもあった。
あの『~インフィニティ・ウォー』のラストを受けて、今回はどんなに重く暗い話になるのかと思いきや、ユーモアもいっぱいなのはさすがのMCU! 緑の超人だけじゃなく、雷神様までお笑い担当に…!?
そして、遂に迎えた結末。何人かのヒーローにとっての最後。
やはり何かしらの犠牲なくして今回の闘いは成し遂げられないと思っていた。それは確かにそうであった。
しかしそれは、悲しみだけではなかった。仲間と世界の為。彼らの姿は涙ナシには見れなかった。
見る前から…と言うか、去年の『~インフィニティ・ウォー』を見終わった直後から、どういう結末を迎えるかあれこれ色々想像したが、
多少当たったり、意外性あったり、色んな意味で我々の期待と予想と楽しみを超えてきた。
語りたい事は他にもいっぱい。決裂したあの2人の久し振りの再会と和解、キャプテン・マーベルを筆頭にした“最強女子ーズ”、スタン・リー御大最後の出演シーンなどなどなどなど!
嗚呼、もう、本当に、この興奮をどう伝えたら!
ただ一つ言えるのは、
11年22作、このシリーズを見続け、追い掛け、本当に良かった!
MCUとアベンジャーズへ、3000回愛と感謝を伝えたい。
超話題作故、必ずひねくれ意見も沸いて出る。
シリーズを見てない者の楽しみを半減させるような気配りに欠けた上から目線。
シリーズを見てない/興味無いくせに、リア友の「最後誰死ぬの?」「結末だけ教えて」。
最も許し難いのは、すでにネット上に出没している悪質極まりないクソバカネタバレ野郎ども。
一体、こういう輩は何様なんだ?
楽しみを奪っといて、何が面白いんだ?
…いや、寧ろ哀れで同情する。
きっとこいつらには味わえないからだ。この興奮と面白さと万感の思いと感動を。
日本では間もなく平成から令和に変わるこのタイミングに公開されたのも何が不思議な縁を感じた。
本当に一つの物語、一つの時代が終わった。
しかし、これでこのシリーズが終わる訳ではない。この夏には『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』も公開されるし、ヒーローの単体作は続いていく。
アベンジャーズは最後の闘いを終えたが、MCUは終わらない。
そしていつかはきっと、新たなメンバーによるアベンジャーズが…。
我々はその時を待っている。待ち続ける。
その時まで、
MCUよ、アベンジャーズよ、フォーエバー!
※9月4日、レンタルで再見。
レビュータイトル、少々変更。
やはり、クライマックスのキャップのあの台詞とシーンにしびれたので。
本作のタイトル、『アベンジャーズ/アッセンブル』でも良かったと思う。
…でも、それだとネタバレか。
近大さん
みかずきです
インフィニティウォーを観た時は、ここまでアベンチャー達を絶望的な状況に追い込んで、最終作はどういう展開にするか不安になりました。
本作は、その絶望的状況の喪失から再起への前半でヒーロー達の心情をしっかり描いてくれたので、怒涛の後半が際立ったと思います。
マイナスからスタートしたので、怒涛の後半がより際立ったと思います。
最終作に相応しい作品でした。
では、また共感作で。
ー以上ー
罪作りなレビューですね、もう‼︎
今はラグビー🏉ワールドカップに集中し
たいのに、また見たくて仕方なくなっちゃうじゃないですか‼︎
ラグビーに興味なかったら申し訳ないのですが、この作品とレビューは間違いなくオールブラックス級だと思います。
同感同感同感です!
見てもいないのに評論家気取りの勘違いしたやつとかネタバレして優越感に浸りたい自己満のやつとか
我々映画好きがなぜ奴等にビクビクせねばならないのか?
とにかくネタバレする前にこの作品を見れてよかった!
コメント書くの見習いたいです